【インターエデュからのお知らせ】旬な話題カテゴリーにおいて悪質な荒らし行為が見受けられたため、
一部のホストからの接続による書き込みを一時的に停止しております。
「規制ホスト:t-com.ne.jp」
該当の環境をお使いのユーザーのみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

最終更新:

949
Comment

【2147325】(続)子供の年間放射線許容量は、いまだ20ミリシーベルト!

投稿者: アトム   (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 05月 30日 13:39

「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト???」というスレッドで、情報・意見交換をするなかで、
“子どもを守りたい親として、今何をすべきか”多くの方々と共に考え、見えてきたものが多くありました。
(スレッドに集まった有益な情報・意見などをまとめたブログも、参加して下さった方のご厚意により始まりました!:http://takopunch.blog27.f c 2.com/:間をつめて下さい)
是非、さらに多くの皆様の御意見・御協力をいただきたく、新スレッドに移行しております。
どうか宜しくお願いいたします。

4月19日の文部科学省からの通知により始まった、「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト」問題に関連して、4月29日、原子力災害対策における全ての関係機関の活動を把握し、提言する立場にあった内閣官房参与・小佐古東大大学院教授が、抗議の辞任をされました。
その際、小佐古教授は、その辞意表明文書を通して、私達に重大なメッセージ(参照:http://takopunch.blog27.f c 2.com/b l o g-entry-56.html :間をつめて下さい。)を伝えられていました。
それは、今現在、“関東・東北全域の子ども達”が、“過去の重大な被ばくの事実”を知らされることもなく、さらなる被ばくに晒され続けているという現実でした。

5月27日、文部科学省は、“学校で子ども達が受ける放射線量”について「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指す。」と目標を示しました。福島のみならず、国内外から批判の声が上がったことが背景にあったと思われます。
(参照:http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm)
しかし、これはあくまでも目標値であって、高木大臣が「これまで申し上げたことの、より安心感を持っていただくための措置」と述べたように、今年度という曖昧な表現のもと、当初の予定どおり、夏期休業終了まで最大20ミリシーベルトまでという基準値は撤回しないという、“これまで申し上げたこと”に変更はない立場を固持したものです。

小佐古教授が、”未公開の被ばくの事実”を踏まえて、「基準値を年間1ミリシーベルトにすべき」と提言されたのは4月からの基準としてであり、文科省の予定している夏期休業終了の基準見直し時期など遅すぎることを前提にした提言であったことは明らかです。

今や、福島では、政府・専門家が”直ちに健康に影響ありません。安心して下さい。”と言い続けてきた“低線量放射線被ばく”を対象とした長期的疫学調査を行う方針が固まっています。
その疫学調査メンバーでもある、長崎大学大学院・山下教授は、“政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。”と発言されました。
この“放射能との静かな戦争”において、政府を初めとする行政機関は、日本の未来を支える子ども達を全力で守ってくれるどころか、責任すら取ろうとしない現実が、日々報道され続けています。

今や、子どもを守れるのは、私達「親」しかいないと感じるほどの現実が目の前にあります。

どうか、皆様、一緒に声を上げ、「子どもを守る」「日本の未来を守る」ために、立ち上がってはいただけないでしょうか。
関東・東北の子ども達は、収束の見えない原発により、長期にわたる被ばくリスクに晒されています。特に、福島の子ども達にとって、夏期休業終了まで、基準値見直しを待っていられるような被ばく状況ではないことは、小佐古教授の涙、そして辞意表明文書に書かれた“未公開の過去の被ばくの事実”からも明らかです。

皆様と一緒に上げる声こそが、この“放射能との静かな戦争”において、「子供を守る」最大の力となるはずです。
以下に、議論の対象となり得る問題点も挙げてみました。
皆様、御意見・御協力の程、どうか、宜しくお願いいたします。

* 年間20ミリシーベルトまでという基準値設定の意味と問題
* 集団疎開の必要性・可能性
* 避難を躊躇させている原発震災の被害者の方々の補償問題
* 食品の暫定的基準値および給食問題
* 政府・行政機関・専門家による放射能における啓蒙活動の問題点
* 国民を被ばくに晒してきた政府・行政機関の責任の所在問題

