教育方針・大学合格実績など、期待が大きい学校で高倍率
本郷・都市大付属など、2月3・4・5日入試で倍率が高かった主な男子校
倍率が高い男子校は、大学合格実績が良く、大学への進路が開かれている、また面倒見がよく保護者に人気の学校といった印象があります。
第3回の倍率が約10倍となった本郷中学校は、第2回の入試においても受験者数が1,001名と大変な人気でした。 本郷は、独自の検定試験を実施し、基礎学力を定着させて学習を積み上げていく仕組みもあり、自学自習を促しています。昨今大学合格実績も好調で、理系学部への指定校推薦も多くあり注目されています。
豊島岡女子学園・昭和女子大など、2月3・4・5日入試で倍率が高かった主な女子校
上図の倍率が高い女子校は、伝統校でありながらも新しい取り組みをしています。理系教育に力を入れており、大学合格実績も好調の学校が並びます。
2回と3回の両方とも10倍近い倍率となった豊島岡女子学園中学校は、受験者数は変わらないものの、昨年の約7倍よりも高い倍率となりました。第一志望として選んだ受験生が多かったこともうかがえます。また、大学合格実績では、2021年の医学部医学科合格者数が桜蔭を上回り、注目されています。
広尾学園小石川・芝浦工大附属など、2月3・4・5日入試で倍率が高かった主な共学校
倍率が高い共学校からは、大学付属校や系列校への期待がうかがえますが、広尾学園小石川中学校の人気には目を見張るものがあります。
広尾学園と同カリキュラムが受けられるということから、難関校を目指す受験生の併願先ともなり、開校2年目にもかかわらず入るのが難しい学校の一つとなりました。
2月3日以降の受験校選びはよく見極めて!
2月3日以降はこのように、倍率が高く1回目とは異なる難度となります。実力からいって余裕のある学校だとしても、わずかな差で残念な結果になることも十分あり得ます。
2023年の中学受験はまだ先のことにはなりますが、こういったデータも参考に、幅広く受験校を見ておくことをおすすめします。