【中学受験2023】SAPIX・早稲アカ・日能研における難関校合格実績

インターエデュで常に話題を集めている大手3塾、SAPIX・早稲田アカデミー・日能研の中学受験合格実績が発表されました。各塾における男女御三家、人気の難関校の合格者数から占有率の見どころをピックアップしました。(2023年2月13日時点)

SAPIXの優位性は変わらず、一部で早稲アカの善戦が見られる

入塾のタイミングから始まる厳しい選抜で知られるSAPIXは、2022年度に引き続いて好調な実績をキープしています。それらのなかでも、開成や桜蔭といったトップ校に強いといった定評を、実際の合格者数で証明する結果となりました。

受験人口の減少が危惧される状況にもかかわらず、着実に塾生数を伸ばしてきた早稲田アカデミーは、武蔵や雙葉といった男女御三家でSAPIXを上回る結果を出しており、次年度以降の巻き返しに期待がかかります。

全国規模の展開で高い知名度を誇る日能研では、近年人気が高まっている鴎友や神奈川御三家で知られる栄光、1734名もの出願者数を集めた浅野のそれぞれで、早稲田アカデミーを超える合格者数を出しました。

大手3塾の御三家・難関校 合格者数および占有率

大手3塾の御三家・難関校 合格者数および占有率

2022年度との比較から見える変化

2023年度の結果だけに限定すると、SAPIXの圧倒的な占有率に目が奪われがちですが、雙葉の2022年度合格者数と比較すると3名減(占有率5%減)、対する早稲田アカデミーは同校の合格者数が11名増(占有率7%増)となっています。

また、2022年度の占有率でみるとSAPIXの数値が下がっているケースもあり、今回の統計対象となっていない塾の躍進も考えられます。
ICT機器の導入による学習環境の変化や、通塾しない期間が長く続いた影響もあり、中学受験のトレンドが今後どのように変わっていくかを注視する必要がありそうです。