最近、中学受験をサポートするお父さんが増えてきました。うれしい反面、お父さんの行動に眉をひそめるお母さんも…。今、中学受験での親子・夫婦関係に悩むご家庭に大変好評なのが「中学受験! 合格する子のお父さん、受からない子のお父さん」です。「うちのことだわ!」と思えるようなケーススタディから、中学受験を“家族”で乗り越えるためのアドバイスが盛りだくさんです。
著者の一人、中学受験専門プロ家庭教師「名門指導会」代表、西村則康先生に、本書についてお話をうかがいました。
著者の一人、中学受験専門プロ家庭教師「名門指導会」代表、西村則康先生に、本書についてお話をうかがいました。
リモートワークで親子関係が悪化?
インターエデュ(以下エデュ):本を出されたきっかけについて、お聞かせください。
西村先生:コロナ禍で、自宅で仕事をするお父さんが増えてきました。お子さんの中学受験に関わる時間が増えて、受験勉強がうまく進められるようになったご家庭もあります。一方で、親子関係がギクシャクしてしまったご家庭も増えてきました。
そこにはどんな違いがあるのか、家庭教師としてお父さん方と接するうちに、わかってきたことがあります。お父さんが関わるからこそうまくいく、効果的な関わり方をお伝えしたいと思いました。
まずお母さんに手に取ってもらいたい!
エデュ: お父さん向けの本というわけではなく、お母さんが読んでも、中学受験について詳しく知ることができる内容になっていますね。
西村先生:お父さんは、中学受験に関する本をなかなか手に取りません。まずお母さんが手に取りやすいように、楽しんで読んでもらえるようにしました。
読み進める中で、本書で紹介しているお父さんの関わり方に、共感を得る部分がたくさんあると思います。しかし、それをそのままお父さんに伝えると、癇に障ることもあるでしょう。
そこで、本書をダイニングテーブルに出しておいて、お父さんが「なになに?」とパラパラとめくっていただけるようなものを考えました。
決して、うまくいかないお父さんは、中学受験に関わらないほうがいいという内容の本ではありません。安心して手に取っていただければと思います。