図鑑ビギナーも図鑑好きも、図鑑NEOの体の図鑑で賢くなろう!

人間の体のしくみに関する画期的な図鑑が発売されました。美しい写真や図版に加えて、大人もうならせる本格的な情報、加えて楽しいDVDやちょこっと知識のQR動画までついています。それは小学館の図鑑NEOの『[新版]人間 DVDつき ヒトのからだ』。圧倒的な情報量にも驚かされました。図鑑好きにも図鑑ビギナーにもおすすめの一冊です。

人間にまつわるあらゆるジャンルを網羅

図鑑が考える力や知的好奇心を育てるのに効果的ということは、ご存知だと思います。ただ、今はいろいろなタイプの図鑑があるので、うちの子にはどれを選んだらいいの?と迷ってしまう方も多いと思います。

そこで、どんなお子さまでも、これなら大丈夫という図鑑をご紹介します。それは、小学館の図鑑NEO『[新版]人間 DVDつき ヒトのからだ』。この図鑑は、初版の発行が2006年、以来ロングセラーになっていたのですが、このたび全面改訂されて[新版]として発売されました。200ページ近い図鑑本体に加えて、70分のDVD、QR動画までついていて2,420円! 本体はA4判変型でしっかりした作り。パラパラめくるときれいな写真や精密な図版など、見るだけでも子どもの好奇心をかきたてそうです。正直、安い!と思いました。

「ヒトのからだ」と聞くと体のしくみだけの図鑑かなと思ってしまいますが、この図鑑が扱っているのはそれだけではありません。「ヒトの誕生」や「心と体の成長」「体と病気」などの章、医学の歴史、東洋医学、医療機器の開発、薬の開発、再生医療と人工臓器、義肢といった巻末特集など、さまざまなジャンルに及びます。これなら、どんな子でもどこかに好奇心がヒットすることでしょう。

子どもだけでなく大人も楽しめる

メインの体のしくみに関する章は、「感じるための器官」「情報をコントロールする器官」「ものを取り込んですてる器官」「体の中の流れ」「体を動かすしくみ」「体をつくる細胞」という構成で、体の部分の名前から臓器のかたち・動き・役割が、見やすい図版とわかりやすい文章でしっかり説明されています。ところどころに「やってみようコラム」があって、自分で試して実感できることが紹介されています(例:盲点をさがそう)。

そして一番感動したのは、説明が子ども向けとは言えないぐらい本格的だということです。あるパパは、こんなふうに感想を話してくれました。

私自身、図鑑好きだったので1年生の息子用に買ったのですが、息子に渡す前に、私が夢中で読んでしまいました。これは子ども向けというより大人も含めた万人向けの図鑑ですね。医学知識にはそれなりに自信がありましたが、この図鑑を読んで自分の知識がだいぶ古くなっていたことに気づかされました。専門用語もきちんと書いてあって、しかもそれがわかりやすく説明されているのです。だから大人向けの本よりずっと理解しやすいんですよ。それで、息子へのプレゼントではなく、親子一緒に使おうと言うことにしました。

確かに大人でもうろ覚えだったり、よく聞くけれど正確な意味は知らないということ、ありますよね。たとえばニュースなどでよく聞く「LGBTQ+」も、本書で初めて正確な意味を知ることができました。

図鑑・本好きにするきっかけに最適

図鑑のメリットのひとつは、これ何?と思った時に、それだけを拾い出して調べることができることですが、この図鑑の場合、目次だけでなく索引からも簡単に見つけることができます。それに図版が大きくてきれいなので、パラパラとめくりながら見つけることも可能です。

また、これまで図鑑や本に親しんでこなかったお子さまには、巻末の「子どものしつもん100大集合」の中から、関心がありそうなことを見つけて、図鑑に親しむきっかけを作ることができると思います。ここには、「「おならはなぜにおうの?」「おへそは、なぜあるの?」など子どもが不思議に思うことが短い文章で説明してあります。

もちろん、ドラえもんとのび太がガイドするDVDも、好奇心をかき立てるのに最適です。70分6番組ですが、通しで見ても飽きさせません。

さらにびっくりしたのが、カバー裏。「身長が伸びるしくみ」「虫歯のでき方」「DNA」など20のテーマごとにQRコードがついていて、そこから動画を見ることができます。短い動画でからだに関する知識が身につくというわけです。隙き間時間に活用することができますね。

親子一緒に、体やウイルスに詳しくなろう!

