【国語の文章問題】先に全部読む?解きながら読む?学年別・正しい解き方

国語の文章問題は、全部読んでから解く方法と読みながら解く方法、大きく分けて2つの解き方があります。どちらが正しい方法なのでしょうか? 青山先生は、お子さまの学年や時期によって、回答が変わるとおっしゃいます。中学受験をするすべての学年のお子さまに参考にしていただきたい動画です。

【ご相談】文章問題の正しい解き方は?

インターエデュの掲示板からのお悩み

成績が伸び悩んでいます。
6年の国語の問題の解き方についてご意見をいただきたいです。

塾の先生の方針で、国語は全部本文を読んでから問題に取り掛かる様に指導されております。
前までは本文を読んでいて、棒線や穴あきがでてきたら問題を読んでいましたが、そのやり方はダメだと指導がありました。

おそらく一度で内容が理解できていないので、問題を読むときに再度本文を読み返すので、倍の時間がかかると思います。

【ご相談】文章問題の正しい解き方は?

本来はどちらの方法が正しいのでしょうか。
塾の先生の方針でやっていけば、早く読める様になるのでしょうか。
全問答えるのに時間が足りなくなり、最後の設問までいかなくなる時も出てきました。
今後どの様にしていけば、安定してくるのでしょう。

ちなみに、今の解き方に変えて偏差値が10ほど下がりました。

時期・状況に合わせた解き方と勉強方法を選んで!【青山先生のアドバイス】

青山先生:これは難しいですね。ご相談いただく時期によって回答が変わります。
5年生以下のご家庭から「国語の力を伸ばすため、文章問題をどのように解いたらいいですか?」と聞かれたら、「最初から最後まで読んでから設問に入ってください」という回答をします。設問を解きながら読むと、全体の内容がつかめず、どのような内容なのか分からないからです。
※5年生に、全部読んでから設問に入ることをおすすめする理由は動画で詳しくお話しいただいています。

こちらのご家庭は、6年生の秋冬なので、入試まであと数か月しかない状況です。解き方を変える場合、身につくまでどれくらいかかるか未知数で、入試までに間に合うかも分かりません。“中学受験に合格させるプロ”の立場としては、後悔がない受験にするために、今までのスタイルを貫くのも一つの方法だと思います。

今から正しい解き方を身につけるのなら、毎日読む練習をしてください。3か月前ならあと100日あるので、毎日読めば通読力や読むスピードが身につくはずです。これまでの解き方を貫くのもよし、今から通読力を身に付けるのもよし! 親子で選んだ道を貫いてください。

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今回の回答者:青山 麻美(あおやま あさみ)先生

今回の回答者:青山 麻美(あおやま あさみ)先生

アートオブエデュケーション関西指導部長。
プロ家庭教師・受験カウンセラーとして1000人以上の生徒を担当。受験を通して人生を生き抜く力をつけてもらうことを目標としている。プレジデントファミリーなどで取材多数。
あさみ先生の中学受験ブログを連載中。

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