子どもの受験とわかっているのに、どうしても気になってしまう周囲の反応や、偏差値の高低。親は、どのように向き合ったらいいのでしょうか。前回に続いて、教育家の小川大介先生からのアドバイスをお届けします。中学受験ご家庭は必見の動画です。
【お悩み】頭の片隅にある「親の見栄」
小学校6年生男子のお母さまのお悩み
小6の息子は、とある学校の文化祭を見に行ったのをきっかけに中学受験をすると決めました。今は大手塾に通っており、最上位クラスです。志望校は中堅校なので、今の偏差値でも10以上余裕があります。
ご相談したいのは、こんな言い方は失礼かもしれないですが、「自分の偏差値より下の学校に入った場合、勉強面・友達関係ともに6年間充実した生活が送れるのか」という心配です。
息子はのんびりマイペースで、競争心もなく、自分より優秀な子に感化されてもっと上を目指す様なタイプではありません。塾に相談したところ、クラスを下げても十分対応出来るが、それで油断するのも心配と言われています。
親としては、残りの数ヶ月、もう少し余裕を持って勉強させてあげたいと思う反面、あまりにレベルの違う学校で大丈夫なのだろうか、もう少し偏差値の高い学校も受験した方がいいのではないかと、とても迷っています。
息子は、偏差値の高い学校を受けてみてもいいけど、あくまでも第一志望は変わらないと言います。
あと、これは完全に親の見栄なのは百も承知なのですが、ここまで頑張ってきて、この程度の学校か…と周りに思われるのも気にしてしまいます。思ったより成績が良くなっただけに頭の片隅にどうしても浮かんでしまいます。
一人で悩んでしまいどうしようもなく、ご相談させていただきました。よろしくお願いいたします。