医学や人体に関する研究は日進月歩。すでに人体関連の図鑑は持っているというご家庭でも、新型コロナウイルスや新しいタイプのワクチンの知識、アレルギーに関する最新情報が網羅されているこの図鑑は、買って損はないでしょう。新しい知識、正確な知識を、子どもと一緒に身につけるのにおすすめです。

決して参考書のような使い方はしないでください。図鑑のいいところは、知識を「覚えるべきこと」「学ぶべきこと」として押しつけてこないところです。見るほうの関心にあわせページを選んで、そこからその世界に入っていけます。自分が発した関心からスタートできるからこそ、考える力や知的好奇心が育まれるのです。

皆さん、「家庭の医学」は常備されていると思いますが、それに加えてこの図鑑NEO『[新版]人間 ヒトのからだ』も、ぜひリビングに常備してください。子どもの教育のためだけでなく、親子一緒に教養と実用の両面で活用できると思います!

小学館の図鑑NEO[新版]人間 DVDつき ヒトのからだ

監修/松村讓兒、牛木辰男、池谷裕二、小学館刊、定価2,420円(税込)

最も身近な「体」のことが、よくわかる図鑑。小学館の図鑑NEOシリーズのロングセラー「人間」が新版になって登場!体のしくみからウイルスの最新情報までをわかりやすく解説。

「おならは、なぜにおうの?」「おやしらずって、何?」「なぜ熱が出るの?」など、体や病気への素朴な疑問に答える「子どものしつもん100大集合」を14ページにわたって大特集。答えを知ることで、自分の体への理解が自然と進みます。
表紙カバーの裏は「動画でめぐる ヒトのからだの旅ポスター」になっていて、NEO史上初のQR動画をスマホやタブレットから合計20本、手軽に視聴することができます。脳、血液、DNAなど、テーマごとの解説動画を視聴することで、体の中でおきていることへの理解が深まります。

ドラえもんが登場するDVDもついています。6番組でたっぷり70分のDVDでは「赤ちゃんのふしぎ」や「お医者さんのお仕事体験」のほか、自分でも試せる「体のふしぎテスト」や「視覚のふしぎ」で体への興味が増します。体に関する楽しいクイズもあります。
紙面とQR動画、DVDがついたこの1冊で、ヒトの体がよくわかります。

<編集者からのおすすめ情報>
最も身近な自分の体について、知っているようで知らないことがたくさんあります。どのようなつくりやしくみになっているのか、どうやって生まれてくるのか、なぜ病気になるのかなど、多くのことがわかってきましたが、未知のこともたくさんあります。
今こうしているときも、読んで理解するための目や脳だけでなく、筋肉や骨によって姿勢が保たれ、心臓や肺などさまざまな臓器が連動して働いています。この体は、たった一個の細胞が分裂してできました。
本書では、そんな「ヒトのからだ」の驚きの世界や進化の歴史、医療の最新情報を取り入れ、わかりやすく解説しています。図鑑の漢字にはフリガナがついているので、漢字の多い体の部位の名称もバッチリ読めます。
ドラえもんやのび太と一緒に学べる70分のDVDではお腹の中の赤ちゃんの様子や、錯覚の世界、最新の医療器具を使用した医師の職業体験などを収録。
カバー裏のポスターから、NEOシリーズ初のQR動画20本へアクセス可能。スマホやタブレットで心臓や血液などの仕組みや働きを手軽に学べます。
図鑑ページ・DVD・QR動画といった、さまざまなアプローチで人間のこと、自分のことを知ることができる1冊です。