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「旬な話題に戻る」

現在のページ: 30 / 119

  1. 【2169504】 投稿者: ベクレル  (ID:uBSeYuIvHU2) 投稿日時:2011年 06月 16日 21:29

    福島原発から上空に漏れた放射性チリは、約70京ベクレル。海に流れた方はハッキリしないが10京ベクレル程度と考えられる.
    つまり、福島原発から環境へ漏れた量はおおよそ100京ベクレルだった。この量を少し落ち着いて考えてみよう。

    福島第一原発には1号機から4号機まであった。1号機、2号機、3号機は運転中だったので、原子炉の中に合計6亥4000京ベクレル(亥は本当は土偏で、ガイと呼ぶ)、プールに1400京ベクレルの放射線量があり、4号機は原子炉の点検中で、原子炉の中はゼロ、プールが2100京ベクレルだった。


    つまり、原子炉に6亥4000京、プールに3500京だから、合計6亥7500京ベクレルの放射線量があった。
    この内、100京が漏れたのだから、全体の0.15%が漏れたに過ぎない.もっとも、放射線量は運転が止まる(核分裂が止まる)と急激に少なくなるので、どこの時点をとるかで大きくことなる。

    まず100京ベクレルというのは、余りにとてつもない量なので、ピンと来ない。まずは、これを「日本国民あたり」にしてみると、100京を1億2000万人で割るので、
    「約80億ベクレル」となる。

    つまり国民一人あたり80億ベクレルというとてつもない量を、私たちはかぶり、これからの子供はそれを背負って生きていくことになる.

    さて、このことが判ると、「福島原発から出た放射性チリをいくら薄めても、将来の子供達が被曝する」ということがわかる。
    たとえば、福島の瓦礫を日本中に移動したり、ホウレンソウを基準以下だと言って生協が運搬したり、乳牛を北海道に移動すると、
    「人間の手で放射性チリを全国にばらまく」
    ことになり、しかも日本人一人あたりの量がとんでもなく多いので、永久に日本列島が汚れてしまう。

    さらに、秋になって台風が来て強い風が吹くと、放射性チリの多いところから、また全国にばらまかれる。

    1) 放射性チリは100京ベクレルほど出てしまった、
    2) これは国民一人あたり80億ベクレルにもなる、
    3) 薄めても危険な状態になり、日本列島が全部、汚染される、
    4) だから、福島のものを他県に絶対に出してはいけない、
    5) 東京など周辺の地域もできるだけ早くチリを集めなければならない、
    6) 国家が福島を除染して、原発近くにチリや土壌を移動し、そこで処理を急がなければならない、
    7) 半減期が30年ということを考えると、早くやらないと100年、禍根を残す、


    ということなのだ。

  2. 【2169819】 投稿者: 大出  (ID:AtvI3oo3HeE) 投稿日時:2011年 06月 17日 02:26

    100mSv/yで安全出る事を示す資料:http://www.iips.co.jp/rah/kangae/lowdose/100msv_s.htm

    20mSv/y(しかも暫定基準)が危険という「科学評論家」は、全くの勉強不足なんですね。

    このような掲示板で「20mSvは危ない」などと誤情報を流すから、福島の酪農家の方が自殺された。
    お子さんとフィリピン人の奥さんは、あなた方のデマを信じて、フィリピンに避難された。
    避難する必要等全くなかったにもかかわらず。家族の離散は厳しい。

    そして、あなた方が「福島の農産物は危険」とのデマを流すから、搾乳できずに、
    事実上の失業状態。

    ここのような不安しか煽らない放射線のデマ情報により、酪農家は追いつめられてしまった。

  3. 【2169830】 投稿者: 参考までに  (ID:/E.B.gB03nc) 投稿日時:2011年 06月 17日 03:05

    大出様

    下記についてご存知でしょうか?
    ブログ掲載の時系列まとめの途中ですが、資料等参考までに。



    たこぱんち様

    ブログ掲載分はもう少し調べてからお願いしたいと思っています。
    そのときはよろしくお願いします。


    【1】.中央防災会議の存在(法で定めた手順を無視)

