しかし、「第1志望に合格するのは3人に1人」という現実も忘れてはいけません。
不合格となったときにどんな心境になるのか、受験本番前に知っておくことはとても大切です。
今回はもしものときの心構えとして、残念な結果で中学受験を終えた、先輩保護者のお悩みQ&Aをお届けします。
第2志望に合格したものの親の私が諦められない…
熱望していた第1志望が不合格となり、第2志望に進学することに。子どもは第2志望の学校で「1番を取る!」と切り替えているのに、母親のほうが後悔や恨み、僻みなどが渦巻く毎日とのこと。
子どもを信じてサポートしていきたいのに…と悩むお母さまへ、教育家・小川大介先生から前向きな気持ちになれるアドバイスをいただいています。
【中学受験失敗】まさかの不合格…打ち砕かれた親が立ち直るためのアドバイス
後悔ばかりで子どもの前で笑顔になれない
通塾中の3年間、毎日のように、解き直しが大切、ケアレスミスをしては駄目、この一問、この一点が勝負をわける…と言い続けてきたのに、試験がうまくいかず後悔ばかりというお悩みです。
子どもの前では笑顔で、普段どおりにと言われてもうまくできないというお母さまへ、中学受験カウンセラー青山麻美先生からは温かいアドバイスがありました。
【中学受験失敗】残念な結果に打ちのめされる親。子どもの前でうまく振る舞うコツとは?
繰り上がりをいまだに期待してしまう
進学に向けて準備をしながらも、未だに第1志望の学校の繰り上がり合格を期待してまっているというご相談です。「心が置いてきぼりになってしまっている」というお母さまへ、小川大介先生の叱咤激励が心に響く動画です。
【後悔だらけの中学受験】入学準備を進めても心が置いてきぼり…
アドバイスいただいた専門家
小川 大介(おがわ だいすけ)先生
教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。
青山 麻美(あおやま あさみ)先生
アートオブエデュケーション関西指導部長。
プロ家庭教師・受験カウンセラーとして1000人以上の生徒を担当。受験を通して人生を生き抜く力をつけてもらうことを目標としている。プレジデントファミリーなどで取材多数。
「あさみ先生の中学受験ブログ」を連載中。