八王子学園 八王子中学校・高等学校

学校についての予備知識をあまり持たずに入学したので、不安はありませんでした。入学して最初に感じたのは、人数の少なさです。通っていた小学校が大人数だったので、よりギャップを感じました。でも、人数が少ない分、友達一人ひとりを深く知ることができます。実際、息子には長所も短所も理解して付き合える友達がたくさんいて、勉強も切磋琢磨しながら頑張っています。
入学直後に実施される2泊3日の合宿は、親しい友達ができるいい機会だったと思います。

不安に思ったのは大学進学についてです。でも通ってみると、英語と数学は習熟度別にクラス分けされていますし、宿題も多いので学力はしっかり身につきます。先生は受験についても詳しく説明してくださり、娘は成績上位をキープして意欲的に勉強しています。

先生たちが熱心なことです。娘が2年生のとき、友達関係で悩んだことがありました。先生に相談したらすぐに対処してくださって、ありがたかったです。学年の終わりには、「このクラスでよかった」と娘は言っていました。
また、先日担任以外の先生にお会いしたとき、娘をほめていただきました。どの先生も生徒一人ひとりの名前を覚えて、見守ってくださっていると感じました。

初めて学校に行ったとき、トイレに入ったら当番表があったんです。先生が掃除の仕方を生徒に教えているんですね。そういった、やるべきことをきちんと指導してくれる学校だと思います。

学習できる環境が整っているのがいいです。教室や廊下には光が差し込んで明るいですし、運動場に緑があるのもいいですね。駅から近くて通いやすく、危ないと感じるような道路もないので、安心して通わせられます。

先ほどもお話したように、娘は2年生のときに友達関係でトラブルを経験しました。そこで娘は相手を尊重することを学び、その後の合唱コンクールや運動会などの行事では、みんなで協力して素晴らしい成績を収めました。
こうした行事の多くは、保護者が見に行くことができます。成長を肌で感じたり、感動を共有できたりするのもこの学校のいいところだと思います。

近隣から遠方まで、さまざまなところから生徒が集まっています。ですから、小学校より行動範囲が広がりました。友達と遊ぶときも自分たちで集合場所を相談し、お小遣いの中で交通費やランチをやりくりしています。友達との付き合いを通して、計画性や責任感が身についていると感じます。

うちの子は今、反抗期真っ只中。何でも聞くと嫌がるので、そっとしておくことが多いんです。勉強や部活動など、学校での様子は、三者面談で先生にうかがうことができます。先生は親が見えないことも把握して、成長を見守ってくださっています。

先生は熱心で、勉強できる環境も整っていると思いますが、一期生として、さらに素敵な学校にしていきたいので、あえてマイナス2点にしました。

息子は高校生の活躍する姿に憧れているので、中高で一緒に部活ができれば満点です。惜しい！

学業に力を入れているところは素晴らしいのですが、子どもは講習のために部活をお休みしなければならないことを残念がっていました。

インタビュー中、以前に校長先生・教頭先生が「人間教育が基本」「やるべきことをさせる教育を目指す」と話されていたことを思い出しました。お子さまたちは、学業はもちろん、思いやりの気持ちや人としてすべきことを経験から学び、保護者の方々はその成長を感じ取っていらっしゃいました。半面、学校に求めることがあることもわかりました。
開校から3年目を向かえ、3学年そろった八王子中学校が、今後どんな風に変わっていくのか、ますます楽しみです。