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心と体が発達し、多くの悩みを抱えがちな思春期。八王子中学校には養護教諭3人、スクールカウンセラー2人が在籍しているため、生徒一人ひとりのデリケートな悩みに、じっくり時間をかけて対応することができます。

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先生・カウンセラーの方々にインタビュー

生徒とともに悩みと向き合い、心の成長をサポート

友人関係、勉強、進路、部活など、生徒の悩みは多岐に渡ります。八王子中学校の先生やカウンセラーの方々は、1人ひとり、丁寧に、じっくり話を聞いてくださいます。

悩みを聞くときに、気をつけていることはどんなことですか?

悩みを聞くときに、気をつけていることはどんなことですか?

生徒のほうから「話を聞いてください」と保健室に来室した場合は、放課後などに時間を作ってゆっくり話を聞きます。生徒自身が問題と向き合い、自らの意思で解決に向けた行動が取れる手助けをしています。
一方で、悩んでいることを言葉で表現できなかったり、さらには悩みに気づかず体調を崩してしまったりするケースもあります。来室の際に体調不良の原因がわからないという場合や、表情がいつもと違う場合はいつもの問診に加え、より丁寧に話を聞くようにしています。話を聞き出す中で、生徒が自身の悩みに気がついたり、気持ちの整理ができるようにアドバイスをしています。

男女で悩みの内容に差はあるのでしょうか?

内容に差はありませんね。ただ、女子は他者に相談することで発散する子が多いのですが、男子は悩みを打ち明けるのに時間がかかることが多いです。

男女それぞれにどのような対応をしていますか?

男女それぞれにどのような対応をしていますか?

女子は来室してくれるので、周囲もトラブルに気がつきやすいです。気になる言葉を生徒から聞いた際は、その学年を担当する先生と情報を共有し、早めの対応を行っています。
男子は相談での来室が少ないため、ケガで来室した際にケンカではないか、元気がない場合は心配事があるのではないか、など普段から気を配るようにしています。

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家庭でも子どもの意思を尊重し、見守ってほしい

思春期の生徒に対し、家庭で気をつけることを教えてください。

思春期の生徒に対し、家庭で気をつけることを教えてください。

身体の調子が悪いとイライラしたり気分が落ち込みやすくなったります。まずは生活習慣を整え体調管理をしっかりして欲しいです。
また、現代は携帯電話を使ったLINEやSNSの普及により、子どもたちは帰宅後も外部と繋がった状態にあります。友人関係が良好なときでも無意識に気持ちが張り、知らない間にストレスが溜っています。家庭が安心でき、子どもたちにとって携帯電話よりも魅力のある居場所となることが理想です。
親の価値観だけを子どもに押し付けず、子どもの気持ちや考えを認めてあげることが大切。本人の考えを尊重し、道を外しそうになったら、そっと望ましい方向に軌道修正してあげてください。


インター・エデュの掲示板には「受験勉強に励むわが子に、親として何をすべきか不安」といった声が多く寄せられます。こうした保護者の方々にアドバイスをお願いします。

受験合格をゴールにして欲しくはありません。保護者がお膳立てするのではなく、学ぶ楽しさをお子さまと共有し、自ら進んで受験に向うように見守ってほしいと思います。

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編集者が見たポイント

普段から生徒たちを見守り、深く理解してくれる先生やカウンセラーの方が待っていてくれる保健室。親や友達には相談しにくいという悩みでも、思い切って打ち明けられそうな、温かい雰囲気がありました。

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