【女子学院中学校】合格へのカギ!2024-2025入試問題分析&予想

中学女子御三家「女子学院中学校」の2024年度入試を振り返りながら、2025年度の入試傾向を予想します。2024年度に女子学院へ8名の合格者を輩出した進学個別指導塾TOMASに、教科別の入試対策方法もうかがいました。

2024年度入試の総括

女子学院2024年度入試難易度と出題傾向の画像

国語

説明文・随筆文から読解問題が2題と漢字の書き取りが1題という構成になっていることが多い。近年は記述の比重が高くなり難化していたが、今年度は選択問題が14問と、昨年度の6問から倍増。その分問題の難度は下がったが、ミスの許されない厳しい勝負となっただろう。根拠を正確に読み取る訓練と、簡潔に言い換える語彙力を身につけて欲しい。

算数

来年度より問題用紙と解答用紙を別にする様式に変更するということが最大のトピックだが、傾向に大きな変化は無いと思われる。今まで通り精度とスピードを重視した問題演習を積むことが必要となる。

理科

理科は4分野から満遍なく出題されるので、苦手分野を作らないことが大切。また、冒頭に「該当する解答を全て答えよ」という指示があるように、知識の深さと正確さ、そしてスピードが求められる。計算問題、説明問題、作図問題など全ての出題形式に対応する総合力を鍛えることが必要となる。

社会

例年と比べると難問が増えている印象。故に、基本問題を落とすことは許されない厳しい入試だったと予想される。今年度のテーマは「水」について。3分野の基礎基本を固めるとともに、新聞やニュースから現代社会の動きを考察していくことも必要となる。

2025年度入試の教科別対策とスペシャルアドバイス

国語

特に身につけておきたい4つの力

  • 読解力
  • 処理能力
  • 要約力
  • 語彙力

対策しておくべき3つの単元

  • 自然と人間
  • 文化と学問
  • 人としてどう生きるか

過去問の目標点数

70/100点

大問二題を40分で解くという多問即答型の出題が特徴なので、文章を速く読み、瞬時に設問の意図を読み解き、答える力が求められます。随筆文や説明文の出題が多いため、筆者の主張を正しく理解する必要があります。比喩や間接的な表現を問う問題が出題されるため、普段から言葉を正しく言い換える訓練を積んでおきましょう。幅広く出題される知識の問題にも対応できるよう、対策を講じておく必要があります。

算数

特に身につけておきたい4つの力

  • 計算力
  • 幅広い解法知識
  • スピード
  • 判断力

対策しておくべき3つの単元

  • 平面図形
  • 速さ
  • 立体図形

過去問の目標点数

70/100点

女子学院中の算数は、限られた短い制限時間でどのように得点を最大化するかが鍵となる。普段の学習から、制限時間を設けて演習をし、作業速度の向上を図って行く必要がある。手も足も出ないような難問の成否が合否に大きく影響することはないので、標準的な問題を、より速く効率的な解き方で解決する練習を積み重ねていきましょう。弱点単元は早めに補強しておくことが大切です。

理科

特に身につけておきたい3つの力

  • 幅広い単元知識
  • 選択肢問題を正確に処理する力
  • 実験・観察問題への対応力

対策しておくべき3つの単元

  • 地球・月・太陽・惑星
  • 植物のつくりとはたらき
  • ばね

過去問の目標点数

75/100点

出題傾向に分野的な偏りが少なく、一つの単元について様々な側面から出題されるため、幅広い知識を蓄え、苦手単元を作らないようにすることが重要です。また、選択肢問題は「すべて答えなさい」という複数選択形式で、実験問題では「実験器具の扱い方」や「実験手順の目的」といった細部までの理解を問われます。単なる知識の丸暗記ではなく、「なぜそのようにするのか」という理由・目的まで答えられるようにしておく必要があります。

社会

特に身につけておきたい4つの力

  • 知識を組み合わせて解く力
  • 得点すべき問題を見抜く力
  • 問題を素早く処理する力

対策しておくべき3つの単元

  • 旧石器時代~平安時代
  • 鎌倉時代~江戸時代
  • 国会・内閣・裁判所

過去問の目標点数

70/100点

近年、生活・教養分野からの出題が特に増えています。そのため、机上の学習時間で知識を集積していくだけでなく、日々の生活の中で常に疑問を見つけて、大人の視点で物事を考える習慣をつけていく必要があります。また、「常識を疑う」ということも重要です。塾や学校のテキストの内容を鵜呑みにするのではなく、疑問に思ったことはなんでも自分で調べてみる姿勢を身につけ、過去問演習に取り組みましょう。

進学個別指導塾TOMASの女子学院中学校合格への直結プラン

TOMASでは、一人ひとりの志望校に合わせた「合格逆算カリキュラム」を作り、合格のために必要な対策をムリ・ムダなく行います。完全1対1の個別指導ですので、志望校の出題傾向や、一人ひとりの弱点を重点的に鍛えることができます。小6の秋以降のラストスパートでは、過去問演習を中心とした授業を行い、入試日までに合格点に届かせる対策を行います。第一志望校は過去10年分以上、第二・第三志望校は過去5年分以上を目安に、併願校を含めた過去問演習を進めながら、単元学習の穴や弱点を補強することもできます。
また、授業を担当する講師のほかに教務担任がつき、志望校の選定はもちろん、第一志望校の合格可能性を高める併願戦略などもアドバイスします。

山内先生より受験生・保護者の方への応援メッセージ

山内雄介先生
Spec.TOMAS自由が丘校
教務責任者 山内雄介先生

合格基準の偏差値に届いていなくても、過去問で点数を取れるようになれば、合格の可能性は一段と高まります。

「逆転合格」は決して夢ではありません。過去問演習を念入りに行い、志望校合格をめざしていきましょう。

進学個別指導塾TOMASのご紹介

TOMASロゴ

TOMASは、すべての授業が完全1対1の個別指導です。ひと部屋に、生徒一人に先生一人。講師は板書をしながら、その生徒のためだけの授業を行います。講師が発問をして生徒が答える、それをくり返して授業が進んでいきます。生徒の理解度を確認するとともに、対話を通して思考力を磨くことのできるスタイルです。
最大の特長は、生徒一人ひとりの「合格逆算カリキュラム」にあります。志望校合格に必要な力から現在の力を引いた「差」を明らかにし、それを着実に埋めることのできるカリキュラムを作成し、完全1対1で指導することで難関中学合格を確実にします。 筑駒・御三家などの最難関中受験に特化した選抜制エリート個別指導コース「スペックTOMAS」も開設しています。

【24年度の合格実績】

筑駒:2名、開成:20名、麻布:23名、桜蔭:13名、女子学院:8名
武蔵:7名、雙葉:2名、駒場東邦:22名、栄光学園:13名、聖光学院:13名
豊島岡女子学園:14名、渋谷教育幕張:25名、渋谷教育渋谷:12名
ラ·サール:1名、フェリス女学院:4名
慶應中等部:11名、慶應普通部:13名、慶應湘南藤沢:2名
早稲田:16名、早高院:6名、早稲田実業:5名

【イベント開催情報】

・10/20 (日) 「麻布中学校 学校説明会」(ハイアットリージェンシー東京)
・10/27 (日) 「中学入試 最難関中ガイダンス」(ハイアットリージェンシー東京)
・11/9 (土) 「中学入試ガイダンス」(駿台現役フロンティア 自由が丘校)

詳細は公式サイトのイベントページをご確認ください>>

進学個別指導塾TOMAS公式サイト>>