学校特集 首都圏にある注目の中高一貫校特集

「人の役に立ち、日々の暮らしが豊かになるようなものの研究・開発ができる職に就きたいです。 物理学は基礎的な学問であるため、様々な分野に応用し、社会に貢献できると考えています。」

これは、茨城大学理学部物理学コースに進学した卒業生のコメントです。日本橋女学館は、明治38年創立。女性の社会進出が稀な時代。そんな中、日本の中心である日本橋区（現在の中央区）の教育者、老舗の旦那衆が、社会に貢献できる自立した女性を育てるために創設しました。それから百余年。この卒業生のコメントは、創立の精神が現在にもしっかり受け継がれていることを示しています。

本校では1クラス平均20名前後の少人数制クラス編成で、徹底的に一人ひとりの生徒と向き合い、きめ細やかな指導で生徒の伸長を促します。また、早期に職業観を養うために、オリジナルキャリア教育「にほんばし学」を中学1年次より導入。社会において自分がどうありたいか、どうあるべきかを考え、人との対話の仕方や、論理的な思考法などを学び、「中央区長への街づくり提言」、「企業との商品開発」などの活動で実践しています。

これらを取り入れた「中高一貫・難関進学コース1期生」がこの3月高校を卒業しました。その結果、埼玉大などの国公立大や慶應義塾大、東京理科大をはじめとする難関私立大学への合格者数が飛躍的にアップしました。 生徒たちは、自己の夢を実現させるため、日々努力し、学校生活を楽しんでいます。

温かい給食は笑顔の素

挨拶や礼儀といった人としての基本に始まり、自分で考えて生きる力に至るまで、そのすべてが糧となるべく教育活動を行っています。（中学では食育の観点から給食も実施しています。）憧れに近い夢を持つ好奇心旺盛な中学生。その夢の実現には、まず基礎学力を確実に身につけることが必要です。すべての中心となる日々の授業に加え、放課後や長期休暇に行う講習や合宿を充実させて、無意識に高校レベルにつなげていきます。

そして、机上の学習のみならず、好奇心を刺激する多彩な体験学習を多く設けて、理科実験、校外授業、林間学校、体育祭、合唱コンクール、英語スピーチコンテストなど、どの生徒も輝ける活躍舞台が用意されます。
駒込学園が創立320余年変わらぬ建学の精神「一隅を照らす」の下、仏教主義による人間教育をバックボーンに教育活動を行っていることも、駒込中学校の生徒が積極的で明るく、温厚であることと無関係ではありません。

友達と一緒に汗を流して農村体験

4泊の集中学習から得られる宝

あたりまえのことを地道にコツコツと積み重ね、「国公立24名・早慶上理31名・GMARCH125名」という実績を残しました。2010年の約2.5倍の結果です。
その秘訣は次の2点です。｢SSノート(Self-study Notes）｣と｢家庭学習帳｣です。
SSノートは、日々の学習の取組みを計画的に行うためのもの。社会人でも実はちゃんと出来ていないのがスケジュール管理。いつまでに何をやるのか、しっかり計画立てて実行。また、行事などの取組みについても振り返ることが出来るようになっており、単なる学習記録帳ではないです。

家庭学習帳は、毎日自分で学習内容を決めて2ページ以上勉強してくるもの。宿題や課題とは別に、今現在の自分にとって何が必要なのか、各自が考えて勉強をします。毎日実行、毎朝提出し、担任がすべてチェックしてコメントを加えて返却しています。
やらされる学習ではなく、自ら取組む学習を継続的にできてこそ、「学習習慣が定着した」と言えるのではないかと思います。

中学生による新図書館見学・食堂体験会

●明治大学と高大連携し、この1年でたくさんの「連携行事」が行われました。

• 1.和泉キャンパス（新図書館・食堂）見学会
• 2.和泉キャンパス・メディア棟で「にちがく生」対象の公開講座
• 3.明治大学の先生方による出張講義
  （1．理工学部・磁石について　2．文学部・歴史認識について）
• 4.生田キャンパス見学と登戸研究所
  （平和学習と講義）

大学に具体的に触れ、意識改革が起こったことを、生徒たちの感想文から感じ取れました。

●創発学と海外ホームステイ
明治大学との連携行事は、本校独自の個の力を高め自主・創造の実践力を高める「創発学」（校外学習＋キャリア教育）を、さらにパワーアップさせるものです。
学習面では、英語教育「リンクイン」（日本人教師5時間＋外国人教師2時間）で英語実践力を身につけ、中3年次全員による「海外ホームスティ」（1家庭1人）でその英語力を試します。

明治大学の先生による出張講義

にちがく生対象のメディア棟での公開講座

イングリッシュ・コミュニケーションの授業

塾の先生方へのアンケート集計で、「入学後、生徒を伸ばしてくれる中高一貫校」の第1位という結果でした。いわゆる大学進学実績（現役生）でも、北海道大や筑波大などの国公立大学19名、早慶上理が27名など、今年の卒業生たちもよく健闘してくれました。でも、進学実績だけで第1位に選んでいただいているのでしょうか？　補習や7時間目授業、そのほか様々な工夫を蓄積し実施している進学指導のプログラムによってでしょうか？　それらも確かに理由として挙げられるでしょう。
では、最も大きな理由は何か？　「教師力」ではないでしょうか。男子校の魅力と合わせて、ぜひ説明会にお越しいただき、その目で確認してみてください。

「明るく元気な進学校」として、勉強にも部活動にも全力投球しています。今春、完全中高一貫の第1期生が大学入試にチャレンジし、東大・京大をはじめ国公立66名（現役56名）という、過去最高の合格実績を残しました。さらに、2013年度より新コース制をスタートさせ、3年連続都内最高の志願者を集め、II類は「最難関国公立大」の、I類は「難関国公立私大」の現役合格を目指します。中学3年間で約60テーマの実験を行い、実験後のレポート作成により記述力の育成をはかります。中高合わせて50以上のクラブがあるので、必ず自分の好きなクラブが見つかり、どんな生徒にも居場所のある学校です。

本校は到達度(習熟度)別の授業クラスを編成し、理解力に応じた少人数グループでスモールステップの学習を行っています。特に、毎週2時間ある英会話では、普段の授業クラスをさらに分割して、一人ひとりが発言する機会を増やします。この成果は、中学2年秋に実施の英国ケント州での2週間の研修（ホームステイあり）に活かされています。

高校では英国滞在が4週間に伸び、ホームステイにロンドンやパリへの小旅行も加わり、充実した研修を展開します。本校の中学生は、身近に存在する高校生の活動の様子から、自分の可能性をより具体化できます。学習の進め方、部活動の取り組み方、対人関係の在り方、あるいは進路の決め方など、日常的に多くの情報を吸収しています。

笑顔と感動の6年間

1学年120名を定員とする少人数の学校です。中学1年生では30人4クラスとし、一人ひとりの学習や行動に十分目が行き届いた、きめ細かい指導を行っています。「学びの主役は生徒」という理念のもと、確実に基礎学力を養っています。同時に、「本物に触れる教育」に基づいて100を越える実験授業、社会科見学・調べ学習をはじめ幅広い教養を身につけるよう指導しています。
教員と生徒との距離が近く、何でも相談できる雰囲気が整っています。中学3年からは英語・数学では習熟度別授業を導入し、知識と学力が伸展するようにしています。高校2～3年では、文理選択に基づいて4クラス編成とし、個々の進路目標が実現できるようにしています。