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【608087】保護者同士で高校受験について話しましょう

投稿者: もんぶらん   (ID:HbLfJ69qQ6k) 投稿日時:2007年 04月 01日 23:44

学区の撤廃、独自入試問題導入など、近年の神奈川県の公立入試はどんどん変わってきています。
質問や雑談などを含め、保護者同士で高校受験について色々語ってみませんか?

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  1. 【1273651】 投稿者: マッターホルン  (ID:Ymyrf37lKsk) 投稿日時:2009年 04月 29日 06:56

    理系おやじ様
    内申について、本当に学習の達成度を示さなければ、愚息のような内申メタメタ組が合格した裏には、
    高い内申でも、不合格になった方もいるかもしれません。


    学校の指導も、現在の絶対評価内申だけでの志望校選択は限界に来ているのではないでしょうか?
    全県模試等、生徒の実力を見て進路指導が行われなければ、内申が高ければ高いほど、不合格になった
    時のショックは大きいと思います。むしろ「15の春」に泣いている子供が増えているのではないか?
    とも感じております。

    ---------------------------------------------

    受験前夜~私立1校目

    12月の最終面談にて、併願校、オープン入試校が決まり、それから、慌てて願書を取得
    するといった、内申がないだけに、最後までドタバタの受験でした。
    あれこれ多数の高校を志望するため、調査書も5通お願いせねばなりませんでしたが、
    愚息の救世主である担任の先生は、「どこに受かるか楽しみですね。正月休みに揃えます
    から、休み前に願書を一旦預からせてください。」と快く引き受けてくれました。


    ドタバタで願書を書かせ、願書提出方法や、受験料の支払い方法が各学校まちまちである
    事から受験手続に間違えないか?何度も確認したことも、今となっては良い思い出になっています。


    そんなかんなで公立前期の試験日になりました。愚息は当然の事ながら、中学校へ登校。
    「クラスで登校したのは一桁だったよ!」の言に、高倍率でも皆チャレンジしているのが
    ちょっと意外でした。前期で合格したならば、後期志望できないと言った、なんとも
    生徒に妥協を求めているような制度と感じているのは、少数派なのかも知れません。


    この頃になると、学校を休んでも最後の追込みをかけている子も結構いたそうでしたが、
    緊迫感があまりない愚息は、「いまさらジタバタしても始まらない。学校へ行って、皆と
    情報交換したほうが、受験には役に立つんじゃねぇ~?」と先生に言っていたようで、
    受験後、担任の先生からは、「少し(親から見ればかなり)のんびりした愚息のような性格
    の方が、緊張が少なく本番には実力が発揮できたのではないか?」などのコメントを頂いたのも事実です。


    前期の発表も終わり、受験前夜、さすがののんびり屋も少し緊張感が出てきたようです。
    数学や英語のケアレスミス防止の念仏を唱えていました。


    2月10日、最初の試験の日、都内の学校の最寄り駅まで、小生も通勤をちょっと
    遠回りして付き合いました。
    電車の中では、黙って外を眺めており、生意気そうに見えてもまだまだ15歳です。
    「難しかったらしょうがないけど、慌ててミスだけしないよう、いい練習だと思って
    頑張ってこいや!ミスがなければ結果がどうであれ、案外自信になるものだよ!」
    と言って送り出しました。
    「最初から、落ちると思って受験する奴はいないよ!まぁ、頑張ってみるから・・・」
    と言い残し、改札口を出て行きました。

  2. 【1274064】 投稿者: マッターホルン  (ID:Ymyrf37lKsk) 投稿日時:2009年 04月 29日 16:36

    GW中に終わらせようと思い、申し訳ないですが、連投させて頂きます。

    -----------------------------------------------
    私立受験その後
    私立受験1校目は、午前中に終了し、その日の夕刻に発表があるといったスケジュール
    で、愚息はまだまだ受験日程の先が長いため、試験を終わってそのまま帰宅。
    カミさんが、発表を見に行くこととなっていました。


    発表前にカミさんからメールが入っており、「国語楽勝、数学難しかった。ちとやばい!」
    とのことでした。
    もとより、公立チャレンジャーなので、この高校が合格すれば志望変更はしない、
    不合格なら、少し公立の安全な方に志願変更も考えよう。と取り決めていました。
    もし、志願変更ならば、13日AMに行わなければならず、当日の予定は、愚息は「受かれば
    Lucky校」入試、カミさんは、併願校の入学手続き。小生が志願変更と担当が決まっていました。


