2022年東大理Ⅲ合格者数が多かったのは桜蔭・灘
2022年東大理Ⅲ合格者を10名以上輩出した国公立・私立高等学校2校
2022年に東大理Ⅲ合格者を10名以上輩出したのは、関東エリアの私立中高一貫女子校のトップ校、桜蔭中学校・高等学校で13名、関西エリアの私立中高一貫男子校のトップ校、灘中学校・高等学校で10名という結果でした。
桜蔭の東大理Ⅲの合格数が灘を上回ったことに、驚いた方も多かったのではないでしょうか。
2022年東大理Ⅲ合格者を2~6名輩出した国公立・私立高等学校13校
2022年に東大理Ⅲ合格者を2~6名輩出した学校は、13校のうち9校が私立、国立が2校、公立が2校です。また、男子校が8校、共学校が5校という結果となりました。
全国の超難関校が名を連ねていますが、神奈川県立横浜翠嵐高等学校は、2021年の東大現役・既卒合計の合格者が50名と2020年の26名から倍近くとなり、2022年においては52名と躍進を続ける注目校です。
また、同県の私立中高一貫校の栄光学園中学校・高等学校では、東大の学校推薦型選抜において理Ⅲに1名の合格者を輩出し、注目されました。
2022年東大理Ⅲ合格者を1名輩出した国公立・私立高等学校18校
2022年に東大理Ⅲ合格者を1名輩出した学校は、18校のうち14校が私立、公立が3校、国立が1校です。また、共学校が13校、男子校が4校、女子校が1校という結果となりました。
女子校は、東京都にある私立中高一貫校の白百合学園中学高等学校です。医学部を目指す生徒も多く、2022年の国公私立医学部・医学科の現役合格者数は48名、現役合格率は29%と高い実績で、女子御三家の雙葉中学校・高等学校と肩を並べています。
共学校では、茨城県の私立中高一貫校、江戸川学園取手中・高等学校も注目されています。
同校では、中学には、「医科ジュニアコース」・「東大ジュニアコース」・「難関大ジュニアコース」、高校には、「医科コース」・「東大コース」・「難関大コース」が設けられ、希望する進路に沿った教育が行われています。こうしたコース制により、東大や医学部への合格実績を着実に上げてきています。
東大理Ⅲ合格者数、過去5年間の合計で最も多い学校は灘高等学校
2022年東大理Ⅲ合格者が多い上位4校の合格者数(2018年~2022年)
2018年から2022年までの過去5年間において、東大理Ⅲへの合格者をコンスタントに輩出してきた上位4校を見てみましょう。
5年間の合計で最も多かったのが灘で71名、2位は筑波大学附属駒場で54名、3位は開成で49名、4位は桜蔭で42名でした。
東大理Ⅲにおける、伝統名門4校の合格者数は今後も注目です。