【中学受験2023】2月3~5日入試が高倍率の中堅・上位注目校

東京都、神奈川県の中学入試では、2月1~2日の入試において、2~3倍だった受験倍率が、2月3日、特に4日以降は5倍以上の高倍率となるケースがあります。
そこで、2月3~5日の入試日程で高倍率だった学校の、2022年と2023年の受験者数・合格者数・倍率をまとめました。2024年以降に中学受験をするご家庭の参考になれば幸いです。

本郷10.66倍と引き続き高倍率、城北5.98倍、昨年より若干緩和

2月4・5日で高倍率だった注目の男子校

学校名 入試名 入試日 2023年 2022年
受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率
城北中学校・高等学校 第3回 2月4日(土) 299 50 5.98 270 31 8.71
成城中学校・成城高等学校 第3回 2月5日(日) 457 70 6.53 472 75 6.29
獨協中学・高等学校 第4回 2月4日(土) 308 47 6.55 346 44 7.86
本郷中学校・高等学校 第3回 2月5日(日) 469 44 10.66 428 42 10.19

各学校公式サイトの情報をもとにインターエデュにて作成

本郷中学校・高等学校の2023年の入試結果を見ると、第1回の倍率は3.46倍、第2回は2.30倍、第3回は10.66倍とかなりの開きがあります。第3回は同校の最後の入試のため、受験者が集まります。第3回は2022年の入試でも10倍と高倍率だったので、2024年もその傾向は続くものと思われます

城北中学校・高等学校は、2023年は5.98倍と、2022年の8.71倍より倍率が下がりました。2023年と2022年の合格者数を比較すると、約20名もの差があります。学校がどのくらい合格者を出すかによっても倍率は変わるので、予想しにくいのが後半日程の入試の特徴でもあります

品川女子7.23倍、三輪田学園4.80倍、昨年より倍率上昇

2月3~5日で高倍率だった注目の女子校

学校名 入試名 入試日 2023年 2022年
受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率
品川女子学院中等部・高等部 表現力・総合型 2月4日(土) 224 31 7.23 173 42 4.12
田園調布学園 中等部・高等部 第3回 2月4日(土) 259 67 3.87 184 64 2.88
三輪田学園中学校・高等学校 第3回 2月3日(金) 293 61 4.80 148 47 3.15
山脇学園中学校・高等学校   2月4日(土) 444 64 6.94 370 61 6.07

各学校公式サイトの情報をもとにインターエデュにて作成

新校舎で人気が高まる品川女子学院中等部・高等部は、2022年4.12倍だった倍率が、2023年は7.23倍とかなり倍率が上がりました。

法政大学との高大連携において、学校推薦枠が最大30名となり注目を集めた三輪田学園中学校・高等学校は、2022年3.15倍だった倍率が2023年は4.80と倍率が上がりました。

話題性がある学校は受験者数を集め、後半日程の倍率にも影響することが分かります。

関東学院11.70倍、湘南学園8.40倍、昨年より倍率上昇

2月4・5日で高倍率だった注目の共学校

学校名 入試名 入試日 2023年 2022年
受験者数 合格者数 倍率 受験者数 合格者数 倍率
関東学院中学校高等学校 二期 2月5日(日) 316 27 11.70 244 37 6.59
芝浦工業大学附属中学高等学校 第3回 2月4日(土) 289 35 8.26 319 28 11.39
湘南学園中学校・高等学校 D日程 2月5日(日) 126 15 8.40 69 15 4.60
中央大学附属中学校・高等学校 第2回 2月4日(土) 542 91 5.96 472 102 4.63

各学校公式サイトの情報をもとにインターエデュにて作成

神奈川県にある関東学院中学校高等学校は、2022年の6.59倍から2023年は11.70倍と、10倍を超える高倍率となりました。

同じく神奈川県にある湘南学園中学校・高等学校は、2022年の4.60倍から2023年は8.40倍と、倍率が上昇しました。

両校ともに、伝統を重視しつつ、新しい取り組みが行われていることが広く受験家庭に知れ渡り、受験者数が増加し高倍率になったものと思われます。

東京都の大学付属校、芝浦工業大学附属中学高等学校は2023年8.26倍と、2022年の11.39倍より下がりましたが、かなりの高倍率です。

同じく東京都の大学付属校、中央大学附属中学校・高等学校は2023年5.96倍と、2022年の4.63倍より倍率が上昇しています。

両校の男女別2023年の倍率を見ると、芝浦工大は男子9.60倍、女子は4.90倍、中大附属は男子4.20倍、女子は8.00倍とそれぞれ倍近い違いがあります。共学校においては、男女で倍率が異なることもチェックポイントです。

倍率は学校の人気傾向、特徴なども読み取れる指標となるので、学校選びの際に、確認することをおすすめします。