海外在住の子どもが日本文化を学ぶ意外な方法(2ページ目)

テレビやアニメがおすすめ!?【アドバイス動画】

動画ダイジェスト

小川先生:バランスよく取り組まれていると思います。
海外在住のご家庭が、帰国して日本での中学受験を考えるときに、難しいのが「日本では自然に取り込めるはずの知識や言葉」のインプットです。

ご相談者のインプットは、ご家族と、学校・塾のオンライン授業などに限られてしまっている点が気になりました。もっと広くインプットをするための工夫が必要かもしれません。
日本のテレビ番組や映画、YouTubeなどを観るのがおすすめです。アニメなら、例えばワンピースやジブリ作品など。
(※小川先生がおすすめする理由は動画でご確認ください)

また、日本の地理にまつわることは、僕の本である『頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』もヒントにしてみてください。
おじいちゃん、おばあちゃんが日本にいらっしゃればビデオ通話をして、季節感を感じる会話をしてみるのもよいと思います。風土に関することを会話で学ぶと、社会や国語の理解にもつながります。

一時的に帰国したときの様子からは、協調性があり、「聞く力」があるお子さまだと思います。
トータルで見るとバランスよく見ることができている親御さんなので、自信を持ってください。

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小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。