学校長からのメッセージ
佼成学園女子中学高等学校長
佼成女子は新たなステージに
私はかつて福島県会津若松市の市長として、日本初のコンピュータ専門大学「会津大学」の創設に奔走したことがあります。
会津大学を開学した1993年当時は、コンピュータの講義をできる先生が日本に少なかったため、世界中から先生を募集し、約6割が外国の先生という、国際色豊かな大学として開学しました。これらから得たことは、日本の街は世界中と結びつくことが出来るということです。
同時にそのためには、多様な文化を受け止められる人間性と世界的な視野に立つことのできる知識が必要です。
佼成学園女子校は「英語の佼成」として広く知られるようになりました。海外への留学や修学旅行などの国際交流も、ますます活発になっています。この成果を軸とし、私の経験も活かすことで、本校を継続して発展させたいと考えています。
2014年に創立60周年を迎える佼成学園女子校は、さらに成長を遂げるべく新たなステージに立ち、「上質な学校」「上質な教職員」「上質な生徒」を目標に、教育内容の充実に努めてまいります。
本校は「建学の精神」を大切にしています。それは創立者庭野日敬先生の「人格形成の為の人間論」であり、「平和社会の繁栄に貢献できる人間を育成する」ことを目的としています。
このことを基礎に「心を成長」させ「知識を成長」させ生徒たちの進路を実現する「夢を叶える学校」なのです。そのために、私は教職員とともに、全力で生徒と保護者の皆様を応援し続けます。
佼成学園女子中学高等学校 校長 山内日出夫
(やまうち・ひでお=福島県会津若松市、市議2期8年、市長2期8年、計16年を務める。公立大学法人「会津大学」の開学に尽力。その後、市政から離れ、「人づくりは教育から」の思いを胸に市立高崎経済大学に入学し、地歴・公民の教員免許状を取得。2009年1月に本校顧問、4月に副校長に就任。2010年4月1日より本校校長。)