同じ境遇の人との出会いが転機に
たくさんの励ましの中に、パガニーニさんと同じような状況に苦しんでいる「なんといっていいかさん」という方から投稿がありました。この出会いが、パガニーニさんが前向きになるきっかけになったようです。
「なんといっていいかさまは、私にしてみたら、雲の上の方、うらやましいのを通り越して、スターです。私は趣味であなたはプロ。失礼かもしれませんが、立場は違っても、気持ちは一緒といっても構いませんか？
私はもう少しだけ、悪あがきしてみたいと思います。諦めきれないのです。まだ諦めたくない。」（パガニーニさん）
「悪あがきできる状況でしたら、されたほうがいいと思います。不可逆的な故障でなければうまくできるようになるかもしれません。工夫も助けになるかもです。
たぶん私と似ていると思います。故障が治らないものと知ったとき、そして蹴落されたとき、世界が崩れるように思いました。
お話をうかがって、少し再開しようかと思いました。You Tubeでもしましょうか。」（なんといっていいかさん）
「頑張って、諦めないで、また一つでも進歩できたら儲けもんですよね。
体の機能って不思議なもの。だめだと医者に見捨てられても、よくなるという奇跡だって、世の中にはあるのですから。
YouTubeやって下さい！ぜひ！私も励みになります。一人より二人（笑）だと頑張れる！勇気をもらいました。ありがとう。」（パガニーニさん）
あきらめません！いつか心に触れる演奏を！
このやり取りがきっかけとなったようで、その後、パガニーニさんは「前向きに治療を始めた」そうです。
「やはり捨てられるものじゃないんですよね、ずっとやってきたものって。
今までよりはうまくいかなくてもいい。歩みをとめずにゴールを目指します。
まだあきらめません。」
また、なんといっていいかさんからも、明るい言葉が届きました。
「私たちは自分なりに歩を進めて、いつの日か応援してくださる方の心に触れる何かを演奏できるようになれたらいいな、と思います。お互いに頑張りましょう！」
好きなことはやはりあきらめられない、あきらめたくないとの気持ちが生まれたパガニーニさん。思い切って掲示板に投稿したことで、奇跡的な出会いがあり、前向きな一歩を踏み出す大きな転機となりました。それは、なんといっていいかさんも同じだったようです。
お二人の素敵な演奏を聞ける日が楽しみですね。
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【6206571】趣味を失いました
（イラスト：shizukumochi）
「私も身体的な理由で、仕事にしていた楽器ができなくなっています。
物心ついてから今まで他の人生は考えてもみませんでしたし、許されもしなかったので、他に趣味もなく、ずっと、自分が生きていていいのか悩んでいます。
音楽がお好きでしたら何かできることはないのですか？今までやっていらした楽器がプロ級で、始める楽器が初心者でも、楽しめるということはないですか？
私はたぶん他のもだめなので。ご一緒にほかの趣味を探しましょうか。何があるでしょう？」（なんといっていいかさん）