学校長からのメッセージ

新たな100年へ、武蔵野の教育理念

校長 西久保 栄司 写真 武蔵野中学高等学校
校長 西久保 栄司

武蔵野では、入学してから卒業するまでの教育活動の基本的な考え方を「他者理解」という言葉に置いています。分かりやすく言えば「相手の立場にたって考え、行動すること」です。

例えば「自由」「平等」「個性」・・・皆さんはこの言葉をどのように捉えていますか? 「自由」はどこまで「自由」なのだろう、他者から見れば勝手気ままな自由かもしれません。「平等」も力の差があるのに全く同じでは他者は納得しないでしょう。「個性」を尊重することも大切ですが、その個性が他者から感謝されるかたちで現れているかがもっと大切だと考えます。

武蔵野ではまず真正面から「人として当たり前のこと」を伝えます。具体的に言えば「個性」と「非常識」のラインを様々な生活の場で知り、それが分かったうえで自分を伸ばしていく、行事やクラブ活動を通じて「みんなで協力し、やり遂げる」ことから社会性を身につける、「一生懸命」やることでバーチャルな感情ではなく、リアルな感情を育むことなどです。

生徒たちがしっかりした判断基準を身につけ、責任感を身につけた社会人になるために、「他者理解」という言葉には身近な家族・友達から世界中の人まであらゆる人に共感し、心を支えてあげられる人材を教育したい、という理想が込められているのです。説明会などでこの武蔵野の素顔をひとりでも多くの受験生の皆様に知っていただけたら幸いです。

教職員一同ご来校をお待ちしております。

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