難関男子校ママたちに聞く! 後悔しない受験直前期の過ごし方「過去問対策編」(2ページ目)

12月までは、あせらず、つぶれず、「塾の勉強>過去問」のバランスで。

子どもが時間の感覚をつかむのは難しいですね…
子どもが時間の感覚をつかむのは難しいですね…

エデュ:限られた時間を効率よく使うには、塾の復習と過去問のバランスも気になるところですが、みなさんはどのように考えていましたか? また、「時間が足りない!」と不安になったお子さまに、どんな声かけをしたのでしょう?

開成中ママAさん:この時期は、過去問と塾の勉強、どちらを優先すべきか悩みました。塾の先生に相談しても、「塾の課題にはすべて取り組んでください」と言われてしまって…。でも、全部やると、体力や気力を消耗し、本人がつぶれてしまうので、基礎部分の学習は、軽く眺めるだけにしました。12月後半になると、本人もあせって過去問をやりたがったのですが、私はやっぱり塾の勉強がメインだと考え、「過去問は1月でもできるから、まずは塾の勉強をきちんとやろう」と言っていました。

駒場東邦中ママCさん:わが子の場合、「時間が足りない」という危機感がまったくないんです。親のほうが「もう時間がないよ。不安じゃないの?」とあせっても、本人は、いたってのん気。イライラする私と意見がぶつかり、ケンカになっていました(笑)。

エデュ:過去問を解くときは、赤本やコピーなどをどのように使っていましたか?

開成中ママAさん:四谷大塚のデータベースから親が過去問をコピーして、学校や実施年ごとにセットし、その中から子どもが選んで解いていました。回答は拡大コピーして、読みやすいようにしていましたね。

筑波大学附属駒場中ママBさん:うちは、コピーを使いませんでした。できるだけ本番に近い状態で過去問を体感させたかったので、学校説明会などで販売されている、本番とほぼ同じ状態の過去問集を使いました。終わってみると、コピーで対応してもよかったな、と気づきましたが…。

駒場東邦中ママCさん:コピーをとるのも手間がかかりますよね。うちも塾で過去問を解く際、赤本を使っていましたが、子どもから、「赤本のままだと解きにくい」と言われて、毎回コピーして持たせていました。

エデュ:コピーをとるのはご家庭で? それともコンビニなどで?

駒場東邦中ママCさん:うちはコピー機を買いました。家にあると、やっぱり便利です。

筑波大学附属駒場中ママBさん:うんうん、私のまわりでも、購入している人はけっこういましたね。

開成中ママAさん:わが家も主人がテレワークをしていたので、コピー機を購入しました。なかったら大変だったと思います。