首都圏9月模試結果から見る2022年中学受験者数予想!

9月に行われたサピックス・日能研・四谷大塚・首都圏模試センター主催の模試受験者数合計は、7月の模試と同様に過去4年間で最高となりました。2018年からの模試データを踏まえ、2022年中学入試の受験者数を予想します。

2022年首都圏中学受験者数は、昨年比103%増と予想

2018年~2021年の9月4模試受験者数合計と翌年の2月1日入試受験者数

9月模試受験者数合計 2018年 2019年 2020年 2021年
45,830 47,299 46,156 48,759
一都三県
2月1日入試
受験者数合計
2019年 2020年 2021年 2022年
39,959 41,288 41,251 予想値42,513

9月模試および2月1日入試受験者数合計の推移グラフ

9月模試および2月1日入試受験者数合計の推移グラフ
森上教育研究所提供のデータをもとにインターエデュにて作成

模試受験者数、入試受験者数ともに右肩上がり

受験生の大多数は、夏休み明けの9月に実施される模試を受けます。入試まで半年を切った、いわば折り返し地点における志望校の合格判定を見るためです。よって、9月模試の受験者数から、年明けに行われる中学入試の受験者数が予想できます。

2018年から2021年の9月模試受験者数を見ると、2020年に大幅に落ち込んでいます。新型コロナの影響により模試の受験を控えたものと思われますが、2月1日入試受験者数は前年とほぼ同等という結果です。

そこで、2020年の模試受験者数を省いてグラフを見てみると、9月模試受験者数合計は、2018年から緩やかな右肩上がりになることがわかります。増加率でいうと、2021年は2018年比106%となります。

2月1日入試受験者数も、9月模試受験者数と同じ動きになると仮定すると、2022年受験者数は42,513名、2021年比では103%増の予想となります。

模試の結果を鵜呑みにせず、過去問対策を入念に!

2021年の入試結果では、中堅校において倍率が予想以上に高く、模試と異なる結果となった学校もありました。昨年同様に中学受験人気が続き、受験者数が増加する状況を考えると、2022年入試においても中堅校に動きがありそうです。

したがって、模試の志望校判定結果がよかったとしても、入試本番では激戦となり数点を争うことになるかもしれません。過去問で確実に得点できるように学習を進めていきましょう。

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直前期のアドバイスの主なテーマ

・1月学校を休む、休まないの考え方・過ごし方
・プラス数点を取りに行く直前期の学習法
・1月校の受け方・合否の捉え方
・入試当日のトラブル回避チェックポイント

など

さらに、昨年大変好評だった応援メッセージ動画。今年も先生からのメッセージをYouTubeにて公開します!(※12月中旬公開予定)