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校名にも込められた「Successful Career(よりよく生きる)」を実践するため、さまざまなプログラムを独自に行う淑徳SC。今回は、その中で『DFL(Design the Future for Ladies)』と『日本学(Japanology)』に密着! 中学3学年で30名ほどという少人数制で学ぶ生徒たちが見せてくれたのは、編集者も驚くたくましい姿でした…

人生をデザインできる女性になる!〜DFL(Design the Future for Ladies)〜

まずは、『DFL(Design the Future for Ladies)』を見学。「第1回:女性の身体・女性のマナー」、「第2回:社会と女性」に続き、3回目となる今回のテーマは「母としての女性」。淑徳SC女性職員の野崎さんをゲストに、教員3人とのトークが行われました。

家で聞けないことが、学校で聞ける

「普段お母さんに聞けないことをここで聞きましょう」という呼びかけでトークがスタート。ゲストの野崎さんは、現在36歳で、10歳と4歳の女の子を育てながら、学校の職員として働いています。大学入学から一度目の就職、結婚、出産、育児休暇、退職、再就職に至るまで、「人生にはいろいろな選択肢があります」と言葉を添え、ご自分の人生を隈なく話してくださいました。

育児と仕事の両立に大切なこと

「お母さんが働いている人!」という教員の声に、およそ1/3の生徒たちが挙手。「出産後も働くのはなぜ?」と質問を振られた野崎さんは、「子どものやりたいことを実現させてあげたいから」と、理由を説明。両立については、「助け合わないと仕事はできない。だからこそ、コミュニケーションと誠意が大切」と、人間性の重要さを強調しました。最後に、「母親から受けた愛情をいつまでも忘れずに」という生徒たちへのメッセージで、トークは締めくくられました。

明確なビジョンを描く、たくましい生徒たち

プログラム終了後、生徒たちは結婚や出産、仕事に対する考えを問うアンケートに答えました。ほとんどの生徒が、「結婚」「出産」「仕事」に前向きな回答。中には、「女性として家庭と仕事の両立を目指したいし、家庭を築いていきたい」と、たくましい記述も。明確なビジョンを描き、生き生きと目を輝かせる姿が印象的でした。

  • 中1 自分の家族みたいににぎやかで、楽しい家庭を持ちたい
  • 中2(仕事と出産)両方やった方が社会に貢献できる
  • 中1 子供に堂々と口にできる仕事につきたい
  • 中3 お母さんも一緒に住まわせてあげたい
  • 中2 自分の稼いだお金で、親孝行をしたいから、絶対に働く
  • 中3 自分の家族を持ちたい
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グローバル社会を生きる日本女性として ~日本学(Japanology)~

続いて、グローバル社会を生きるための基盤となる「日本学(Japanology)」。
今回は、日本の伝統文化「能楽」の演奏体験の様子を紹介します。

能楽から学ぶ、これからの社会

国立能楽堂の能楽師を迎え、まずは「能楽」についての講義から始まりました。本物の能面を前に、「面の表は綺麗かつ無表情だが、その裏は黒い。それは、人の心の裏を感じることを意味している」という説明。その後、早笛・小鼓・大鼓・太鼓の4種の奏者から各楽器について音の特徴や演奏方法などが紹介されました。「力任せに打つだけでは音が出ない。これは、楽器に限ったことではなく、社会に出てからや、人間関係でも同様に言えること」と、一筋縄ではいかない楽器の扱い方を、社会になぞらえ教授。生徒たちは真剣なまなざしで楽器を見つめていました。

お囃子体験で学んだこと

「続いて、生徒たちは各楽器の練習後、お囃子を体験しました。お囃子は、楽譜や五線紙がないため、音感・リズム感で勝負。バラバラに奏でる音色が不思議と一つになり、完成した能楽のお囃子に生徒たちは感動! 最後に、生徒たちは一人ひとり能楽師や奏者らにお礼を述べ、会場を後にしました。日本の伝統文化だけでなく、礼儀や作法の大切さなども学んだ時間となったようです。

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編集者から見たポイント

取材をしていて印象的だったのは、生徒たちの様子です。見たこと聞いたことを素直に受け取り、自分なりに咀嚼し、プログラム終了後にはすっかり自分の力に変えている…そんなたくましさを感じました。少人数制ならではのことなのでしょうか。一人ひとりの学び方の濃度が高い! という印象が、胸に焼きついています。

学校見学会で実感してください!
6月8日(日) 11:00~ 学校見学会

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