     しかも肝心の震災対応は後手に回る。その証拠に政府の中央防災会議は一度も開かれていない。
     中央防災会議は首相と全閣僚、日銀総裁、日本赤十字社社長、有識者らで構成される正式機関。自民幹部は「首相はそういう会議があることを知らないのではないか」といぶかしがる。

     にもかかわらず「官邸主導」をアピールしようと矢継ぎ早に本部を設置した。被災者生活支援特別本部、原子力災害対策本部、電力需要緊急対策本部-。これら本部からバラバラに指令が飛びかっており、ある経済官僚は「指揮命令系統が混乱を極め、わけがわからない」と悲鳴を上げる。
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110320/stt11032021590006-n2.htm


    そもそも防災対策基本法第11条第4項において、「内閣総理大臣は、非常災害に際し一時的に必要とする緊急措置の大綱を定める場合には中央防災会議に諮問しなければならない。」 と定められているにもかかわらず、大震災発生後、これまで一度も中央防災会議は開催されていない。また、政府が定めている「防災基本計画」でも、第2章防災の基本方針の中で、「適切かつ速やかな災害復旧・復興」が掲げられ、被災地域の復旧・復興の基本方向の早急な決定と事業の計画的推進等が明記されているが、こうしたことが守られていない状態にある。
    http://www.tkfd.or.jp/topics/detail.php?id=265



    図2-1-1 中央防災会議(以降図2-1-8まで関連図あり)
    http://www.bousai.go.jp/hakusho/h16/BOUSAI_2004/html/zu/zu1201010.htm




    【2】.大規模な原子力総合防災訓練の意味は?

    原子力防災:緊急事態になったら
    http://www.atomin.go.jp/reference/atomic/disaster_prevention/index03.html#disaster_prevention02

    ◆平成22年度原子力総合防災訓練について(速報)
    http://www.youtube.com/watch?v=9tTGdW5sEc0
    http://www.bousai.ne.jp/vis/kunren/mext/sougou/sokuhou/sokuhou_2010.p●df
    >訓練は、「浜岡原子力発電所3号機において、原子炉給水系の故障により原子炉水位が低下し
    原子炉が自動停止。その後、非常用炉心冷却装置等が作動するものの、相次ぐ故障により、原子
    炉の全ての冷却機能が喪失し、放射性物質の放出のおそれがある事態を想定する。」ことで実施された。

    >文部科学省では、文部科学省原子力災害対策支援本部を設置するとともに、政府原子力災害
    現地対策本部への職員派遣や専門家の派遣要請を行う訓練を実施した。また、緊急時迅速放射
    能影響予測(SPEEDI)ネットワークシステムによる放射性物質拡散予測の実施などの訓練を行った。

    ◆防護対策を必要とする区域の概念図(扇形)
    http://www.atomin.go.jp/img/reference/atomic/disaster_prevention/22030503_02.gif

    ◆平成22年度原子力総合防災訓練 防護対策区域(扇型)
    http://www.jnes.go.jp/bousaipage/kunren/2010/details/pdfFile_3/files/20101026105550.p●df

    ○脇雅史君
    去年の10月20日でございますが、22年の10月20日、21、非常に大事な催しがあったわけですが、このことは御記憶ですか、総理。

    〇内閣総理大臣(菅直人君)
    突然の御質問ですので、何を指されているか分かりません。

    ○脇雅史君
    実は、この日は原子力総合防災訓練というのをやっていらっしゃるんですね。これは本部長として菅内閣総理大臣、私がいただいたこの紙には書いてあります。20日、21と総合防災訓練をされていた。そのときに、どういうテーマで訓練されたか覚えていらっしゃいますか。

    〇内閣総理大臣(菅直人君)
    詳しい内容については記憶しておりませんが、やはりこうしたいろいろな地震等を想定したことではなかったかと思っております。

    ○脇雅史君
    またあきれちゃうんですけど、これ大変なことですよ。

    私、やっぱり日本の国、大したものだと思うんですが、ちゃんと訓練しているんですね。その訓練に事故の想定という項目があるんですが、原子炉給水系の故障により原子炉水位が低下し原子炉が自動停止、その後の非常用炉心冷却装置等複数の設備故障により万一放射性物質が放出された場合、その影響が発電所周辺地域に及ぶおそれがあるとの想定と、まさに今回と同じことを想定しているんじゃないですか。そのことについて何の記憶もないんですか。何のための訓練だったんですか。あなたが本部長として参加されているんですよ。本当に覚えてない。どうぞ。

