【お悩み】理科の学習方法が不安…
小学5年生男子のお母さまのお悩み
理科の学習についてです。
うちの子は理屈で納得できないと先に進められません。また、興味が薄い分野は覚えようとしません。普段の生活が何かと忙しく、理科の学習にかける時間も、受験までにだんだんと限られてきているので、本人のやりたいやり方でやらせるべきか悩んでいます。
【回答】小川先生からのアドバイス動画
学び方をバージョンアップ！
動画ダイジェスト
小川先生：本人の考える力を大事にしつつ得意な所を伸ばそうとしてきたご家庭ではないでしょうか。その関わり方にはこれまで通り自信を持っていいと思います。ただ、納得をしてから進めたいという思いと、自分のやり方にこだわってそのペースをひきずるというのは別です。これからは、納得感を持ちながら受験生としての学び方へバージョンアップする段階にきたととらえてください。
お子さんには「あなたの自分で考えようとするところはすごくいい」と伝えてあげましょう。その上で、今後はどういった授業の受け方、復習の仕方、テストのなおし方をしたら、もっとあなたの考える力を生かしながら効率よく学べるのか、それを一緒に研究する時期（成長期）にきたことを教えてあげたほうがいいと思います。
お子さんが壁にぶつかっている今、学び方の研究の必要性があることを伝えてください。例えば興味がなくても内容を覚えるにはどうしたらいいと思う？と親子で話し合いながら取り組んでいくわけです。今までよいステップを踏んできて、ちょうど今はお子さんの学ぶ力を育むための段階にきたと理解して、一緒に進んでいってもらえたらいいなと思います。お子さんにあった学ぶテクニックやコツを親御さんも調べてみてください。
今回の回答者：小川 大介（おがわ だいすけ）先生
教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。
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