【お悩み】塾に行けない…でも塾はやめたくないと言う息子
小学5年生男子のお母さまのお悩み
塾のオンライン授業と外出自粛の生活が数か月続いていた影響なのか、通常の塾の対面授業が再開しても、通塾を嫌がりお休みしています。
保護者が同行すれば塾に行くことはできるのですが、毎回それは不可能な状況です。
本人は、「塾はやめたくない」と言っているものの、家庭学習では限界があり、宿題もほぼできていません。
塾に相談したところ、家庭でも声がけをしてなんとか通塾させる方向にしてほしいと言われてしまいました。どのように対応したらよいのか、アドバイスをお願いします。
【回答】安浪先生からのアドバイス動画
心と体が一致しないときは、無理やり塾に行こうとしない
動画ダイジェスト
安浪先生: 塾に行けないけれど、やめたくないというお悩みは多くあります。オンライン授業や外出自粛は、原因というよりもきっかけにすぎなかったのかもしれません。
今のお子さんは、思っていることと体が一致しない状態にあります。本人は行かなきゃいけないと思っているのだけれども、体が動かない。まず、こういうときは、無理やり塾に連れて行こうとしないことですね。
お子さんは、今、心がちょっと疲れちゃっているのだと思います。ケースバイケースですが、少し休んだら塾に行けるようになる子もいるし、1か月かかる子もいるし、半年、1年になる子もいます。
元気が回復するのがいつになるかわからないながらも、ある程度のゴールを設けてみてください。本人に会ってみないとわからないですが、本人が受けたいのなら入試を受けることを目標にしても良いと思います。なにがなんでもここに合格!というゴールではなく、中学受験というものを利用して、何をお子さんに身につけさせていのか。そこに一度立ち返られるといいかなと思います。
家庭だけだと煮詰ってしまうので、カウンセラーとしての家庭教師や、個別指導など第三者に入ってもらうのも良いですよ。
繰り返しになりますが、お子さんに、いつ・何をやったら塾に行けるということではありません。お話したことがヒントになればと思います。
動画では、塾に行けなくなってしまったお子さまの実話もお話くださいました。胸が痛くなるようなお話もあり、どきりとさせられる場面もあるかもしれませんが、安浪先生からのヒントをぜひ受け取ってください。
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今回の回答者:安浪 京子(やすなみ きょうこ)先生
中学受験カウンセラー / 算数教育家
関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。
プロ家庭教師歴20年以上。
中学受験算数を専門としたプロ家庭教師集団、株式会社アートオブエデュケーション代表。きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩出している。
あなたのお悩みを聞かせてください
お子さまのようすをはじめ、勉強方法や学校選びなど、中学受験に悩みは尽きません。「こんな些細なことでもいいかしら…」と思った方のお悩みこそお待ちしています。