今回のご相談は、6年生になったお子さまから「中高一貫校に行きたい」と言われたお母さまのお悩みです。中学受験カウンセラーであり、算数のプロ家庭教師でもある富田佐織先生に、夏休みまでにやるべきことを教えていただきました。
【ご相談】立ち位置もわからない…中学受験に間に合う?
インターエデュの掲示板へ投稿されたお悩み
小6になる長男が、いきなり中高一貫校に通いたいと言い出しました。
行きたい学校があるという訳ではなく、自分は英語があまり得意じゃないことに気がついたのと、高校受験のシステムを詳しく知って、内申システムは自分には向かないと思ったそうです。
一応、4年の頃は、ベネッセの中学受験講座をやっていて、5年の途中まで、個別の塾で、算数だけ受験算数をみてもらっていました。基本であれば、それほど苦労せず解けていたと思います。しかし、本人の希望が公立に変わったため、夏休み前に個別をやめ、ほぼ勉強せず本日に至っています。
個別や家庭教師で乗り切れればと思っています。
ただ、あまり勉強するとも思えないので、“超ゆる受験”になりそうです。順天、獨協、京華、淑徳巣鴨、広尾小石川などを目指して頑張ろうと思います。無謀でしょうか…?
立ち位置が全くわかりません。
まず、どこの模試に申し込めばいいでしょうか。
夏休み前にやるべきはコレ!【富田先生のアドバイス】
「将来のことをしっかり考えているお子さまですね」と、富田先生。小学校での英語については、御三家レベルの学校でも入学時は不得手なケースも多いので、気にすることはないと言います。ただし、高校受験の「内申」については、“向いていない子”がいるのも事実のようです。
では、4月からの受験勉強で力をつけるにはどうしたらいいのでしょうか? 動画で詳しくご紹介します!
富田 佐織(とみた さおり)先生
アートオブエデュケーション関東指導部長。中学受験カウンセラーとして年間120件超の学習カウンセリングをし、的確な分析力で志望校合格に導いている。桜蔭学園卒。四谷大塚に飛び級入塾し、公開模試1位。元大手塾算数講師。著書に「中学受験算数 教え方のコツ」(PHP研究所)。朝日新聞EduAにて『親子で挑戦 ・ 中学受験算数』を連載中。プレジデントファミリー等各教育誌で取材多数。