    哀れな中間管理職は、会議等のスケジュールについて様々な部門からの問い合わせが
    あり、13日AM都合がつかないか?の問い合わせに対し、
    「今日の夕方入試結果が出るので、合格なら会議出席できるけど、不合格なら延期」
    とわがままな要求をしていました。
    4時過ぎ、携帯が鳴り、
    「(番号)あったよ!もう泣きそう!自分のことよりドキドキした」と朗報を受けました。
    会社では平静さを保とうと思っていましたが、即、先の問い合わせ部門に対し、
    「13日OKとなったので宜しく!」とTEL。「おめでとうございます」との
    祝福を受け、「どうも!どうも!」とニヤニヤしていたそうです。


    この結果を受け11日は、愚息の実力から見て。「受かればLucky校」の入試に挑戦。
    12日の併願校には、お断りの手続きをしてくれるよう担任の先生にTELをし、
    4日連荘の入試日程に1日の休息日が出来ました。また、先生からは、
    「おめでとうございます。これで志願変更せずに頑張れますね!」と励ましの
    言葉をいただきました。また、塾からも早速「おめでとう」の連絡を受けました。
    この辺の塾のきめ細かなフォローは、やはり、学校とは大きく違いますねぇ!


    11日と13日の入試は、模試の結果から見ても、厳しいとは思っていま
    したが、受験に挑戦する以上は力を試してみようとして受けさせました。
    「過去問に比べ難しかった!ここ数年出なかった古文が出た!」などと試験後の手応え
    も今ひとつで、案の定玉砕。
    「だから苦手を作るなと言っただろう。世の中そんなに甘くないねぇ~」
    に対し、愚息は、「1勝したからいいじゃん!」程度で、相変わらず飄々としています。


    むしろ、1校目もチャレンジ校でしたが、合格したため、カミさんは淡い期待が
    膨らんだのか、この結果を聞いて少々落ち込んでいました。


    「まぁ、この内申で難関私立と独自校を目指そうと1年やってきたから、
    今のところ、1校でも合格体験が出来たのだから、良しとしないと!」
    と愚息より、カミさんを励ましていました。


    しかし、この不合格は、むしろ、最後の追込みの糧になったかも知れません。
    公立試験までの一週間は、独自入試の過去問の傾向と対策を親子で真剣に
    取り組んでいました。(数学:親父担当、英語:カミさん担当)


    もともと理社は好きだったので、共通問題なら、ある程度計算できたため
    理社で95点、独自は、1問くらい捨ててもよいから40点平均で215点ならば
    何とかなるとの目標を立てました。
    また、「朝早起きしたくなければ、公立頑張れ!」と全く勉学とは関係ないですが、
    愚息にとっては死活問題かも知れないことで、モチベーションを高めようと最後の
    一週間、毎日のように言っていました。

  3. 【1274093】 投稿者: 理系オヤジ  (ID:phojRpS..Kw) 投稿日時:2009年 04月 29日 17:24

    マッターホルン様 連載ご苦労様です。

    愚息の時のことを思い出しながら自然に感情移入してしまいました。
    学校からつれない扱いを受けたのに塾は綿密なフォローをしてくれるあたり
    拙宅の状況と全く変わらないので、液晶画面の前で大きく頷いていました。

    同時に、マッターホルンさんの体験記を読めば読むほど内申って何なのかなと考えて
    しまいますね。

    高校では重点指導校に指定されている学校が、内申よりも入試結果重視でテストでの
    得点能力の高い生徒を欲しているのに、中学の指導がそのニーズに合っていない様に
    みえます。

    私企業ならやってはならないことですよね。

    まず顧客あり、顧客のニーズは何。これを考えなければならないと思いますが!!
    (こんなことを書くと「中学校は高校の予備校ではない!!」などといわれそうですが、
    だったら進路指導でいちいち訳の分からない受験学校振り分けなんかしないで、
    生徒、両親の好きなように受けさせれば良いです!!高校は義務教育ではないのですから。)

    続き、wktkしながら待ってます。

  4. 【1274453】 投稿者: マッターホルン  (ID:Ymyrf37lKsk) 投稿日時:2009年 04月 29日 23:59

    理系オヤジ様
    私立の進学校は、内申は素行チェックのみと聞いています。
    早く、公立もそうなって欲しいと思います。そのことで、高校受験の勉強量は、
    必然的に増えると思いますし、世に送り出す優秀な人材も増えると思っております。


    長々と書いてきましたが、今回で最終回としたく、今までよりも長いですがご容赦下さい。

    ----------------------------------------------
    公立挑戦~桜咲く


    2月9日志願変更前の公立の倍率が発表されました。翠嵐は、2.9倍の狭き門。
    一方、他の独自入試校は、柏陽2倍程度、湘南1.8倍。


    2月10日の学校に合格はしていましたが、2次選考しか合格の道がない息子に、再度
    「お前こんな倍率で大丈夫?」と思わず余計な親の心配をぶつけてしまいました。


