そこで、今月より自己肯定感を正しく理解できるための動画連載をスタート。
第1回目は「自己肯定感の基本のキ」をテーマに、自己肯定感を正しく捉え直すための基本的な知識を、子どもの発達科学研究所所長・子育て博士の和久田学先生に解説していただきます。
【疑問】自己肯定感が低いからうまくいかないの?高いとうまくいくの?
どうしてもうまくいかなくて落ち込んでしまう、またなかなか前向きになれない、というとき「自分の自己肯定感が低いからだ」などと思うことはないでしょうか。
反対になんでもバリバリできて発言力のある人は「自己肯定感が高い」、などと思いがちではないでしょうか。
でもその捉え方、実は間違っているかもしれないのです。
では「自己肯定感」とはいったいどういうものなのでしょうか。
【子育て博士の回答】自己肯定感は高すぎても低すぎても良くないのです
和久田先生から自己肯定感の本質について、明快に解説していただきました。
次回は、自己肯定感の男女の違いや、発達段階に応じて自己肯定感がどのように変化するのかを詳しく解説していただきます。
思春期は自己肯定感の「危機」!?子育て博士が回答 知っているようで知らない本当の「自己肯定感」とは(2)
回答者紹介
和久田 学(わくた まなぶ)先生
公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長・主席研究員。小児発達学博士。大阪大学大学院招聘教員、日本児童青年精神医学会会員及び教育に関する委員会委員他歴任。
教員経験ののち、博士号を取得した稀有な経歴を持つ研究者。日本の教育、子育ての世界に科学的根拠に基づく先進的な研究やプログラムを導入。「愛と科学は両立する」を信条に、子どもたちが本来持っている能力を存分に発揮できるよう、研究・開発・社会実装に力を注いでいる。
著書に『科学的に考える子育て~エビデンスに基づく10の真実~』(緑書房)、『学校を変える いじめの科学』(日本評論社)。その他論文多数。
本メディアでは、2021年7月から10月にかけて「反抗期を科学する」をテーマに全12回に渡り連載。
公益社団法人子どもの発達科学研究所 とは?
子育て、発達障害、いじめ予防、就労支援等に関し、科学的根拠に基づくプログラムの研究開発と提供を行う日本では数少ない社会実装団体です。
いじめ予防に関するオリジナル動画コンテンツの制作やプログラムの普及を行うほか、子どもの「こころ」の発達や「学び」に関する正しい支援・対応が学べる講座をシリーズで提供し、教育関係者や保護者の方々から高い評価を得ています。
すべての子どもの幼児期から思春期における成長を科学で支え、健やかな未来へと導くため、研究、開発、コンサルティングなど、幅広く活動しています。
公式サイト:https://kodomolove.org/