【お悩み】親が決めていい?中学受験の志望校
小学5年生女子のお母さまのお悩み
学校説明会の動画を家族で見ています。昔ながらの伝統校でイメージ通りでした。
ただ、「娘に合うか?」という点で引っ掛かります。
娘はなんでも言われたことをさらっとやって終わりにするタイプで、こだわりがありません。説明会動画で授業を見ていると、一つひとつの授業にこだわりをもって取り組まれており、広く考える力を付ける内容になっています。親としては魅力的です。
中高という多感な時期に、何か気づきを与えてくれるのではないかと期待をする一方で、課題に追われて親子で取り組む姿も目に浮かびます。
娘は親がすすめれば「行きたい!」とその気になるタイプです。第一志望だけは早めに決めたいと思っていますが、親が決めきれずにいます。このまま親が主導で志望校を絞っていっても良いものでしょうか?
【回答】安浪先生からのアドバイス動画
ベストな学校なんてない。子どもの強さを信じて!
動画ダイジェスト
安浪先生: 親御さんが「素敵だな」と思える学校が見つかってよかったですね。お子さまに強いこだわりがないなら、親御さんが「ここがいいかな?」と感じた学校を志望校にするという考え方で良いですよ。
ただし、本人にも強い志望動機をもたせましょう。たとえば、日頃の発言や会話の中から、本人の資質と志望校のカラーが重なる点を見つけて声をかけるなど、親御さんがモチベーションを高めてあげてください。「私がこの学校に行きたい」と思わせることがとても大事です。
「ベストな学校」なんてありません。親はどんなに良い学校だとしても、結局は心配をするものです。
子どもはそんなに弱くないですよ。お子さまの生きていく力や、学校ですごしていく力を信じてあげてください。
今回の回答者:安浪 京子(やすなみ きょうこ)先生
中学受験カウンセラー / 算数教育家
関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。
プロ家庭教師歴20年以上。
中学受験算数を専門としたプロ家庭教師集団、株式会社アートオブエデュケーション代表。きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩出している。
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