【開成中学校】合格へのカギ!2024-2025入試問題分析&予想

中学男子御三家「開成中学校」の2024年度入試を振り返りながら、2025年度の入試傾向を予想します。2024年度に開成へ20名の合格者を輩出した進学個別指導塾TOMASに、教科別の入試対策方法もうかがいました。

2024年度入試の総括

開成2024年度入試難易度と出題傾向の画像

国語

2022年を除き、説明的文章と物語文の2題構成となっている。今年度は説明文で短い字数の抜き出し問題が、物語文は全問で心情を問う問題が出題されたのが変化。それ以外については例年通りの傾向だった。問題同士の関連に気づくと解きやすくなっているので、特に前半の問題を正確に解くことが大切になる。

算数

例年3~5題の大問からなるが、今年度は大問数が3題、大問1は小問3題の構成となっていた。あらゆる可能性を読み取る思考力、出題者の意図を見抜く読解力、複雑な図形をイメージする認識力、自身の考え方を採点者に伝える表現力などが求められる。

理科

例年4分野から満遍なく出題され、今年度も同様の傾向だった。近年は記号選択・語句・数値を答えさせる問題が主となっている他、グラフの読み書きも良く出題されるので注意が必要となる。

社会

例年大問4題構成となっている。知識問題を中心に小問数がかなり多いので、苦手な分野や手薄な分野を作らないように満遍なく知識を身に着ける必要がある。また、東京の地理や歴史に関する問題は正答率が高いと予想されるので、この辺りの対策も必要となる。

2025年度入試の教科別対策とスペシャルアドバイス

国語

特に身につけておきたい4つの力

  • 読解力
  • 要約力
  • 表現力
  • 記述力

対策しておくべき3つの単元

  • 友人関係
  • 文化と学問
  • 自然と人間

過去問の目標点数

60/85点

文章、問題ともに多様な形式のものが出題されるため、入試本番でどのような問題が出てきても対応できるよう、普段から様々な形式の問題に触れ、苦手な分野を作らないことが重要となります。記述問題では、字数制限がないこともあるため、行数に対して何字程度書く必要があるのかという字数の感覚を身につける必要があります。普段の学習から、解答欄の行数と記述量のバランスを意識しておきましょう。

算数

特に身につけておきたい4つの力

  • 計算力
  • 幅広い解法知識と技術
  • 読解力
  • 記述力

対策しておくべき3つの単元

  • 場合の数・条件整理
  • 立体図形
  • 速さ

過去問の目標点数

60/85点

出題される題材は多岐に渡るため、単元学習の完成度が鍵になります。弱点や知らない解き方・考え方があればあるほど、ライバルに差をつけられてしまいますので、普段からあらゆる算数のテーマ・題材に興味を持ち、1回でもその題材の入試問題に触れて経験を積んでおくことが、大きな強みになっていくでしょう。苦手な単元については、早期に弱点補強をしておくことが大切です。

理科

特に身につけておきたい3つの力

  • 四分野での正確な単元知識
  • 実験・観察の読み取り
  • 化学・力学の計算

対策しておくべき3つの単元

  • 地球・月・太陽・惑星
  • 昆虫
  • 水溶液の性質と溶け方

過去問の目標点数

60/70点

応用的なテーマの出題は少ない一方で、4分野での幅広い単元知識と正確な理解が求められる問題になっています。高得点勝負となる年も多く、苦手単元をつくらないことが重要です。力学を中心に計算問題への対応力を鍛えるようにしましょう。また、会話文の中で間違えた理由を考えさせる問題など、科学的な思考力が問われる問題も増えています。単なる知識の暗記ではなく、普段の学習から「なぜ」「どうして」を深く考える習慣をつけることが大切です。

社会

特に身につけておきたい3つの力

  • 高度な知識力
  • 知識を体系化し、活用する力
  • 情報や統計の分析・読解力

対策しておくべき3つの単元

  • 明治時代~令和時代
  • 鎌倉時代~江戸時代
  • 日本の国土と自然

過去問の目標点数

56/70点

近年は生成AIや物流2024年問題など、時事的なテーマからの出題が顕著に増加しています。時事トピックが学習内容とどのように関連するかを意識しましょう。また、情報リテラシーの重要性の高まりは問題にも強く反映されており、自分の持つ知識と照らし合わせて説明や統計の不備を見抜く力を養うことが極めて重要となっています。東京の地理や歴史については、教養の一環として学習することをオススメします。

進学個別指導塾TOMASの開成中学校合格への直結プラン

TOMASでは、一人ひとりの志望校に合わせた「合格逆算カリキュラム」を作り、合格のために必要な対策をムリ・ムダなく行います。完全1対1の個別指導ですので、志望校の出題傾向や、一人ひとりの弱点を重点的に鍛えることができます。小6の秋以降のラストスパートでは、過去問演習を中心とした授業を行い、入試日までに合格点に届かせる対策を行います。第一志望校は過去10年分以上、第二・第三志望校は過去5年分以上を目安に、併願校を含めた過去問演習を進めながら、単元学習の穴や弱点を補強することもできます。
また、授業を担当する講師のほかに教務担任がつき、志望校の選定はもちろん、第一志望校の合格可能性を高める併願戦略などもアドバイスします。

山内先生より受験生・保護者の方への応援メッセージ

山内雄介先生
Spec.TOMAS自由が丘校
教務責任者 山内雄介先生

合格基準の偏差値に届いていなくても、過去問で点数を取れるようになれば、合格の可能性は一段と高まります。

「逆転合格」は決して夢ではありません。過去問演習を念入りに行い、志望校合格をめざしていきましょう。

進学個別指導塾TOMASのご紹介

TOMASロゴ

TOMASは、すべての授業が完全1対1の個別指導です。ひと部屋に、生徒一人に先生一人。講師は板書をしながら、その生徒のためだけの授業を行います。講師が発問をして生徒が答える、それをくり返して授業が進んでいきます。生徒の理解度を確認するとともに、対話を通して思考力を磨くことのできるスタイルです。
最大の特長は、生徒一人ひとりの「合格逆算カリキュラム」にあります。志望校合格に必要な力から現在の力を引いた「差」を明らかにし、それを着実に埋めることのできるカリキュラムを作成し、完全1対1で指導することで難関中学合格を確実にします。
筑駒・御三家などの最難関中受験に特化した選抜制エリート個別指導コース「スペックTOMAS」も開設しています。

【24年度の合格実績】

筑駒:2名、開成:20名、麻布:23名、桜蔭:13名、女子学院:8名
武蔵:7名、雙葉:2名、駒場東邦:22名、栄光学園:13名、聖光学院:13名
豊島岡女子学園:14名、渋谷教育幕張:25名、渋谷教育渋谷:12名
ラ·サール:1名、フェリス女学院:4名
慶應中等部:11名、慶應普通部:13名、慶應湘南藤沢:2名
早稲田:16名、早高院:6名、早稲田実業:5名

【イベント開催情報】

・10/20 (日) 「麻布中学校 学校説明会」(ハイアットリージェンシー東京)
・10/27 (日) 「中学入試 最難関中ガイダンス」(ハイアットリージェンシー東京)
・11/9 (土) 「中学入試ガイダンス」(駿台現役フロンティア 自由が丘校)

詳細は公式サイトのイベントページをご確認ください>>

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