親子で時事ワードクイズを出し合って!
おすすめの使い方は、リビングやダイニングに置いて、家族みんなで見たり読んだりすること。そして、思い思いにひとつのワードを取り上げて、家族互いに、「○○とは、何のことでしょう」と、クイズを出し合ってみてはいかがでしょう?
時事ワード自体は知っていても、自分の言葉で、「○○は、××××です」と説明することは、大人でも案外難しいものです。しかしこれからの教育では、自分の言葉で表現できること、説明できることがとても大切になってきます。受験でも記述式で説明を求めたり意見を書かせたりということが増えています。
親子で答えを出しあって、正しく説明できているかを本書で確認していけば、こうした能力が育まれていきます。本書をしっかり読んでいたお子さまのほうが、ママより正確に説明できた!なんてことになったら、思いっきり褒めてあげてくださいね。
実際、時事ワードをたくさん知って、それを自分の言葉で説明できるようになると、社会に対する感度がぐっと高くなり、関心の範囲が広がっていきます。自分なりの考え方や意見というものが育っていきます。そして勉強の目的が、単にテストでいい点をとるため、合格するためだけのものではなく、自分の人生をより豊かにする深い教養へとつながっていきます。まさに難関校が求めるような生徒像です。
今、世界は新型コロナウイルスのために巣ごもり状態ですが、それが終わったとき、もう社会は、以前の社会には戻れません。自分が生きている社会、時々刻々と変化する社会を冷静に見極める能力は、より豊かに幸せに生きるためにも必須の能力です。
時事ワード、ひいてはニュースに敏感なお子さまになってもらうためにも、本書をおすすめしたいと思います。
『名探偵コナン KODOMO時事ワード2021』
著・編/読売KODOMO新聞編集室 小学館刊 980円+税
コナンと今を追跡! 未来を推理! 激動の「今」と、少し先の「未来」を、正しく追跡&推理するサブテキストです。新型コロナウイルスの「パンデミック」によって、だれもが今、ニュースに敏感になっています。不確かな情報が拡散されてしまう「インフォデミック」のおそれもあります。
そこで、小学生向け新聞人気ナンバーワンの「読売KODOMO新聞」の現役記者たちが、社会・経済・世界・政治・科学・文化・スポーツの時事ワードを簡潔に解説します。新一&蘭が「社会」、灰原&阿笠博士が「科学」、赤井&安室が「世界」など、コナンたちも7分野で一言アドバイスをします。注目ワードは解説記事と合わせてチェックできる工夫もあり!
巻頭特集は「2021→2030近未来★年表」。「アメリカ新大統領」「東京五輪・パラリンピック」などから、月や火星探査などの「宇宙開発」まで、一歩先いくニュースを紹介します。2021年度版は、シリーズ最多の「216ワード」を収録!いずれも要点をおさえ、1ワード数十秒で読めてしまう解説文です。