【中学受験2023】先取り!時事問題(4)来年は日本で開催!G7サミットに関する予想問題に挑戦

2023年の先進7か国首脳会議(G7サミット)は日本が議長国になります。「平和都市」広島で行われるG7サミットはチェックしておきたいキーワードの一つです。中学受験の社会科専門塾 スタディアップ代表の野村恵祐さんに、受験生が押さえておきたいポイントを解説していただきました。

2022年6月にG7サミットが開かれた場所は?

問題

2022年6月に、先進7か国首脳会議(G7サミット)が( a )の( b )という地域で開かれた。
( a )( b )に当てはまる語句を答えなさい。

※解答はページの最後で紹介しています。

解説および関連キーワード

2022年6月のサミットでは、議長であるドイツのショルツ首相が掲げた「公正な世界に向けた前進」という全体テーマの下、G7首脳間で率直な議論が行われ、ロシアによるウクライナ侵攻に対し、G7が結束して国際社会の秩序を守り抜くことを確認しました。

岸田総理は、ロシアによるウクライナ侵攻への対応や、物価対策を含む世界経済、インド太平洋などの地域情勢、気候変動といった課題について、来年のG7日本開催も踏まえ、積極的にG7の議論を主導しました。

そもそもG7サミットって何?

G7サミットとは、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの7か国の首脳ならびに欧州理事会議長および欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議のことです。もともとは、ここにロシアも加わってG8のときもありましたが、ウクライナ情勢を受けてロシアのG8への参加停止により、2014年以降は、G7サミットとなっています。

G7サミットでは、国際社会が直面する様々な課題について、首脳は一つのテーブルを囲みながら、非公式かつ自由な意見交換を通じて全員の意見をまとめていきます。そして、その成果が宣言としてまとめられます。

また、G7サミットを開催する国が、開催する年の1月~12月の1年間G7議長国となり、G7議長国はサミット開催に向けた事前の準備や議事の進行などを行います。今年はその議長国がドイツであり、サミットがエルマウで開催されました。

今年はその議長国がドイツであり、サミットがエルマウで開催されました。

日本でのサミット開催は?

これまで日本は1979年、1986年、1993年に東京都、2000年に沖縄県、2008年に北海道、2016年に三重県が開催地となり、計6回の議長国となっています。

そして来年の2023年は広島にて、7回目の議長国としてG7サミットを開催予定となっています。ロシアのウクライナ侵攻もある中で、アジア唯一のG7である日本が議長国として、国際秩序の安定に向けたリーダーシップを発揮できるか、岸田総理の手腕が問われることになりそうです。

解答はこちら

( a )ドイツ ( b )エルマウ

野村 恵祐(のむら けいすけ)さん

野村 恵祐(のむら けいすけ)さん

群馬県生まれ、広島県育ち。愛光高校、慶應義塾大学商学部卒業。
中学受験 社会科専門塾「スタディアップ」代表。家庭学習で社会全分野の効率の良い授業がたった13時間でマスターできるCD教材「コンプリートマスター」や、社会の最重要キーワードをまとめた一問一答問題集「プラチナインプット」、最新の時事問題を収録した「時事問題ターゲット」などの教材開発を行い、通販を通じて年間に3,000名以上の受験生、及びその父兄と関わっている。

スタディアップ 公式サイト

主な著書に『中学受験は社会で合格が決まる』(講談社)や、『中学受験 社会 合格への家庭内戦略』(小学館)、『中学受験 第一志望に合格したいなら“社会”の後回しは危険です』(学研プラス)などがある。

また、「あなたが探す中学受験情報の答えがここにある!」をコンセプトに掲げたメディアである「中学受験アンサー」も運営しており、中学受験生の保護者のために情報提供も行っている。

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