【女子校編】中学受験、過去問出庫状況から見る2022年入試の人気校は？

2月1日午後入試がある学校で受験者数増加の予想

中学受験、過去問出庫状況から見る2022年入試の人気校は？【男子校編】ではベスト5を紹介しましたが、女子校は男子校よりも数が多いので、ベスト10にて人気の傾向を探っていきます。

私立女子中高一貫校の2021年過去問出庫率ベスト10（数値は前年比）

ランクインした学校の入試日程を調べると、10校中7校で2月1日の午後に入試があり、試験科目は2教科以下、また比較的募集人数が多いという共通の特徴が見られました。

過去問出庫率ベスト10にランクインした学校のうち、午後入試がある学校

昨年の中学入試では、午後入試にて倍率の上昇が目立つ

昨年の入試では、いくつかの女子校にて午後入試の倍率が上がる傾向にありました。

2021年中学入試で2020年比実倍率が1.00以上上昇した、合格者数が50名以上の学校・試験

2021年の山脇学園の国語1科入試、富士見の算数1科入試では、受験者数が2020年を大幅に上回る結果となりました。そのことからも、2022年の入試にて2月1日午後に1科入試を導入する湘南白百合学園が注目されています。

また、これらの学校はすべて、2020年の過去問出庫率前年比較のベスト20位に入っています。（山脇学園…2位、実践女子学園…16位、清泉女学院…6位、富士見…17位、鷗友学園女子…20位）これらの学校は、2022年の入試においても人気となることが予想されます。

午後入試は倍率が高まる傾向に。充分な過去問対策を

2月1日の午後入試にトライすることで、2月1日までに合格をもらい、安心感・自信を持って2月2日以降の入試に臨むという入試の取り組み方が浸透してきたようにも感じます。
その反面、午後入試が難しい入試になる傾向にもあります。模試の判定を過信しすぎず、過去問にてしっかりと対策を行いましょう。