【桜蔭中学校】合格へのカギ!2024-2025入試問題分析&予想

中学女子御三家「桜蔭中学校」の2024年度入試を振り返りながら、2025年度の入試傾向を予想します。2024年度に桜蔭へ13名の合格者を輩出した進学個別指導塾TOMASに、教科別の入試対策方法もうかがいました。

2024年度入試の総括

桜蔭2024年度入試難易度と出題傾向の画像

国語

大問1の記述が1問減った。ただし、比喩や読みかえ、足りない言葉を補って説明する割合が増えたのでやや難化。例年以上に説明に重点が置かれている内容となっていた。まずは文章を正確に読み取り、読み取ったことを短時間で言語化できるような高い語彙力を身につけることが重要となる。

算数

難問は多くないが処理に手間がかかる問題、作業量が多い問題がよく出題される。今年度はそれに加えスピードが要求されるものが散見され、その分難化した。日頃から頻出単元を中心にどのような手順が最短なのかを考えながら解く姿勢を身につけておいて欲しい。

理科

例年4分野から1題ずつ出題される。今年度の大問2では生物実験に物理の知識を組み合わせた問題が見られた。全体的にくせの無い問題が並ぶため、苦手分野を作らないように盤石な基礎力を身につける必要がある。また、典型的な計算問題を早く正確に解けるよう演習を積み重ねておくことが必要となる。

社会

今まではあまり見られなかった世界地理からの出題があったり、3つの文章の正誤の組み合わせを問う8択問題が多く出題されたりと傾向に変化があった。ただし、重箱の隅をつつくような難問・奇問は無く、基本知識の正確な理解と論理的な類推力が求められる。

2025年度入試の教科別対策とスペシャルアドバイス

国語

特に身につけておきたい4つの力

  • 読解力
  • 表現力
  • 記述力
  • 要約力

対策しておくべき3つの単元

  • 文化と学問
  • 社会の仕組み
  • 友人関係

過去問の目標点数

65/100点

漢字と知識以外は全て記述の問題で構成されている。記述の解答欄にはマス目や行がなく、求められる記述量は100字を超えるものも少なくないため、解答欄の大きさに対して必要な記述量を見極める必要があります。また、長い記述に対応できるように基本的な解答の型を身につけ、答えの核となる要素を中心にまとめられるようにしておきましょう。知識問題は、文章中から出題されるため、語彙や知識に加え、文脈の理解も必要となります。

算数

特に身につけておきたい3つの力

  • 計算・作業力
  • 読解力
  • 記述力

対策しておくべき3つの単元

  • 割合と比
  • 立体図形
  • 数の性質・規則性

過去問の目標点数

65/100点

題材は単純明快で分かりやすいものが多いので解法の方針は立ちやすい一方で、作業や数値設定が煩雑になる問題が多く出題されます。これは他の学校とは一線を画するものです。普段の問題演習から、解き方を理解した後でもあっても、正答を最後まで求めきることを大切にしましょう。応用問題で煩雑な数値処理を要求されますが、計算問題も毎年出題されていますので、計算演習は日々のルーティン課題として取り組みましょう。

理科

特に身につけておきたい3つの力

  • 原理・原則から考える力
  • 表から規則性を読み取る力
  • 処理速度

対策しておくべき3つの単元

  • 物の溶け方
  • 磁石・電磁石と方位磁針

過去問の目標点数

45/60点

知識の丸暗記ではなく、原理・原則から考える力が求められるため、まずは教科書に載っているような現象を題材に、「なぜ」「どうして」を粘り強く考える学習が重要です。また、表のデータを読み取り、比例関係等の規則性を見つける手順に慣れておく必要があります。30分という短い試験時間内に多量の情報を処理することが要求されるため、試験時間が近い他校の入試問題を演習する等、処理速度を向上するための取り組みも重要です。

社会

特に身につけておきたい4つの力

  • 時事問題への対応力
  • 資料読解力
  • 問題を素早く処理する能力
  • 記号選択式問題の対応力

対策しておくべき3つの単元

  • 明治時代~令和時代
  • 鎌倉時代~江戸時代
  • 旧石器時代~平安時代

過去問の目標点数

45/60点

全ての大問において、時事が切り口となっています。そのため、日頃からニュースを見たり新聞を読んだりして時事問題にアンテナを張る必要があります。今年度からは、複数正答形式の問題が大幅に増えました。知識の幅を広げることも大切ですが、正確な知識と選択肢を吟味するリテラシーを鍛えることが求められます。また、1問あたりにかけられる時間が30~35秒程度と短いため、処理スピードも鍛えていきましょう。

進学個別指導塾TOMASの桜蔭中学校合格への直結プラン

TOMASでは、一人ひとりの志望校に合わせた「合格逆算カリキュラム」を作り、合格のために必要な対策をムリ・ムダなく行います。完全1対1の個別指導ですので、志望校の出題傾向や、一人ひとりの弱点を重点的に鍛えることができます。小6の秋以降のラストスパートでは、過去問演習を中心とした授業を行い、入試日までに合格点に届かせる対策を行います。第一志望校は過去10年分以上、第二・第三志望校は過去5年分以上を目安に、併願校を含めた過去問演習を進めながら、単元学習の穴や弱点を補強することもできます。
また、授業を担当する講師のほかに教務担任がつき、志望校の選定はもちろん、第一志望校の合格可能性を高める併願戦略などもアドバイスします。

山内先生より受験生・保護者の方への応援メッセージ

山内雄介先生
Spec.TOMAS自由が丘校
教務責任者 山内雄介先生

合格基準の偏差値に届いていなくても、過去問で点数を取れるようになれば、合格の可能性は一段と高まります。

「逆転合格」は決して夢ではありません。過去問演習を念入りに行い、志望校合格をめざしていきましょう。

進学個別指導塾TOMASのご紹介

TOMASロゴ

TOMASは、すべての授業が完全1対1の個別指導です。ひと部屋に、生徒一人に先生一人。講師は板書をしながら、その生徒のためだけの授業を行います。講師が発問をして生徒が答える、それをくり返して授業が進んでいきます。生徒の理解度を確認するとともに、対話を通して思考力を磨くことのできるスタイルです。
最大の特長は、生徒一人ひとりの「合格逆算カリキュラム」にあります。志望校合格に必要な力から現在の力を引いた「差」を明らかにし、それを着実に埋めることのできるカリキュラムを作成し、完全1対1で指導することで難関中学合格を確実にします。 筑駒・御三家などの最難関中受験に特化した選抜制エリート個別指導コース「スペックTOMAS」も開設しています。

【24年度の合格実績】

筑駒:2名、開成:20名、麻布:23名、桜蔭:13名、女子学院:8名
武蔵:7名、雙葉:2名、駒場東邦:22名、栄光学園:13名、聖光学院:13名
豊島岡女子学園:14名、渋谷教育幕張:25名、渋谷教育渋谷:12名
ラ·サール:1名、フェリス女学院:4名
慶應中等部:11名、慶應普通部:13名、慶應湘南藤沢:2名
早稲田:16名、早高院:6名、早稲田実業:5名

【イベント開催情報】

・10/20 (日) 「麻布中学校 学校説明会」(ハイアットリージェンシー東京)
・10/27 (日) 「中学入試 最難関中ガイダンス」(ハイアットリージェンシー東京)
・11/9 (土) 「中学入試ガイダンス」(駿台現役フロンティア 自由が丘校)

詳細は公式サイトのイベントページをご確認ください>>

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