【大学受験】公開!東大・京大・難関大合格者数速報の注目点

東大・京大をはじめ、医学部や難関私大への合格者数をいち早くお知らせしてきた「東大・京大・難関大学合格者ランキング」「高校別合格者ランキング」が、3月10日に公開されます。トップ層の常連校が圧倒の貫録を見せるのか、あるいは新勢力となる中高一貫校が躍進するのか? 4つの指標として「東大」「京大」「医学部」「海外大」に着眼して近年の傾向をふり返ります。

2021-2022年度の結果から予想する東大合格実績の変化

2021-2022年度の結果から予想する東大合格実績の変化

東大合格者数の話題から外せない開成は、144名(2021年度)から193名(2022年度)へと大きく数を伸ばしていますが、現役合格者数の割合を見ると、73.6%(2021年度)から70.9%(2022年度)に減らしています。既卒生がいったん落ち着いたことを考慮すると、2023年度は前年度よりも合計値を減らすことでしょう。

同様の見方をすると、神奈川県の最高峰である聖光学院は、現役東大合格者数を69名(2021年度)から77名(2022年度)へと実績を積み重ねました。また、奈良県の名門として知られる西大和学園は、現役東大合格者数を51名(2021年度)から61名(2022年度)に伸ばし、に肉薄する実力を見せた点で今年度も大注目です。

順位の変動が激しい京大合格実績には波乱の予感

京大合格者数では常に最上位を守り続けてきた洛南は、2022年度に現役京大合格者数を5名伸ばしたにもかかわらず、新たにランキングに参加した大阪府立北野が誇る実績に及ばないという番狂わせがありました。

また、東大合格者数のトップ層として立ち位置を確立したも、京大合格者数のランキングでは順位の入れ替わりが激しく、2023年度も西日本勢の動きから目が離せません。

医学部医学科における豊島岡女子学園の首位はいつまで続く?

東京など首都圏の男子校が圧倒的な強さを見せる東大合格者数と比べて、医学部医学科合格者数のランキングでは女子校が実力を発揮しています。過去2年間で医学部医学科への現役合格率が約40%という驚異的な数値をキープしている豊島岡女子学園や、2021年度から2022年度にかけての合格者数を45名減らした桜蔭の今後、同様に男子校では暁星海城の合格者数減が気になります。

一方で、現役医学部医学科合格者数を26名(2021年度)から68名(2022年度)へと大きく伸ばした巣鴨はどうなるのでしょうか。現役合格率48.7%(2022年度)で存在感を主張する北海道の北嶺など、注目に値する学校が目白押しです。

10年、20年先の日本をけん引する海外大への合格実績

約3年にわたって続いたコロナ禍の影響で、どうしても人気に陰りがあった海外大への進学状況ですが、グローバル化が続く日本の国際度を計る指標として、海外大への合格実績はとても重要な数値になります。

時勢に合った新しい運営スタイルを取り入れたことで保護者の注目を集めている広尾学園三田国際学園、筑波大学との連携を強化したことでさらなる躍進が期待される茗溪学園、国際学科のみを設置したユニークな公立校である都立国際など、海外大合格者数ランキングからは従来の「難関大」の枠にとらわれない新たな進路の可能性を感じ取ることができるでしょう。

3月10日・高校別合格者ランキング2023がスタート

2023東大・京大・難関大学合格者ランキング

東大合格者発表日となる3月10日、最新版の東大・京大・難関大学合格者ランキングがスタートしました。「高校別合格者ランキング」は、全国の進学校・有名校から回答のあった合格実績をいち早く知ることができます。リアルタイムで更新されていくので、どうぞご覧ください!
2023年版 東大・京大・難関大学合格者ランキングはこちら≫