接点がない人とも知り合えるのがSNS。親子で話し合いを
SNSと無縁で過ごさせるということも今や現実的ではありません。親がやるべきことは、本人がきちんと自分の行動について考えられるように話し合っておくことしかないかもしれませんね。
あるいはいっそ、相手の方に会ってみればという意見もありました。
親子で率直に話し合える関係を大切に
さまざまな観点からの意見が寄せられ、アナログさんからはこのような返信が届きました。
「SNSや中高生がらみの事件が報道される度に、娘にはネット内での安易な発言や夜間の外出がいかに危険であるか説いていたつもりでした。
娘と話し合い、自分を大切にすることとは何か、将来の夢に向かって今自分がすべきこと、高校時代にやりたいことは何かなど、時間をかけて娘の考えを聞きました。また、親の考えや想いも伝えました。今まで少し距離があった感じが、少しだけなくなったようです。」
その後、話し合いを経て、「今のところ、彼とは連絡を取らない、自分のやるべき事(勉強)・部活に取り組むと決めた」とのこと。
出会いの場がSNSであってもなくても、年頃にもなれば異性と出会うということは起こります。そのときにお子さん自身で適切に判断し、自分の身を守ることができるように、SNSの危険性など知識だけでなく、親としての思いを伝えておくことが大切ですね。そして実際に付き合い始めたときには、お子さんの気持ちに寄り添いつつ、率直に話し合えるような関係を築くことが大切なのではないでしょうか
我が家では、SNSでのやり取りを強制終了させるのではなく、男性選びの価値観、目安のようなものについて、話し合うというか、刷り込んでいます。
かつてなら接点がない種類の人とも、簡単に知り合えてしまう時代です。それも必要だと考えています。スマホを取り上げることはなんとかできたとしても、ネット環境から隔離することは不可能。いつまでも籠の中に入れておくわけにもいきませんから。
一度会われてみてはいかがでしょうか。親が会うと言ったら逃げ出すような相手なら論外だし、しっかり出てくるなら覚悟ができているのでしょう。中卒の建設業なんてとんでもないとお思いしょうが、案外いい人かもしれません。
もちろんいい人だからって許せるかというとそうでもないのはわかります。でも彼の本質を見ないで、頭ごなしに反対する、その態度が娘さんからすると許せないのではないでしょうか。「何があっても深入りしない事を守ってくれる方なら信用できる」と娘さんに伝えてみては。
私なら、やはり相手に会うと思います。それでも、きちんとお付き合いできるような子ならそれも良しですし、大概は親（特に男親）がうるさく出てくるような子は…と向こうから振ってくれるのではないかな。
SNSだから抵抗を待つのも無理ないと思います。確かに子どもだし、まだまだ考えは甘いです。ですが、子どもだからこそ親が自分をどれだけ大切に思ってくれているかは感じられるものです。それを理解した上で親御さんの思いを押し切ってまで付き合いたいのは、それだけ彼に対しての思いが本気だからです。今無理に引き離すのではなく娘さんの立場になり寄り添って相手の男性がどのような人なのか理解しようとすることが大切なのではないでしょうか？