    愚息の回答は、「湘南、柏陽は遠い。また、翠嵐は早慶合格者が辞退するから、実質
    2倍程度で、倍率は変わらなくなると塾の先生が言っていたよ!翠嵐以外なら
    YSFへ行きたいけど、独自じゃないから・・・」と。


    ここでも塾の情報は本当に役立ちました。また、親の方が不合格の経験をさせたく
    ないが故に弱気になったことについて、少々反省しました。これで、親子共々腹を
    決めて、いよいよ19日挑戦です。
    と思いきや、
    2月18日から、小生海外出張が急遽入ってしまい、18日の朝「内申で苦労
    させられた教師を見返してやれ!担任や塾の先生もきっと応援してくれているから、
    実力を発揮しようぜ!」と言ったは、いいが、逆に送り出される立場となって
    しまいました。
    何かしまりませんねぇ!


    19日夜公立の自己採点を聞きました。社会がちょいと難しく、理社合計93点。
    英語、国語は40程度でしたが、数学が30台前半で合計205点程度とのこと。
    最後の最後まで微妙な点です!また、数学が40に届かなかったことに、愚息も
    一抹の不安を覚えておりました。
    そんな時に、S塾の過去の実績2008年内申2桁194点で合格!とか、今年の
    平均点などを頼りに、「自己採点さえ間違っていなかったら、何とかなったと思う。」
    と励ましながら、中学最後の思い出作りを楽しく過ごせるよう激励していました。
    それにしても、発表までは長い長い!!!


    2月27日。朝から小雪の荒れ模様の天気の中、合格発表の日を迎えました。
    結果が判ったら、結果はどうであれ連絡するようにと言っていたのに、10:30を
    過ぎても連絡ありません。駄目だったから、連絡し辛いのかなぁと思った時に、
    カミさんからうれしいメールが入ってきました。定番の「桜咲く!!」。
    この時、思わず喫煙室へ行き、この一年間を思い出しながらホッとした気持ちも含め、
    ゆっくり煙草を味わっていました。これだから、なかなか禁煙できません。


    後で聞いた話では、「合格通知は、もっと早くもらったけれど、寒くて早く手続きを
    終わらせたかったので、並んでいたら遅くなった」とのこと。親の心子知らずとはまさに
    このことでしょうか?
    また、学校への報告では、合格通知書を雑に持ち歩いていたため、担任の先生には、
    クラスで一番目の不合格者かな?と思われたそうです。
    「高校になったら、もう少し社会性を身につけろ!」と最後の最後まで、説教したく
    なってしまう輩でした。


    受験を終えて


    体験談といっても、結構主観的な内容になってしまったかも知れません。
    お気に召さなかった方もあると思いますが、ご容赦頂きたく。


    この一年を通して、内申が取れない不器用な子でも、紆余曲折しましたが、言葉使いも
    随分大人びて来て、受験を通して大きく成長してくれたのではないかと思っています。


    内申について、学校への不信は多々ありましたが、うちの場合は3年の担任に恵まれ、
    かつ、塾の豊富な情報から最後の最後まで高い目標を維持出来ました。逆に言えば、
    内申がなかったため、独自入試や難関私立対策の勉強をしようといったモチベーションが
    生まれたかも知れず、こと勉強に対する姿勢は大きく向上したかも知れません。


    3月最初の日曜日、高校の制服を作りに行きました。サイズは180cm。
    いつの間に、こんなに身体も大きくなったのか?
    早く息子と酒を酌み交わせる日を心待ちにしております。


    長文、長い間お付き合い下さり有難うございました。
    来春、多くの桜が咲くことを祈念しまして筆をおきます。
     
                                ― 終わり -

  5. 【1274933】 投稿者: ミルクセーキ  (ID:tKPpypva3.c) 投稿日時:2009年 04月 30日 12:26

    マッターホルン様
     
    長い連載御苦労さまでした。ありがとうございました。
    内申が取れない家庭にとっては、勇気づけられる内容でした。
    「3年の担任に恵まれ」と書いていらっしゃいましたが、やはり子供さんの頑張りが一番にあっての合格だったと思います。
    というか、そう信じたいです。
    うちの場合は、内申で一番”?”の点をつけた先生が担任になってしまいました。
    ハードルは高そうですが、「受験を通して大きく成長してくれた」というマッターホルンさんの言葉を胸に頑張りたいとお思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  6. 【1277014】 投稿者: かのこ  (ID:UleDxqBYKo6) 投稿日時:2009年 05月 02日 10:46

