会員限定: 発売1年で6刷の人気本!親子で楽しめる『13歳からの経営の教科書』をプレゼント

慶應義塾大学商学部で准教授を務める岩尾俊兵さんの著書『13歳からの経営の教科書「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語』を、インターエデュ会員の方の中から抽選で3名様にプレゼントします。

図書館で偶然拾った「みんなの経営の教科書」から始まった…

ある日、学校の図書館で「みんなの経営の教科書」と書かれた本を見つけたヒロト。ぼろぼろの表紙の古い本には「経営」や「会社」、「事業」、「マーケティング」などについて詳しく書かれていた。ヒロトはこの本に導かれて「ビジネス」を始めることにした。

プレゼントキャンペーン詳細

【キャンペーン実施期間】
2023年6月23日~2023年7月17日まで
【応募資格】
インターエデュ会員に登録されている方
※簡単なアンケートにご回答いただきます。
【応募方法】
ページ下部の応募フォームのリンクからご応募ください。
【当選者数】
3名様
【当選発表】
応募者多数の場合抽選となります。結果は商品の発送をもってかえさせていただきます。

『13歳からの経営の教科書「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語』

岩尾 俊兵・著、KADOKAWA・刊、1,760円(税込み)
>詳細・販売サイトはこちらから

先行き不透明なこれからの社会を生き抜くために、誰しもが「自分の人生株式会社の社長」として、経営の心と知を持ち、互いに建設的な意見を出しあい、協力し、高い目標に向かって進んでいくことが大切になるという想いから書かれた本。

主人公ヒロトが中学校の図書室に忘れ置かれた古い本「みんなの経営の教科書」と出会ったことをきっかけに一人で始めた「ビジネス」を、徐々にクラスの友だちを巻き込み、時に困難にぶつかりながらも成長させていく過程を通して、起業・マーケティング・株式などのビジネス素養が分かりやすく学べる物語。

前からはヒロトと仲間の物語、後ろからはヒロトが拾った「みんなの経営の教科書」を読むことができる2部構成となっています。 2022年6月に発売されてから、「子どもに読ませたい」「子ども向けだと思ったけど、大人が読んでも面白かった」と評判を呼び、現在6刷を重ねています。

子どもだけでなく大人も一緒になって、一つひとつの言葉の解説からビジネス素養を分かりやすく学べる「みんなの経営の教科書」の一部をご紹介します。

『13歳からの経営の教科書』冒頭3ページを試し読み

まずは経営について。世の中は経営であふれている。
自分が思いついたことをやってみるにも、経営はかならず必要だ。
それに、経営が上手ければ、お金を稼ぐこともできる。
世の中、お金ばかりじゃないけれど、でもお金だって大事だ。
お金があればお菓子だってサッカーボールだって最新のゲームだって買うことができる。
もちろん、夢とか幸せとか、お金で買えないものだってたくさんあるけれど。
そういわれても、「けいえい」って何だ? という人も多いだろう。でも、次のように考えてみたらどうだろう?

まずは出発点として、家の中を見回してみよう。
テレビ、ソファー、テーブル、フライパン、電子レンジ、花瓶、お菓子……などなど。これらは何らかの「組織」や「会社」によって作られたものばかりだ。
いいかえれば、これらは誰かひとりの天才がたったひとりで作ったものではない
たくさんの人と、たくさんの物、たくさんのお金、たくさんの情報、たくさんの知識が集められてようやくそれぞれの家庭にとどいたものだ。

そして、それを可能にするのが「経営」だ。
ビジネスを実現するには「天才」でなくてもいい。大事なのは「経営」だ。
ビジネスのために集められた人・物・お金・情報・知識はただ単に倉庫に集められただけでは何の意味もない。
だれかが何かの考えをもって、決まったやり方で、組み合わせられてはじめてテレビなどの製品になる。

どんな天才科学者や天才発明家でも、ひとりではなにもできない。
たとえばテレビの仕組みを考えたとしても、それを世の中に広めるのはひとりでは無理だ。
すばらしい設計図があっても、誰かがガラスを溶かし、鉄を曲げて、配線を張り巡らし、それを組み立てて、みんなの街のお店に届けて、販売員さんが声を張り上げて売ってくれなければ、まちかどでいつでもテレビを買えるようにはならない。

これだけではない。
テレビは、番組を流すテレビ局が存在しないと、ただの鉄の箱になってしまう。
このテレビ局にも、番組を考える人がいて、シナリオを書く人がいて、芸能人がいて、照明さんがいて、音声さんがいて、カメラマンがいる。
こうした人たちがいてはじめてテレビは成り立つ。

ここまでで一安心した人はまだまだあまい。
テレビを製造・販売する会社とテレビ局だけでもテレビは成り立たない。テレビ局は「広告」でお金をもらっているからだ。
みんながテレビを見るときに邪魔だと思うCM。
このCMにたくさんの広告料を支払う人たちがいるからこそ、テレビ局はテレビ番組を作るのに必要なお金を支払うことができる。
そして、この広告は「広告代理店」という会社によって作られる。

たとえ話が長くなってしまった。
とにかく、テレビひとつをとってもこれだけたくさんの組織が関わる。
そして、これらすべてに「経営」が必要だ。
あらためて、経営って何なのだろう?といってもまだこの教科書ははじまったばかり。
そんなにあせる必要はない。
ひとまずは経営を次のように考えてみよう。
世の中に何らか「いいもの」を生みだすこと。
そのために、人・物・お金・情報・知識などなどをどこかから集めること。
そして、それらを目的にあうやり方で組み合わせて製品やサービスにすること。
そうやって、その製品やサービスを世の中に届けること。
ちょっとむずかしい?
答えのない問題を考え続けるのも経営にとって大事だ。

ちなみに経営は株式会社だけのものではない。
経営はすべての「組織」に必要なもので、その組織の中には株式会社もあれば学校や役所などもある。
そうしたすべての組織に経営が必要なのだ。
それに、人は誰だって自分の人生を経営している。
やりたいことがあったら、目標を立てて、計画をして、誰かの力を借りながら、経営していかなければ実現できない。
だから、すべての人にとって経営は必要不可欠だ。
そして、経営について学ぶことで世の中のことを学ぶことができるだけでなく、実際に経営をやってみることもできるかもしれない。
ほんのちょっと、この教科書と出会うというほんのちょっとの運さえあれば、あとはやる気の問題だ。

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