    〇内閣総理大臣(菅直人君)
    少なくとも私にとって、そうした原子力のいろいろな事故は、過去においても海外においても多くありましたし、日本では臨界事故というものが最も大きかったわけでありますから、そういった意味で一般的な認識は持っておりましたし、そういう想定に立ってのそうした訓練が行われたということは御指摘のとおりだと思っております。

    ○脇雅史君
    政府が総理までお入りになった訓練をやるということの意味が全くないですね。せっかくこういうことを想定してやっているのに、何も動いてないじゃないですか。

    経産大臣、覚えていらっしゃいますか。そのときは大畠さんだけど。

    〇国務大臣(海江田万里君)
    脇委員にお答えをいたします。

    昨年の10月でございますね。私は経産大臣ではございませんでしたので、申し訳ございませんが、覚えておりません。

    ○脇雅史君
    大畠さんにお願いします。

    〇国務大臣(大畠章宏君)
    お答えを申し上げます。

    この浜岡での原子力事故の対策については覚えております。

    ○脇雅史君
    あったことだけ覚えていたって意味がないので。

    またまた驚くべきことがあるんですが、さっき総理は余り法律とか計画、目を通されていないというお話でしたが、防災基本計画というのは国家として持っているんですね、きちんと。マニュアルです。いろんなときにどうしたらいいかと決める。その防災基本計画の中にも、原子力の訓練はしっかりやらねばならぬと書いてあるんですね。その中に何と書いてあるかと。訓練をしたら、その訓練の結果、様々な検討をして、専門家の意見も聞いて、変えるべきことがあったら変えなさい、きっちりやりなさいと書いてあるんですよ。

    その報告どうなっていますか、海江田さん。これは今の大臣の責任だよ。

    〇国務大臣(海江田万里君)
    その昨年の10月のことについて、それがどういう報告がなされたかということは、申し訳ございませんが、私は承知しておりません。

    ○脇雅史君
    実はまとまっていないんですよ、驚くべきことに。取りまとめ中と書いてあるんだけれども、私は本当にあきれているんですよ。今度の様々な行動も、こういう基本的な対応があるからこれだけ膨らんでしまったんですよ。必ずしも、初めてのことだし、大変なことが起こったと思う、全部が皆さん方、今の政府が悪いとまでは言わないけれども、しかし少なくとも、この訓練の結果を見る限り、全くやる気がない。政権交代、政権交代と叫ばれていましたけれども、政権交代をするというのはそういうことを全て引き受けるんです、そういう責任をね。その努力が何にもなされていないということに、私は本当にあきれています。

    深刻に反省すべきですよ。どうですか、総理。

    〇内閣総理大臣(菅直人君)
    率直に申し上げて、そういう御指摘そのものには十分反省をしなければならないと思っております。と同時に、総理という役割はまさに森羅万象のことに対して対応しなければなりませんので、それぞれの役割が内閣全体としてはあるわけでありますから、私が細かいところまで全てを知っているかと言われれば、率直に申し上げて、そこまでは承知をしていない。

    ただ、先ほど来申し上げておりますように、この原子力災害特別措置法ができたベースになったあの臨界事故の問題とかチェルノブイリとか、そういった問題については私なりに知見を持っている、このように考えております。
    http://www.waki-m.jp/diet/20110418-p002.html

    長文になり申し訳ありません。

  4. 【2169871】 投稿者: たこぱんち 大出<小出  (ID:LjzRk8thR5E) 投稿日時:2011年 06月 17日 07:31

    飲食物摂取制限に関する指標。平成10年度に原子力安全委員会が出したこのガイドラインが現在の規制値の根拠。
    http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000018iyb-att/2r98520000018k4m[削除しました]
    今、想定外とか言ってるけど、想定してらしい痕跡がありますが?
    だからこそ国は一時的にでも 酪農家に対し原乳の集荷規制をされたのですね?

