韓国はなぜ反日か２｜掲示板スレッド

＞しかし、相手が挑戦であれ清であれ、
＞内政に干渉する行為には違いないのでは？

国防のため他国を制圧し、自国に都合の良い政府を樹立するということは、近代でも良くあるようです。
いわゆる経済的な侵略戦争とは趣が違いますが、
このような戦争も、私は侵略戦争であると思うのですが、
世間一般では、侵略戦争には分類されていないのでしょうか？

＞そんなに悪者にしたいほど日本がお嫌いなんて、同じ日本人として悲しいですね。


感情に流され、日本の歴史を冷静に科学的・客観的に見つめられないあなた方の方が、同じ日本人として恥ずかしい。
どこの国にも正負の歴史がある。日本の明治以降の近代史も同様だ。
批判は、内容でなさい、学習してから。


「日露戦争までの日本は健全なナショナリズムをもっていたが、その後におかしくなった」という、司馬遼太郎が
『坂の上の雲』で示したような歴史観は、日本社会に根強い。(中略)しかし、日清戦争を「健全」と認識することによって、
隠蔽あるいは抑圧され、私たちが忘却している重大な事実があるのではないか(佐谷眞木人『日清戦争　国民の誕生』講談社現代新書)との指摘は、学究として当然の姿勢ながらも、市井レベルでも常識ではなかろうか。

＞1880587】 投稿者: ？ (ID:ucQkoR6GKW.)さんへ
＞ロシアの脅威があり、国防圏を確保するためでしょう。
列強国のように、地球の裏側に植民地を持つわけではない。
正義とかいうのでなく、日本の論理です。


私も、同感。
もっとも、「遅れてきた帝国主義国」たる当時の日本に、地球の裏側に植民地をもつ能力も可能性も皆無ではあったが。


あえて申せば、ロシアを除く欧米列強は中国大陸への関心に比べ、相対的に朝鮮半島に対する関心には乏しかったのではないか、と考える。このことは、米国のフィリピン統治を認める代わりに、日本の韓国に対する優先権・指導権を米国は黙認するという「桂・タフト協定」にも見てとれる。また、英国も日英同盟改定によりインドから東側に適用範囲を広げたことにより、日本が韓国に対して植民地支配に乗り出すことを認めた。
さらに、その「国防圏確保」も、ポーツマス条約第１条でロシアが公式に日本の韓国に対する指導権を認めたことにより、無用に近くなった。それ以降は、日本のより本格的な朝鮮半島の植民地化、中国侵略の兵站基地化が進行したものと考える。

＞れを言ったら、朝鮮は清の属国だったから、主権なんてありませんがな。
国王は清の皇帝に王にしてもらってたんだし。
二俣川さんが、日朝修好条規は、清に許可なく結んだことは許されなかったであろうと、宣われていましたね。
日本が望んだのは、そういう朝鮮が独立近代化することです


それは違う。
属国でも、主権はある。
古くは、後漢書東夷伝や光武帝本紀で光武帝が奉献朝貢した倭奴国王に印綬をもってした。
蒙古進入の原因は、蒙古が高麗を仲介としてわが国に入貢を求めたことであった。
日明貿易も、「日本国王臣源道義」の名による朝貢貿易でもって開始された。
むろん、当時の朝鮮も清との宗属関係にあり、その政治的依存は強かった。
しかし、国家の形がある以上、主権自体はあった。


ただ、８隻の軍艦でもって強要した日朝修好条規締結後も、日本は朝鮮に対する清の宗主権を排除して朝鮮の自主独立を達成するという方針のもとに、現実には朝鮮に対する日本の影響力拡大を図った。

そんな大昔の話をしているのではな～い。
高句麗・渤海滅亡後の朝鮮は中華帝国や満州・蒙古の遊牧民族に対し軍事的に防戦できず、また高麗の元への降伏以降は朝鮮独自の皇帝号の使用が中華帝国から厳しく監視されるようになり、日清戦争に至るまで500年に渡り、李氏朝鮮は中華王朝たる明および清の冊封体制の中にあり、中華王朝に事大の礼を尽くしていた。
李氏朝鮮では、中華王朝の人間は例え犯罪者でも裁くことができず、本国へ丁寧に輸送すべきものとされていた。そのため後期倭寇最盛期には明人倭寇を討ち取ってしまい処罰される者が出るほどであった。不平等条約の治外法権や領事裁判権のようなものだ。
李氏朝鮮末期は既に独立国と呼べるような状態ではなく、事大主義を安全保障上も取らざるを得ず、高宗や閔妃は政変が起きるたびに、清、ロシア、日本など様々な国に事大先を変え、国内の統一が取れなくなり、ついには日本との併合を余儀なくされることとなった。

李氏朝鮮では、中華王朝の人間は例え犯罪者でも裁くことができず、本国へ丁寧に輸送すべきものとされていた。
あれ、これ今の日本と米兵や中国漁船との関係と同じだな。日本も独立国ではないのだ。

朝鮮半島の地政学的位置関係を考慮する必要がある。
隣接する大陸※には、巨大な文明国である中国があった。
また、北の蒙古族や満州族などの塞外民族は、中原を制するためにまず朝鮮半島を率いる必要があった。
とりわけ漢族と朝鮮民族とは、唐の時代の６６８年に新羅が朝鮮を統一して以来、友好関係にあった。
このため、朝鮮民族には漢民族による儒教文化・儒教思想への過度ともいえる尊崇の念が強まった
(ちなみに、日朝修好条規締結後の朝鮮近代化の進捗が芳しくなかった背景に、儒教思想が根強く、
西洋文化への反発があった)。
また、中国が前述の塞外民族による侵略を受けると、朝鮮半島も戦乱に巻き込まれた。


さらにその後、朝鮮半島では地政学的に大陸勢力と海洋勢力が衝突してきた、という。
このため、朝鮮民衆の間では「鯨の争いでえびの背中が割れる」との諺があったらしい。
このように、朝鮮半島は周囲の大国に挟まれた小国※として、歴史的に翻弄されてきた。


その意味で、現在の朝鮮半島における南北分断も、民族と国家の運命が周囲の大陸によって翻弄されてきたこの半島の歴史的経緯の象徴的悲劇ともいえよう。
むろん、朝鮮近代史において、現在の南北分断状況は日清戦争以来反復されてきた歴史状況の続きでもある。


※　現在の朝鮮半島の総面積は、日本の５９％弱である。これは、わが国の本州に比べられる。
　　しかも、朝鮮半島の約８割が山地である。
　　ちなみに、現在の中国は、面積で世界第４位(日本の約２５倍)である。

誤　　周囲の大陸
正　　周囲の大国


>李氏朝鮮末期は既に独立国と呼べるような状態ではなく、事大主義を安全保障上も取らざるを得ず、高宗や閔妃は政変が起るたびに、清、ロシア、日本など様々な国に事大先を変え


ロシアが義和団事件に乗じて撤収せずに満州を占領、その後１９００年馬山浦租借、１９０３年竜岩浦基地建設など、
朝鮮にも触手を伸ばしてきた。この朝鮮半島におけるロシアの勢力拡大に伴って、朝鮮に親露政権が成立した。
たしかにこれは、朝鮮が清からロシアへ「河岸を変えた」ものともいえる。


ただ、日本すらも伊藤博文らが「満韓交換」とよばれる日露協商を主張して、満州のロシアによる占拠黙認と引き替えに、
韓国(１８９７年に大韓帝国と国名を変えていた)に対する日本の支配権を認めてもらおうとしていた。