広尾学園・インターナショナルコースからアメリカの大学へ!卒業生が語る「海外大受験で役立ったこと」

広尾学園中学校・高等学校の卒業生に母校のお話をうかがいます。答えてくださったのは、インターナショナルコースからアメリカのポモナ大学へ進学した女性。卒業した今だから分かる母校の魅力についてお話をしていただきました。

卒業生のプロフィール

【学校名・学部】ポモナ大学(アメリカ)・経済学部
【性別】女性
【通っていた中高一貫校】広尾学園中学校・高等学校(インターナショナルコース)

現在の学生生活について

Q.学生生活の中で取り組んでいることは?

A.大学では専攻する学業のほかに3つの課外活動に力を入れています。1つ目は、大学にいる留学生をサポートする留学生プログラムのリーダーの仕事。2つ目は、国際政治経済学教授のリサーチアシスタントです。教授が書き上げる論文や記事に必要なデータ、書類の収集が主な業務です。いずれも報酬が発生しますので、緊張感と責任感を持ち、取り組んでいます。3つ目は、総勢30名ほどのダンスチームに所属し、定期的な練習を重ね、学校内外の各種イベントでその成果を披露しています。

Q.卒業後はどんなことに挑戦したい?

A. アメリカの大学で4年間勉強した経験を活かし、将来は海外で活躍するビジネスパーソンになりたいです。在学中は課外活動の中でも多くの企画やプロジェクトを任され、計画力やリーダーシップ力を培うことができました。卒業後に勤務する会社ではこれらの力を活かし、かつ、今後どれだけキャリアスキルを磨き上げられるのか、プロフェッショナルとしてアメリカでどこまで通用するのか挑戦したいです。長期的にはどんなプロジェクトやチームに配属されても、人として信頼される社会人になりたいです。

母校に入学した当時について

Q.母校を受験した理由は?

A. 小学2年生のときに海外から帰国したため、英語を多く取り入れたカリキュラムのもとで学びたかったことが中学受験をした一番の理由です。私は部活動の選択肢が豊富な学校に行きたいと思っていて、母は万が一地震があったときに歩いて帰ることができる学校を望んでおり、広尾学園を受験しました。

Q.入試当日や合格したときの思い出は?

A. 母校の受験が午後で、午前中は他校の入試があったので、少し疲れていた覚えがあります。英語の試験に手応えを感じたので、試験を終えた後のほうが逆に緊張して、結果が待ち遠しかったです。試験結果が試験日の夜10時に出たことにびっくりしたことも覚えています。

Q.入学したときの母校の印象は?

A. 特に覚えているのは、入学式当日から態度や礼儀に対して担任の先生が厳しかったことです。初日から先輩方にエレベーターを譲ってボタン担当になることや、立って水を飲まないこと、挨拶はしっかりするなどの教えを叩き込まれました。今ではありがたいと思うばかりです。
学校はオフィスビルみたいで、1年生のときから9階の教室までエレベーターを使って移動し、大人になったような気分でした。

母校の学校生活について

Q.学校全体の雰囲気はどのような様子?

A.教室や、リラックスして話す先生方など、インターナショナルコースの雰囲気はとても好きでした。一方で、インターナショナルコースと本科コースの間に距離感を抱きました。私がインター生だったことから、本科の先生方と関わる機会が非常に少ないと感じました。

Q.同級生・クラスメイトとはどのように過ごしたか教えて!

A. ワイワイして、ためらうことなく新しいことに挑むクラスメイトと多くの時間を過ごしました。そのため、お昼休みや放課後は特に楽しかったです。隠れてお菓子パーティーをしたり、面白い話で倒れるくらい笑ったり、図工のプロジェクトでは面白い作品を作ったりと、思い出がたくさんあります。受験のときには本気で一緒に悩んでくれて、お互いにサポートし合う存在でした。

Q.先輩とはどのような関係?