    原発被害地の酪農家の方々は
    こんな小さな掲示板のデマを信じて搾乳した原乳を捨てたり、乳牛を手放したわけではないでしょう?

    掲示板ですから、どんな主張があってもいいというのが大前提ですが
    自殺までされた方の人生のバックグラウンドまで引き合いに出して
    こんな所で主張しなければならない信念って何ですか?
    さすがに反吐が出ます。

    不勉強というなら、素人の主婦でも納得できるような具体的な主張をなさいませ。

  5. 【2169875】 投稿者: たこぱんち 削除規制  (ID:LjzRk8thR5E) 投稿日時:2011年 06月 17日 07:34

    ↑ 削除された所はいつもの「ピーディーエフ」です。すみません
    http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000018iyb-att/2r98520000018k4m.p●df

  6. 【2170200】 投稿者: 放射能量パニック症候群羅患者の方へ  (ID:Brhc8eHBTzU) 投稿日時:2011年 06月 17日 12:36

    ★放射能量について、いろいろ心配されている方も多いかと思います。

    リチャード・コシミズ ブログ(6/17 10:35)
    上記内容でUPされていますので、興味のある方はどうぞ
    チェックしてみてください。

    目から鱗!です。。。

  7. 【2170205】 投稿者: よもぎ  (ID:O5.uQtqAEuo) 投稿日時:2011年 06月 17日 12:39

    みなさま

    お疲れさまです。

    ちょっと前ですが、日曜日の福島民報の記事です。
    身近な新聞が取り上げてくると地域で共通認識が深るかしらと思います。
    心配を孤独に思う母親が減ることを願っています。

    ********************************************************
    子どもに配慮を 学校の年間20ミリシーベルトは問題 放射線、人体への影響 放射線医学総合研究所主任研究官 崎山比早子さん
    2011/06/12 福島民報 25ページ

     福島第一原発事故で放射線影響への懸念が高まる。放射線医学総合研究所の主任研究官などを務め、この問題に詳しい崎山比早子さんに聞いた。
       ×   ×
     -放射線が生体に影響を与える仕組みは。
     「命は、たった一つの受精卵から始まり、受精卵が分裂・増殖と分化を繰り返し、大人になると約六十兆個もの細胞になる。全ての細胞が同一の遺伝子(DNA)を受け継いで分裂していく。全身に一ミリシーベルトの被ばくをするということは、全ての細胞の核に平均一本の放射線が通ることを指す。放射線が核の中のDNAに当たると、DNAの鎖が切断される。細胞は傷を治そうとするが、修復過程で間違いを起こすと、がんの原因になる」
     -子供への影響が懸念されているが。
     「子供は細胞が盛んに分裂しているため、放射線の障害を受けやすい。特に造血部や性腺など細胞分裂が盛んな部位ほど傷つきやすい。政府は計画的避難区域や校庭の活動制限の基準に年間二〇ミリシーベルトという線量を採用しているが、年齢による影響の差を考慮しない議論は論外だ。最近の米国での報告ではチェルノブイリ事故から二十五年後、当時胎児や幼児だった子が生殖年齢に達し、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアで、不妊や流産など生殖系の異常が増えたと指摘されている」
     -生活の留意点は。
     「食べ物による内部被ばくには特に注意が必要だ。放射線の影響などについて知りたいとの要請に応えて各地に出張して講演をしている。今やお母さんたちは、自分で調べて判断する力をつけ、子どもを守らなければならない」
     -低線量の影響はないとの指摘もあるが。
     「『放射線被ばくに安全値はない』というのが国際的合意事項。五月二十日に原子力安全委員会は『低線量放射線の健康影響について』という文書の中で、『一〇〇ミリシーベルトの被ばくは、がん死亡のリスクを0・55%上乗せする。それは(自然)変動の範囲内だ』と発表した。もし感染症など因果関係が明確なものであれば、大問題になるのに、なぜ、放射線だと平気でこのように言えるのか。0・55%を背負うのは若い世代だ」
     -原子力開発をどうみるか。

  8. 【2170216】 投稿者: アトム(学校給食と食品の暫定規制値)  (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 06月 17日 12:54

