勉強がわからない!叫び・泣き・暴れて手に負えない…勉強させる方法は?

今回は特別編! インターエデュの掲示板で注目されていたお悩みをピックアップしました。「うちも同じでした」という経験談の書き込みが多く集まったお悩みに、プロの視点からもアドバイスをいただきます。

【お悩み】勉強がわからないと泣いて暴れて大騒ぎに…

インターエデュの掲示板で注目されたお悩み

小2男子の母です。今のところ地方在住で、転勤族のため中学受験は未定です。
学校の宿題はほとんどないため、リトルくらぶ(四谷大塚の通信教育)と市販の問題集で家庭学習を進めてきました。時間にすると1日30分〜40分くらいです。

スムーズに勉強が終わる日もあるのですが、問題の意味や答えがわからなくなると大変! 大声で「わからない」「やりたくない」「やっても仕方がない」などと叫びながら、泣いて暴れます。
「もう1回問題を読んでみよう」「一緒に考えてみよう」と言っても効果なしです。あまりに騒ぐのでご近所にも迷惑がかかりますし、だんだん勉強以外でもバトルになってしまいます。

このままだと私にも息子にもよくないと判断した主人が「今後、学校の宿題以外は家で勉強しなくていい」と息子に言いました。はじめは抵抗していたようですが、翌日からケロリとしたもので本当に何もやらなくなりました。
主人は「いつか自分で気づくまで放っておけばいい」と言いますが、本当にいいのでしょうか? 私はやはり不安です。

【回答】小川先生からのアドバイス動画

「出会い直し」をさせてあげましょう

動画ダイジェスト

小川先生: お父さんの判断も、お母さんの不安もよくわかります。ただ、放って置いたままにするのはNGです。年齢的にも、まだ自分から学びの機会を作っていくことはなかなか難しい。高学年や中学生になればそれも可能ですが、その間に大きな学力差が生まれてしまう可能性があります。
音楽やスポーツなどで自分の世界をもって、何かを積み上げていく経験がある場合はよいですが、そうではない場合は、勉強の柱を育ててあげたほうが良いと思います。

さて、大騒ぎしてしまうことについては、よく原因を考え、理解してあげる必要があります。
なぜ、問題が解けないことだけでそんなに大騒ぎするでしょうか?
バツがついたことで責められたり、馬鹿にされたりした経験があるのではないかと、どうしても考えてしまいます。

また、考える楽しさを感じられるものや、知的好奇心を引き出してあげられるものを探すものいいですね。今までやっていたドリルにこだわる必要はありません。学校の勉強+αをやることは、先につながる習慣になります。「学び」にもう一度、出会い直させてあげてください。

お子さまの知的好奇心を引き出す具体的なアイデアも、動画ではお話してくださっています。「出会い直し」のきっかけを見つけてみてください。
YouTubeで視聴する方はこちら≫

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。

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