【中学受験】時間が足りない!算数・国語を試験時間内に解けるようにする方法

学習内容を理解していても、試験のときに時間内で解答をテスト用紙に書けなければ得点にはつながらないですよね。今回は、試験で実力を発揮するためには欠かせない、時間配分に関するご質問です。お二人の先生が回答してくださいました。
(2020年11月13日公開の内容に加筆・動画追加)

テストで時間配分ができていない…

小学5年生男子のお母さまのお悩み

【お悩み】テストで時間配分ができていない…

自宅でテストを受けているのを見て、時間配分がうまくいっていないのがよく分かります。

特に算数と国語。
どのように時間配分するのが良いのか、また子どもが自分で判断できるようにするためにはどのような声掛けをすればよいのでしょうか。

家でも腕時計をつけましょう!【青山先生のアドバイス】

青山先生: 家では自分のペースで解いているのに、いきなりテストの時間配分といわれてもなかなかできるものではありません。

算数の問題を解くときに、1問につき何分かけていいか分からない子が多いです。「50分のテストで25問解くためには、1問何分で解けばいい?」と聞いても「3分くらいかな?」と答えるなど、時間配分が分かっていない。子どもは時計を見る習慣がないのですよね。タイマーのアラームが鳴っても、そのままにしているという子も多いです。

そのような場合、「テストで何点取りたい?」と聞いてみて、仮に「80点」と答えたら「それなら5問は間違っても大丈夫だね」と教えてあげます。50分で20問なら1問に使える時間が増えますね。お子さまが目指す点数を聞いて、1問に何分くらいかけられるか明白にすることから始めてください。
※国語のテストで時間配分をするコツも動画でご紹介しています。

また、急に本番だけ腕時計をつけても時間配分はできません。“腕時計は友達”だと言って、常につけるようにするといいですね。

今は5年生なので大切な単元を習っている時期です。まずは基礎をしっかり身につけることが大切です。6年生で過去問に取り組む頃までに時間配分ができるようにしていきましょう。