第2回目は性別の差や年齢による自己肯定感の変化を中心にお話いただきました。思春期、特に女子のお子さまがいらっしゃるご家庭は必見です。
【疑問】自己肯定感は男女や発達段階で違いがあるものなのでしょうか?
子どもが小学校の低学年の頃は、何でも楽しく取り組んでいたのに、高学年ぐらいから、「何をやってもダメなんだ」と悲観的に考えるようになった、という話を聞くこともあります。年齢によって自己肯定感は変わるものなのでしょうか。また男の子、女の子で違うものなのでしょうか。
【子育て博士の回答】自己肯定感は、実は女の子の方が下がりやすいんです
和久田先生によると、年齢と共に自己肯定感は下がり、思春期は「自己肯定感の危機」になるとのこと。特に女子は要注意だそうです。その理由とは…。動画で詳しく解説しています!
子どもの発達科学研究所では、自己肯定感だけでなく、子育てにおける大事なポイントを動画で解説しています。
こちらもぜひご覧ください。
YouTube動画「子育て応援!子どもの発達と自己肯定感」
次回は、自己肯定感を下げないための方法について教えていただきます。お楽しみに!
回答者紹介
和久田 学(わくた まなぶ)先生
公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長・主席研究員。小児発達学博士。大阪大学大学院招聘教員、日本児童青年精神医学会会員及び教育に関する委員会委員他歴任。
教員経験ののち、博士号を取得した稀有な経歴を持つ研究者。日本の教育、子育ての世界に科学的根拠に基づく先進的な研究やプログラムを導入。「愛と科学は両立する」を信条に、子どもたちが本来持っている能力を存分に発揮できるよう、研究・開発・社会実装に力を注いでいる。
著書に『科学的に考える子育て~エビデンスに基づく10の真実~』(緑書房)、『学校を変える いじめの科学』(日本評論社)。その他論文多数。
本メディアでは、2021年7月から10月にかけて「反抗期を科学する」をテーマに全12回に渡り連載。
公益社団法人子どもの発達科学研究所 とは?
子育て、発達障害、いじめ予防、就労支援等に関し、科学的根拠に基づくプログラムの研究開発と提供を行う日本では数少ない社会実装団体です。
いじめ予防に関するオリジナル動画コンテンツの制作やプログラムの普及を行うほか、子どもの「こころ」の発達や「学び」に関する正しい支援・対応が学べる講座をシリーズで提供し、教育関係者や保護者の方々から高い評価を得ています。
すべての子どもの幼児期から思春期における成長を科学で支え、健やかな未来へと導くため、研究、開発、コンサルティングなど、幅広く活動しています。
公式サイト:https://kodomolove.org/