憧れは「ハケンの品格」!? 正社員より派遣になりたいという娘にがっかり(2ページ目)

「派遣」になりたい別の理由があるのでは?

問題は、「派遣」か「正社員」かではなく、別のところにあるのでは?と心配する方もおられました。

「お嬢さまは最初の職場で、心に相当なダメージを受けていて、そしてそのダメージは今現在もまだ回復されていないのでは、と感じられました。
今、お嬢さまに必要なのは、適度に社会とふれあいながら心の回復に務めること、そして、どんな仕事が向いているのか、ご自身で見極めることです。
それには、いろんな職場で働ける派遣はうってつけでしょう。
自分に合う仕事が見つかれば、派遣でも契約社員でも長く続けることです。
私事ですが、アラフィフで派遣社員→契約社員→正社員となりました。20年以上働き続ければこんなこともあります。」

「ポイントは、お嬢さんが辛いと感じている点かと。
私も会社を辞めたいほど辛かった時期がありましたが、同期達の存在が大きかったです。私は自分の弱みをオープンにできない性格でしたが、同期達が指導担当の先輩にボコボコに言われた話や、失敗談、上司から怒られた話を愚痴りあったり、笑い話にしたりしているのを聞いて、自分だけじゃないんだと救われました。
だから、そんな同期達がいなければ辛いのでは。」

「小学校から付属で、世間を知らずに育ったのが逆にコンプレックスでした。海外の大学を出て帰国した私は、アルバイトが楽しくて就職する気も全くありませんでした。
毎日フルで働いていればお金は出るので『別に一生これでもいい』と本気で思っていました。
その後、親に鞭うたれてしぶしぶ就職しましたが、当時は相当親を恨みました。『アルバイトや派遣って、ボーナスもらえないし保証がないよ?』と言われても、そもそもそんなにお金を使わないので、楽しいアルバイトをしているのが何故ダメなのか、全く理解できませんでした。結婚して子育てをしてみて、親の言っていた意味がわかりました。ですので、お金や生活に関して具体的な数字が見えていない娘さんが、仕事のありがたみが分かるのはもう少し先だと思います。」

気持ちの変化を祈って

投稿者のもみじさんからはこのような返信が届きました。

「就活も転職も、自分の意思で決めてきて、もう年齢的にも親の出る幕ではないけれど、同居していると気になってしまっていけません。
就職と同時に家を出てほしいと伝えていれば、正社員より派遣がいいとは思わなかったのかもしれないですが、後の祭りです。
話を聞くと、何かの資格を取得するまでは現在の会社で働くつもりとのことです。またしばらくしたら気持ちも変わるかもしれないと、祈るほかありません。」

娘さんも今すぐやめたい、という状態ではなさそうです。今は自分に何ができるか、どうしていったらいいのかいろいろと道を探している途中なのでしょう。親としては心配なことはまだまだ続きそうですが、自分に合う道を見つけられるよう、精一杯応援してあげたいですね。

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(イラスト:ぴか丸)