神奈川県の公立が壊滅状態なのは｜掲示板スレッド

＞センター試験受けてる数の半分は私立でしょ。

それは違うと思います。
95校、22000人以上のうち、8、9割が大学に行くというのは、ミスリードでしょう。

県立高校に行けない子たちの受け皿校、いわゆるやんちゃな子たちが行く底辺高、高校野球や部活で頑張りたい子たちが多く行く学校など、私立の幅（というか上下の差）が広いのが神奈川です。
中高一貫の私立はたしか60校ぐらいなので、高校しかないところも30校以上あることになります。
さらに、私立中高一貫が60校あっても、神奈川県は私立大学附属も多数あり、実際には大学受験をしない生徒も多いのが実情です。

従って、私立の子がセンター試験を受けているのが8、9割もいるはずはありませんし、そんなに受けてしまったら、逆にセンター平均を落としてしまいます。

夏休みに入ったので、縁あって夏期講習のみ臨時で短期間の塾講師をしている。
対象は公立中3年生たちだ。以前、都内最難関中高一貫私学（『SS』）の同じ学年の生徒の家庭教師をしたので、興味深く引き受けさせてもらった。

だが、驚いた。
一目見て教材のレベルが異なるのである。国語など、有名進学塾の小5程度ではあるまいか。記述問題では中受の問題の方がよほどハイレベルである。そればかりではない。授業時間も一コマ45分。予定された授業進行も遅く、その学習範囲も狭い。私の家庭教師時代は、中受受験生のみならず小5でも120分通しで授業を行ったものだ。45分など、すぐに経過してしまう。

たしかに、『SS』と比べるのは無謀過ぎるかもしれない。
だが、同じ中3でありながらここまで学習レベルが異なると、到底それを看過できるものではない。これでは、彼らの多くが進むはずの公立高校での授業レベルも推して知るべしである。それでもって難関大学に現役合格することなど到底至難の業であろう。

授業開始時間が迫っているにも関わらず、平気で廊下で談笑を続けるこの塾の生徒たち。その姿を見て、かつての横浜市立中学校勤務時代を思い出した。それを許す教員らもひどかった。同じく、これを漫然として見逃すこの－公立高校向け－進学塾（中堅規模）もダメダメである。どの子どもたちも素直で可愛い。でも、こんなところに馴染んでしまっては大変だ。

以上、率直な感想をご報告させていただく。

前衛党さまが書かれているのは、まさにその通りだと思います。

極端な言い方かもしれませんが、難関中学受験、公立高校受験、中堅?私立大のたとえば理社の問題、、、、、、解くための学習法、、同じようなレベルです。
三権分立から選挙の仕組み、衆参両院の定数から、歴史分野から地理。
化学反応、電流、天体、力学など出問の言葉は違っても学習内容は同レベル。

難関中受する受験生にとっては、公立高校の問題や中堅私大の理社なら(同じ分野なら)7-8割はとれそうです。
算数であっても、数列、場合の数、速さと比、点の移動、図形と角度など、逆に言えば高校受験生、大学受験生の多くが解けないのでは?と。

＞難関中受する受験生にとっては、公立高校の問題や中堅私大の理社なら(同じ分野なら)7-8割はとれそうです。

仰せの通り。
現代文に関わる語彙も難関中受験生と公立中3年生とで相違あるまいと思われる（おそらく前者の方が上）。

ちなみに、今手元にある授業用教材は各県公立高校入試に関わる過去問集である。国語科における課題文選択の適否はもとより、記述で設問自体の浅さや選択肢の安直さ（たとえば、たった4択でしかも２肢は一見ですぐに切れてしまう）が目立つ。これでいかなる能力を検定・選抜しようというのであろうか。疑問である。

教えられてきていない公立中学の生徒たちが気の毒に思う。

神奈川県の全日制3年生
県立高校 181校 42314人
私立高校 95校 22811人
対して、29年度センター試験受験した神奈川県の現役生は23583人。
思った以上に少なかったです。
35%です。

さて、県立が頑張ったから平均点が高いという指摘に対して、人数では倍です。
しかしその35%しかセンター試験を受けて居ない。
やはり、県立が頑張ったからと決めつける事は出来ないと思います。
結論自体は変わりません。

センター試験結果で優劣を出すのは如何なものかと思います。センター試験問題は簡単で範囲が広いから高得点競争になり易く、単純なミスが許されないです。また、試験範囲が広いので先取り対策している私立中高一貫校が有利と言われています。
公立中学から高校受験に半年以上時間を割いて、中学時に高校の学習ができなかった公立高校は受験対策が遅れてしまうのは仕方がない。
それに、神奈川の優劣層の保護者は他県に比べても収入が多くので、教育にお金を掛けられるのも有利に働いていると思います。

＞結論自体は変わりません。

先にも書いたように、神奈川は私立が95校あっても、中高一貫校は60校しかなく、附属などで大学受験をしない学校を除くと、40校ちょっとでしょう。95校の半分と見ても、その8割がセンターを受けたとして、9200人。
神奈川のセンター受験者が35％なら、受験者全体で22800人ぐらいになりますが、9200人が私立なら公立は13600人です。
どんなに私立の子がいい点を取っても、9200人もいたら皆優秀という訳に行きません。都道府県別で上位に入るには、13600人の公立の生徒も頑張らないと、決して平均はあがりません。

実質的には、私大専願の子や推薦、AOなどで合格が決まる子もいるので、私立でも6、7割がセンターを受ければいい方だと思います。
7割でも私立は8000人弱なので、公立はその分増えて15000人弱になります。
すると、私立高校と県立高校の生徒人数比である1：2に近づきます。
要するに、私立の比率が生徒数に比べて極端に高いという結論にはなりません。

ただしこの計算には、高校しかない私立からセンターを受ける子がいないことになっています。
高校だけの私立の子がどの程度センターを受けているかについては、データがないので何とも言えませんが、神奈川県の実情からすると、高校しかない私立は公立に受からない子が行くケースが多いので、いたとしてもそれほど多くないと想定していいように思います。

私が言っているのは、神奈川の公立高校生の学力は決して低くない、ということだけです。

私立中高一貫生の学力が非常に高いことを、否定することはありません。
というか、先に書いたように子供は東京の中高一貫校に高校から入学して東大に行っていますから、一貫校の実力はよくわかっています。

センターが簡単だというのも、その通りです。
子供は得点率97％でした。センターは苦手だと言いつつ、その点を取っているのですから、非常に簡単だと思います。

しかし、その簡単なセンター試験でも、ほとんどの県は神奈川ほどに点が取れていないのです。
それは、とりもなおさず、神奈川の公立高生も頑張っていることに他ならないのでは？というのが私の意見です。

どんなに簡単な試験でも、全国で一律に、一斉に行われる試験を軽視することはできません。その平均点が高ければ、その県全体の教育レベルが高いことを意味するのは間違いないのではないかと思います。
センター試験ですら平均点が低い県の受験生が、神奈川の県立高校生よりもずっと学力が高いとは、決して言えないはずです。

特に、東京圏で同じような立場にある、千葉、埼玉に比べてかなりセンター平均が高いのは、立派だと思いますよ。