市川2,497名、東邦大東邦2,266名!――その人気は堅調
市川中学校・高等学校の出願者数は2,497名。2022年は1月13日時点で2,340名で、増加が見られました。1月前受け校の定番ではありますが、出願者数が多い理由はそれだけではなさそうです。大学合格実績が好調で、卒業後の成長が期待できることもその一因でしょう。2022年の大学合格実績を見ると、東大に23人が合格。そのうち18人が現役生でした。
東邦大学付属東邦中学校高等学校の前期入試の出願者数は2,266名(2022年1月13日時点:2,233名)に上りました。同校は医学部をはじめとする理系の学部学科を擁する大学の付属校。理系進路を目指す受験生に人気の学校です。
2021年以降、千葉県の私立中学校では出願者数が減った学校が目立ちます。新型コロナ感染拡大の影響で、前受け校として併願することを控える動きがあるためです。しかし、今回ご紹介した両校のように本命校として選ぶ受験生が多い学校は、変わらぬ人気ぶりを示しています。
昭和学院秀英1,215名、専修大学松戸1,215名 昨年と同等に推移
ほかの学校もチェックしてみましょう。昭和学院秀英中学校/高等学校の出願者数は1,215名(2022年1月13日時点:1,171名)でした。同校は大学合格実績が上昇傾向にあり、2022年は、東大・京都大・一橋大・東工大・国立医学部への現役合格者数が過去最多となりました。千葉県内で注目すべき学校の一つです。
専修大学松戸中学校・高等学校は1,215名(2022年1月13日時点:1,289名)。同校は「英語の専松」を打ち出しており、7年連続で中学3年生の70%以上が英検準2級に合格しています。ネイティブの先生が指導に関わることが多い学校です。
大学合格実績、教育活動が光る千葉県の私立中学校。本命の学校がある方も挑戦してみてはいかがでしょうか。東京都から受験しに行く場合、通勤ラッシュと逆方向の電車に乗ることになりますが、当日は受験生で混雑する見込みです。独特な緊張感を味わうでしょうが、それも「受験に慣れる第一歩」になるでしょう。