【小6女子】中学受験しない子との距離の取り方

中学受験をするしないにかかわらず、仲良しのお友達との関係を長く続けさせてあげたいと考えるのが親心。でも、お子さまが中学受験をしないお友達のことで悩み、成績に影響を与えていたとしたら…。安浪先生と小川先生が、お子さまの心を守るために大人ができることを教えてくださいました。

中学受験しない友達が受験校を聞いてくる

小学校6年生女子のお母さまのお悩み

【お悩み】中学受験しないお友達が受験校を聞いてきて…

近所に住む中学受験をしないお友達が、娘の中学受験についてしつこく聞いてくるようです。受験校など具体的なことを聞かれるので、娘も困っているようす。「わからない」、「決まっていない」と答え、「あまり聞かないでほしい」とお願いしても、悪気がないのか、すぐに忘れてしまうようです。

子ども同士のことなので気にしすぎのようにも思うのですが、6年生になってから成績の上下が激しく、若干不安定気味です。
娘自身が強くなる(気にしないようにする)しかないのですが、どのような声がけをしていけばよいでしょうか?

【親にできること】言い訳できるようにしてあげよう

安浪先生からのアドバイス: 志望校について聞かれるのは、受験しない友達から聞かれるのも嫌だし、同じ塾の子からでも嫌なものです。結論としては“ガン無視”でいいと思います。しかし、お嬢さんに一切話さなくていいと言っても、6年生だと人間関係があると思うので難しいですよね。

有効なのは、パパやママに言うなと言われた、塾の先生に言わないよう注意されたなど、お嬢さんが言い訳できるようにしてあげることです。大人ができる対応方法を4つご紹介します。

  1. パパやママに言われたと伝える
  2. 塾の先生から言われたと伝える
  3. 相手の保護者にやめてもらうよう話をする
  4. 学校の先生からクラス全体に話をしてもらう

お嬢さんも「先生が言っていたじゃない」など、言い訳ができると思います。それでもしつこく聞いてくるのであれば、「相手が嫌なことを何度もしてくる子は友達じゃないよね」と教えてあげましょう。

6年生の女の子はちょっとしたことで心や気力が折れるものです。お父さんお母さんが心を守ってあげてください。

安浪先生からのアドバイスはいかがでしたか?
次のページでは、教育家の小川大介先生の回答をご紹介します。