    皆様、引き続き、有り難うございます。

    やっと、学校給食における「戦い方」といいますか、「問題点」について、ブログにアップしました。
    「学校給食と食品の暫定規制値」
    http://takopunch.b log27.f c2.com/bl og-entry-123.html (間つめてください)
    になります。
    ちょうど前の「たこぱんち」様がご紹介されている資料も含め、厚生労働省・食品安全委員会等の議事録・資料をもとに、
    「暫定規制値」について理解したなかで、見えてきたものをまとめてみました。
    この問題については、まずは、横浜市等の教育委員会側の拠り所である「暫定規制値」の問題点から追求すべきと考え、まとめたものになります。
    「なずな」様御提案の「西日本産を」という要望も、「参考までに」様がご紹介下さった「理想的な落としどころ」も、
    「暫定規制値の問題点」を保護者と教育委員会が共有できれば、スムーズに話が進むのではないかと考えております。
    第二弾では、御提案・ご紹介してくださった内容も含めた「リスクコミュニケーション」のあり方、
    そして、具体的な「暫定規制値の中身」について紹介したいと考えています。
    御提案して下さって、有り難うございます!引き続き、御意見・情報など、宜しくお願いいたします。

    以下に”問題点まとめ”部分を添付しておきます。
    ご参照いただき、御意見等、いただけましたら幸いです。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    【暫定規制値の問題点まとめ】
    1:現在の飲食物の「暫定規制値」は、健康影響における濃度基準ではない。
      今回の暫定規制値のもととなった「飲食物摂取制限に関する指標」(原子力安全委員会)は、
      飲食物中の放射性物質が健康に悪影響を及ぼすか否かを示す濃度基準ではない。
      緊急事態における介入のレベル=防護対策指標として、経済的社会的な条件も考えたものである。
    2:世界初の放射性物質放出が長期化する事故における指標としての妥当性には問題がある。
      ICRPが緊急事態(数日から長くて10日)として想定しているシナリオの中にはない状況であることから、
      ICRP等の防護対策指標を基にすること自体、妥当であるかどうかも問題。
      よって、3月29日の食品安全委員会の「放射性物質に関する緊急とりまとめ」でも、緊急ゆえか、
      「暫定規制値の妥当性について検討したものではなく、今後、必要に応じた適切な検討がなされるべきである。」
      と結論している。
    3:食品による内部被ばくのみでなく、外部被ばくと合わせた評価がなされていない。
      (もととなっている原子力安全委員会の「暫定規制値」は、ヨウ素、セシウム(ストロンチウム含む)、ウラン、
      プルトニウム・超ウラン元素における内部被ばく量だけで、17mSvの実効線量になる。)
      データの集積システムにも課題があり、人の総被ばく線量の推定が不十分で、健康影響の評価ができていない。
    4:発がん性のリスクについての詳細な検討は行えていない。
      放射性物質の遺伝毒性発癌性のリスクおよび胎児への影響に関する検討が必要。
    5:ストロンチウム、ウラン並びにプルトニウム及び超ウラン元素のα核種、について検討がされていない。
      そもそも、環境中にどの程度放出されたか等の情報があまり得られていない。
      これらの核種の健康影響を考えると、特にストロンチウムは無視出来ない核種である。

    【結論】
    現況は、「地産地消」などとは言っていられない
    「世界初の長期間継続して放射性物質が放出されている蓋然性のある事態に直面している」。
    学校給食という、全児童を対象にした「子どもが健やかで元気に育つことを可能な限り保証しなければならない」食育の場において、
    上記のような健康影響ではなく、経済的社会的条件を考慮した、発がん性リスクすら詳細な検討がされていない、データ集積も課題のある
    「さまざまな検討課題が残ったまま」の「緊急事態」の「暫定規制値」をもって、安易に、この暫定規制値を下回った食品使用が、
    人体への影響において「このような理由から安全である」などと結論すべき状況でないことは、明白である。
    薬事・食品衛生審議会が厚生労働省に求めたように、サンプリング調査のみならず、
    保護者との「リスクコミュニケーションの内容及び機会の拡充」が必要である。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    長くなったので、一旦、ここで投稿いたします。

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す