A. 学習面では先輩との関わりはほぼなかったように感じます。しかし、部活動(チアリーディング部に所属)では数世代の先輩と同じチームで活動でき、憧れの存在でした。チアリーディングに優れていて、リーダーシップもあり、かっこいい先輩方の背中を追い続けて6年間頑張りました。困っている人がいたらすぐに助けてあげて、誰かのために行動し、頼れる存在になることがどれだけかっこいいことなのかを見せてくれました。

Q.先生はどのような方が多かった?

A. 先生方は学習面のほか生活面のサポートもしてくれて、常に上を目指し続けるように指導してくれました。部活動との両立で困っていた際には、私の性格と、どちらも成し遂げたいという意思を理解して最後まで頑張るように声をかけてくれたり、海外大学に挑戦することをすすめてくれました。そして、高3の夏まで部活を続けていた私のために、休み時間や、朝早い時間に教室にきて何度もエッセイを添削してくれたり、ときには自宅での時間を割いてまで細かく書類を見てくれました。サポートしてくれた先生方には深く感謝しています。

Q.学校行事について、生徒や先生はどのように取り組んでいた?

A. 学校一番の行事とも言える文化祭に向けて、毎年、生徒と先生がともに全力を尽くしていました。生徒はプレゼンテーションの準備に力を入れて、先生方はイベントやスケジュールの組み合わせまで細かくプランニングをしてくれました。母校のすごいところは親御さんの力です。PTAが一丸となって物販や食事販売をリードしてくれました。

母校の思い出

中高時代の思い出ベスト3

Q.中高時代の思い出ベスト3

1.中学3年次の全国チアリーディング大会
2.高校3年次の全国チアリーディング大会
3.高校2年次の文化祭(2日目)でのチアリーディング演技

学校でお気に入りの場所は?

Q.学校でお気に入りの場所は?

A.図書館の自習室

一番楽しかった思い出は?

Q.一番楽しかった思い出は?

A.文化祭

一番頑張ったことは?

Q.一番頑張ったことは?

A.部活動を悔いのないようにやりきること。

校風を色に例えると?

Q.校風を色に例えると?

A.緑:自然あふれる環境が素敵です。

好きな購買・学食メニュー

Q.好きな購買・学食メニュー

A.焼きたてパン

部活の思い出はありますか?

Q.部活の思い出はありますか?

A.これからの人生において自分にとって最も大事にしたい価値観を身につけさせてくれ、その価値観をともに分かちあえる一生の仲間・同期・コーチに出会えたこと。

母校での学びについて

Q.学校生活で学んだことの中で、今の生活に活かされていると思うことは?

A. 部活動では、どんなときでも周りの人を大切に思いやることの大切さを学びました。大学の寮生活でも人を思いやることで周囲からの信頼を得て、一生の友達に出会うことができました。もう1つ学んだことは、常に自分を磨き続けることの大切さです。上には上がいて、自分より努力している人は絶対にいることを部活の先輩を見て感じました。どんな場面でもレベルアップを目指し、周りのサポートまでできる存在になることを目標にしています。

Q.母校のカリキュラムや環境は大学受験の役に立った?

A. カリキュラムにAP(Advanced Placement、アメリカの大学受験のシステム)授業が組み込まれていたことは受験に大変役に立ちました。アメリカの大学を受験する際に、現地の学生と比べてどれほどの学力があるのかを見ることができたのは、受験でとてもプラスになりました。

Q.入学時の偏差値と卒業時の偏差値を教えて!

A.偏差値で成績が出なかったので分かりません。

後輩たちへのメッセージ

Q.母校に通う後輩やこれからの受験生に向けてメッセージをお願いします。

A. いろいろなことに挑戦すれば、自分にとって大切な価値観や自分の軸になるものが必ず見つかると思います。率先してさまざまな活動に挑み、楽しいことは貫いて、自分から見てもかっこいいと思える存在になることを目指してください!