「個性を生かして仕事をする」大人に育てるために小学校最後の3年間でできることとは?(3ページ目)

ゲームは禁止すべき?でも子どもの心配事は「時がきたら解決する」ことばかり

ゲームは禁止すべき?でも子どもの心配事は「時がきたら解決する」ことばかり

家庭での子どもの振る舞いに思わず眉をひそめてしまうという親御さんは多いでしょう。

家に居ればゲームやYouTubeに熱中し、お小遣いをあげればすぐに使い切ってしまう…こんなことで将来大丈夫なのかと不安に思ってしまうのは、親であれば当たり前の感覚です。

しかし、中根先生は最低限のルールさえ設けておけば、後のことは「時がきたら解決する」ことばかりだと述べています。

中根先生によれば、ゲームについては禁止せずに時間を決めるくらいに止め、お小遣いは無駄遣いをして後悔するという経験をさせることも大切とのこと。

時間制限を設けることでメリハリを付ける習慣をつけたり、取り返しのつく程度の失敗経験をさせたりすることで、人生をより豊かなものにしていくことができるのだそうです。

そして、子どもたちが熱中するゲームなどの趣味はくだらない、時間のムダと感じてしまうものですが、小学校中高学年の時期に何かに熱中する子は、その熱中の力が、年齢が上がってからも分野を変えて続くものだと中根先生は述べています。

勉強をするときはもちろん、社会に出て仕事をするときも、何かに熱中して取り組むという能力は必要不可欠なものです。

子どもがゲームなどに夢中になっているのが心配で仕方がないという人は、ぜひ第3章「10歳からさせたいこと、おしえたいこと」を繰り返し読んでみてください。

子育ての悩み、迷いがたちどころに吹き飛び、次の一手が見えてくることでしょう。