    マッターホルン様、連載拝読させていただきました。
    お疲れさまでした。
    あらためて高校受験の大変さを感じ、我が家のあまい考えを反省しております。
    うちの子のようなタイプの受験には、塾の情報力やノウハウが必要のようでしたのに、
    子どもが望むままに止めさせてしまいました。
    しまった!!と言った気がしました。


    それにしても、マッターホルン様の息子さんは優秀なお子さんですね。
    試験当日の得点力もさることながら度胸もお有りのようです。
    また、親御さんの冷静な分析や判断力も、息子さんの能力をより伸ばす良いコーチのようです。


    息子さんのこれからの高校生活が、より充実した青春を謳歌できますように
    願っております。

  7. 【1278935】 投稿者: 内申の情報、ご参考に  (ID:GyAqT8/vLoc) 投稿日時:2009年 05月 04日 18:53

    >http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/ed_sien/gakuhyo/19kekka/kekka190104[削除しました]

  8. 【1280081】 投稿者: マッターホルン  (ID:Ymyrf37lKsk) 投稿日時:2009年 05月 06日 01:54

    長々と書きましたが、それなりに参考にしていただけたような返答を頂き有難うございました。

    --------------------------------------------

    ミルクセーキ様


    最後までお付き合い下さりありがとうございました。
    貴コメントの「担任の先生に恵まれた」ですが、高校受験において、やはり併願校確保は、
    本人の受験過程にて、大きな安心材料になると思います。


    愚息の救世主には、この併願校の確定や、チャレンジ校への指導で本当にお世話になりました。


    うちは、併願校確保ができたが故、私立、公立チャレンジャーとして今回の結果が得られた
    と思います。また、担任の先生にも、併願がなんとかなったから、よりチャレンジすべき
    との示唆から、強気のスケジュールが組めました。


    受験は、あくまでも本人の頑張りですが、担任を含め、より良い環境で高校入試が迎え
    られた事、その条件づくりに大きくお世話になりました。


    理系オヤジ様の体験記からも、オープンのみの受験は、本人のみならず、ご家族に大きな
    不安材料となると思います。
    良い悪いは別として、併願校がある程度確保できたことにより、背水の陣ではありませんでしたが、
    多少心にゆとりができ、実力が発揮でき易かったのではないかと考えています。

    ---------------------------------------------

    かのこ様


    塾はあくまでもサポートとして有効活用して来ました。
    塾の情報や、塾の仲間とのライバル(良い意味での)意識などは、有用だったと考えます。
    しかし、学力はあくまで本人の意識だと思います。親父のコーチング等は、聞く耳持たぬ方が
    多く、いちいち煩く言われるのが嫌だったのでしょうか?塾の情報で、親父に対抗していました。


    即ち、良いコーチというよりも、子供にとっては、楽天N監督の「ぼやき」の方が当てはまっていると
    思います。いちいち煩いので、逆に、塾の情報で対応しようと考え、それなりに分析してたのでは
    ないかと考えています。


    愚息は、度胸があるというよりは、1本ねじが外れているといった方が当たっていると思います。
    「だらしない=緊張しない」という個性かもしれません。

    --------------------------------------------

    ご参考に様
    データを分析しました。量が多いので横浜市に限った話ですが、「5」のつく割合に改めて
    がく然としました。

    5教科平均で「5」がつく中学の格差で、最大の割合は29%に対し、最低5%。実に6倍弱です。
    100人の学校で、29人「5」がつく学校と、たった5人しかつかない学校もあり、このような
    格差のもと、公立の合否や併願校が決まるのは到底納得できない愚考します。


    また、区内比較でも、ひどいのは旭区4.0倍と港北区2.8倍の格差があります。
    また、単科別では、技術家庭で47%「5」がつく学校もあれば、体育は一人も
    「5」付かなかった学校もあるようです。
    このような異常な分布は、基本的人権の平等権からみても大きな問題となるのでは?

    極端に言えば、もし、内申比率が悪い学校の生徒でも、近所の中学へ転校すれば、
    「5」を取れる可能性が大きくなることと想定します。その数値が合否が決める
    大きな要素になっている事は、今の制度(絶対評価)が限界に来ているのではないかと考えます。
    うちの愚息の中学は、横浜市143中学の中で、良い方から数えて100番以降でした。


    結果オーライですが、こと受験だけ考えれば、近所の中学に転校させれば、苦労も半減
    したかも知れません。15の子供に、学校が違うだけで、合否の可能性が大きく異なる
    ことは、あまりに理不尽と考えます。

    神奈川の公教育関係者は、このような不平等に対し、改善の具体的な施策の立案・
    実行して欲しいと願っています。「15」の春に泣く子供の増加を少しでも食い止める
    のが行政の指導と考えます。

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