京大か早慶か｜掲示板スレッド

設立こそコミンテルン（Comintern）の影響下にあったものの、野坂参三が戦中に延安に滞在したこともあってか、中国共産党からの影響を受けていたといえる。戦後の一時期に同党が採った『山村工作隊』も八路軍的な発想だ。しかし、その後文革がきっかけで中国党との関係が悪化、毛沢東らが「宮本修正主義集団」と罵倒したことにより、決裂が決定的になった。

一方で、その代役を果たしたのが一部の自民党議員や財界人らであった。他方、社会党にはあの佐藤優も加盟していた親ソ派の社会主義協会（向坂派）があり、中国がソ連を「社会帝国主義」と非難するなどの関係悪化の影響を受け、社会党の中国との交流には一定の制約があった（当時の社会党の某派閥には、ソ連大使館からの経済的支援があった。もっとも、アベの祖父たる戦犯岸信介元首相にも、米国CIAからカネが渡されていたことも明らかになっている）。

いずれにせよ、もし共産党政権が誕生したとき、彼らが霞が関の官僚らを実に見事にコントロールすることは自信をもって断言できる。お馬〇な世襲議員らの尻ぬぐいばかりをさせられてきた官僚たちが、自らと同じ知的な意味での「作法＝規律性」と「共通言語＝理論」有する共産党に対し、親近感抱くことは目に見えているからだ。東大生の支持政党も、共産党は自民党に次ぐ多数の支持あるともいわれてきた。

国立大学の東大生が共産支持は当然である。
むしろ国立大学生でありながら自民党支持であるのはまさに身の程知らず。

ところで日本共産党は決して旧ソ連や中国のような共産主義路線を追求していない。
現憲法を遵守しながら、今の反動的な自公政権に対峙するということである。
彼らはどちらかといえば、北ヨーロッパ型社会民主主義体制を追求していると思われる。
富裕層に対する増税と、弱者に対する手厚い福祉政策に重点を置いた政策を重視していると思われ、「大きな政府」を目指していると思う。
安全保障云々は、現実的に自衛隊は容認し、徹底した話し合いによる外交問題の解決を望んでいる。
外交政策では、力による、あるいは相互抑止力による国際政治よりも、多様な人種、宗教、文化を尊重しながら、持続可能な国際社会の構築を目指すことを基本とするのであろう。

＞彼らはどちらかといえば、北ヨーロッパ型社会民主主義体制を追求していると思われる。

周知のように社民主義とは、資本主義を前提にした改良路線である。広義にとらえれば、自民党岸田派から現在の立憲民主・国民民主・社民の各党までを包摂する。それに対し、日本共産党は究極的には議会主義での科学的社会主義の実現を目指すものの、現状は資本主義の枠内での民主化を図るとする（二段階革命論）。また、一国社会主義の立場を有する点で、新左翼諸党派とも区別される。

なお、前川喜平氏（元文部科学事務次官）の『権力は腐敗する』（毎日新聞出版）は面白い。

100人採用して数人マシな奴がいればって扱いをされたければ慶応に行けば良いと思う

共産党支持者の方々に聞きたいことがあります。
憲法九条があれば、何処の国も平和になれるのですか？
現に立憲・共産党の方々が九条を世界遺産登録へと尽力されていた時に中国や韓国の政府が初めて日本を応援し、素晴らしい憲法だ!　将来は我が国にも取り入れたい。と激励の言葉と共に称賛されたそうですね。
尖閣諸島に九条の旗を立てたら侵略して来ないのですか？
教えて下さい。

残念ながら、共産主義・全体主義思想は日本ではなじまない。
みんなが思ってるように自民党をはじめとする政党への警告・警鐘ならす政党としては一定の存在理由はあったが今はもうない。
だいたい反共が党是の国民民主党がとても話し合いに応ずるとは思えない。
唯一の友党は社民党だけなのだからまずはいっそ両党で新党でもつくったら。
結局サルトーリの分類の多党制では日本は自民党中心のヘゲモニーがずっとつづく。
一定の議席を確保する共産党の存在がむしろ間接的に野党を弱体化し、自民党を永遠の政権与党としている。

共産主義はソ連の崩壊とともに現実的な面でのロジックを失った。
つまり共産主義では経済面が成り立たないというのが明らかになったという事。
経済が成り立たなければ人間は生きていけない。
要は机上の空論という事。
それでも共産主義者は存在する訳だが、彼らの多くは人権や環境や今はやりのジェンダーという概念的・空想的な方向へ流れていった。
ただ残念ながら、そもそもが共産主義という個人や個の能力や努力を認めない思想であるが故に、その主張もはなはだ偏ったものであるのは否めない。
かのチャーチルは以下の言葉を残したと言われてる。
「若い頃、左翼に傾倒しない者は情熱が足りない 。大人になっても左翼に傾倒している者は知能が足りない」
つまり左翼思想は非現実的であるという事ではないだろうか。

＞だいたい反共が党是の国民民主党がとても話し合いに応ずるとは思えない。

「反共」が党是であるのか否かは知らぬが、いずれにせよ『連合』右派労組に操られ盲従した結果としての野党共闘路線からの脱落という「能動的ニヒリズム」により今後、同党が解体・消滅への道へ転落することは必至である。そうしてもはや生き延びる余地がなくなった彼等の一部は、自民党のふところに飛び込むことになろう。まもなくわれわれは、「国民民主党」というちっぽけな政党が日本政治史上から消えるさまの目撃者になる。