どういうことでしょうか。
【相談】小学校受験をするのに親子関係がうまくいかず、子どもの自己肯定感も低い状況です…
「この秋、小学校受験をする息子がいます。
この期に及んで、母子関係がうまくいきません。育て方、接し方が分かりません。
教えてくださる方はいます。安心感を与え、認めてやり、褒めてやること。
分かっています。頭では理解できます。理想的です。
でも、現実にはまったく反対の事ことをしてしまいます。
案の定、私的にみると、息子は常に自信がなく覇気がありません。
どうしたら息子に自信をつけさせ、自己肯定感も高めることができるのでしょうか?」
【子育て博士の回答】脳はネガティブなことに反応しやすい。うまくいったことに注目しましょう。
この相談を聞いて和久田先生は「がんばっているお母さんにとても多い問題です」とのこと。
こうした悩みに陥ってしまう要因はなにか…。それには自己肯定感を形成する3つの性質が影響しているようです。
さらに、子育てがうまくいかないという悩みへの解決策としては、脳はネガティブにことに反応しやすい性質あるので、「うまくいったことに注目すると良い」とのアドバイスをいただきました。
子育てがうまくいかないとお悩みの方は、ぜひ最後まで動画をご覧ください。
お知らせ
子どもの発達科学研究所では、今回の連載の内容を含めたスペシャルセミナーを開催します!
子育て博士 和久田学が、「本当の自己肯定感」についての正しい知識や研究結果をお伝えするとともに、今注目の「アクティブラーニング」の観点から、自己肯定感を高めるコツを提案します。
本当の自己肯定感について知りたい方、アクティブラーニングを取り入れた学びをご検討中の方、お子さまの将来のために備えておきたいとお考えの方、ぜひご参加ください。
回答者紹介
和久田 学(わくた まなぶ)先生
公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長・主席研究員。小児発達学博士。大阪大学大学院招聘教員、日本児童青年精神医学会会員及び教育に関する委員会委員他歴任。
教員経験ののち、博士号を取得した稀有な経歴を持つ研究者。日本の教育、子育ての世界に科学的根拠に基づく先進的な研究やプログラムを導入。「愛と科学は両立する」を信条に、子どもたちが本来持っている能力を存分に発揮できるよう、研究・開発・社会実装に力を注いでいる。
著書に『科学的に考える子育て~エビデンスに基づく10の真実~』(緑書房)、『学校を変える いじめの科学』(日本評論社)。その他論文多数。
本メディアでは、2021年7月から10月にかけて「反抗期を科学する」をテーマに全12回に渡り連載。
公益社団法人子どもの発達科学研究所 とは?
子育て、発達障害、いじめ予防、就労支援等に関し、科学的根拠に基づくプログラムの研究開発と提供を行う日本では数少ない社会実装団体です。
いじめ予防に関するオリジナル動画コンテンツの制作やプログラムの普及を行うほか、子どもの「こころ」の発達や「学び」に関する正しい支援・対応が学べる講座をシリーズで提供し、教育関係者や保護者の方々から高い評価を得ています。
すべての子どもの幼児期から思春期における成長を科学で支え、健やかな未来へと導くため、研究、開発、コンサルティングなど、幅広く活動しています。
公式サイト:https://kodomolove.org/