1月入試、「受ける」「受けない」は難しい判断…
男子の反応はあっさり目?
エデュ:1月10日の栄東中学校の合格発表は12日の10時からでしたが、そのときの様子を教えてください。
逗子開成中ママAさん:合格発表のWebページに全然つながらなかったんです。動画撮影しようと、パソコンの前で息子と待機して、15分置きに見ていましたが見られなくて。そのあと息子が学校に用事があっていない間にこっそり見ました。帰ってきてから一緒に見ましたが、「ふーん」という感じで、大喜びするということはなかったですね。
早稲田中ママBさん:私は12日の試験会場で見たんですけど、10分ぐらいでつながりました。確かに少しつながりにくいなという感じはありました。
結果は、試験が終わって息子を出迎えたときに「A日程は大丈夫だったよ」とさらっと伝えました。うちも「あ、そう」みたいな感じでした。
エデュ:合格を得て、お子さまに変化はありましたか?
早稲田中ママBさん:10日の合格はあまり響いていないようでしたが、12日の東大特待は腕試しのつもりで受けたので、想定外に合格をもらえて。想像以上に仕上がっていることが分かって自信になったようです。12月の模試の結果が良くなかったんですよ。そこから約1か月、やったことがちゃんと成果につながったと思えたみたい。
逗子開成中ママAさん:うちは何も変わらなかったかな…。結局行ける学校ではないから模試の延長にしか過ぎなくて。私としては合格をもらったら、ステップアップになるんじゃないかと期待していたのに、肩透かしを食らった感じですね。でも、親としては2月の本番に向けて持ち物のチェックや心構えができて良かったです。
エデュ:1月に合格をもらうと弾みがつくというのは、お子さまによって感じ方が異なりますね。
1月の受験は「三者三様」
日本学園中ママCさん:今お話を聞いて、ご家庭によって1月を受ける、受けない判断は違っていていいのかなと思いました。わが家は1月、1校も受けませんでした。
塾からみんな受けますよと言われていましたが、絶対に通えない学校を受けることに親子でしっくりこなかったんですよね。新型コロナが怖かったというのもあります。学校で結構感染者が出てしまっていて。
エデュ:確かに2022年は1月に急に新型コロナの感染者数が増えましたね。
迷われた方も多かったみたいで、1月20日以降の千葉の入試にも影響があったようですが、千葉の学校は受けましたか?
早稲田中ママBさん:うちは受けました。もしかしたら千葉の学校の問題が2月1日以降の本命校で出るかもしれないと思い、入試問題をやる機会を増やすという意味で受験したんです。
逗子開成中ママAさん:うちは千葉の学校を受けませんでしたが、インターネットに公開された国語の読解だけをやりました。息子は国語がそんなに得意ではないので、一度読んだことがある文章がでると少しは良いかなと。千葉だけでなく、関西の学校もやりました。
息子に関しては、栄東の受験であっさりしていたわりには、試験自体は楽しいから千葉の学校も受けようかなみたいなことを言いだして。「え、ちょっと待って!」って思いました。
1月は解き直しの時間だとか、寝る時間の確保だとか、とにかく毎日時間がないんですよね。息子はゲームの時間がないと勉強を頑張れないタイプだったので特に。1月に通えないと分かっている学校を受験して、移動時間や対策に時間を取られると思ったら…1校が限界でした。