朝ドラ　カムカムエブリバデイ｜掲示板スレッド

でも当時の事情を、おそらく安子を除いて、一番知っているのが視聴者という脚本になっていますよね。雪衣さんが知っているのは三角関係の方で安子のことはあまり知らないし、るいは幼くてあまり事情を知らされていない・記憶が曖昧、勇さんは、ロバートのことはあまり知らないしだろうし、”I hate you” 事件も知らないだろうし。よく出来ていると思います。

お金が入っていない古い通帳を説明無く渡すかな？クリスマスプレゼントとして。
算太はお金を持ち逃げしたというより、雪衣と勇の事がショックで雉真家には居られなくなり蒸発してしまった。橘再建の意欲が無くなり、何も考えられず通帳を持ったままで…なんじゃないかと思っています。安子にとっては同じ事なんですけどね。
たださすがに安子が懸命に貯めたお金だとはわかっているので手をつけることは無かったのでは？持ち逃げはお金が目的だけど、算太は居なくなっただけ、お金を持ったまま。
昭和59年からの通帳はやはり贖罪の意味合いが強いと思いますが、穴埋め資金では無いと思います。いつの日かきちんと会って渡したいと思っての貯金でしょう。貯金をしていた事で算太がどのような気持ちで過ごしていたか分かりました。

今日のジョーとるいとの会話では、古い通帳にお金が残っていたかどうかは明かされていませんでした。ただ、お金が残っていなかったなら、わざわざ算太が通帳を渡す意味もないように思えるので、私は全て使ったわけではない気がします。

算太は、安子がるいを手放してアメリカに行ってしまったことは知らないんですよね。雉真家の孫として豊かに暮らしているはずのるいが、京都で貧しい開店焼き屋を営んでいるのを見て、責任を感じて逃げてしまった。そして少しでも罪滅ぼしをしたくて、お金を貯めていたということでしょうか。

でも算太は最期まで忘れたふりをしたままで、どうしようもなく弱い人間でしたね。その弱さが周りの人を不幸にしてしまった。安子がロバートと幸せになっていることを改めて強く願いました。

召集令状が来た時に算太は多額の借金を踏み倒して逃げていた。
戦地から戻った時にも、雉島家に暖かく迎えてもらったのにあまり誠実そうにはしていなかった。
そこから想像するに、姿をくらましてから振り付け師として働いていてもどこかで借金ぐらいはしていそう。
通帳の中身も使ってしまっていると思います。

キジマ家の方々。
学歴のない町のお菓子屋の娘との結婚を許し、戦後生き残った安子の父を受け入れて療養させ、亡くなった時は手厚く弔い、安子の兄サンタが帰還した時も温かく迎えて住まわせて世話をした。
大切な長男を亡くしたのにも拘らず。
安子はキジマの家よりもタチバナを再建することに夢中だった。
挙げ句の果ては親の位牌もほったらかしで米国に行き、るいもキジマ家を去った。
サンタの遺骨を持って帰られても、サンタの実家じゃないしね。
お墓の世話までキジマ家でとか、小子おどろきました

それはゆきえさんが後ろめたさを感じることがあったからでは？
るいが18で家を出たくなるほどの何か辛いことがあったとすればゆきえさんとの確執のような気がします。これから描かれるかわかりませんが、時を経て、ゆきえさんが改心して罪滅ぼしでお墓を管理していたとか…。でも好い人になってて良かった。夫婦も円満そうだし。

安子は、るいを雉真家の子供としてではなく自分の子供として育てるために、歯を食いしばって頑張っていました。連れ戻されたけど。

通帳のお金は、安子がるいとの生活を確立させるためにどんなに努力をしていたか、愛情を示すものでもあるのでは。たぶん、算太が使ってますけど。

るいに、なぜ消えた？母が大阪へ慌てて出て行ったのはなぜ？と聞かれて、算太はその時は答えなかったです。死の間際に通帳を渡すときに、「安子は何も悪うねえ」と言っていましたから、算太がお金を持ち逃げしたことを察してくれると期待していたのでしょう。通帳の残高は、まあ本質ではないのかも。

その場面が描かれなかったとしても、前夜に安子がアメリカに行ってしまった事は聞いていたのかな。倒れる直前にチビ安子の幻影を見ていますが、金太といい算太といい、死の間際に会いたい人の幻影を見る設定なんですかね？るいの臨終の時にやっと安子が幻影で現れるなんて筋は勘弁してほしい。