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【2147325】(続)子供の年間放射線許容量は、いまだ20ミリシーベルト!

投稿者: アトム   (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 05月 30日 13:39

「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト???」というスレッドで、情報・意見交換をするなかで、
“子どもを守りたい親として、今何をすべきか”多くの方々と共に考え、見えてきたものが多くありました。
(スレッドに集まった有益な情報・意見などをまとめたブログも、参加して下さった方のご厚意により始まりました!:http://takopunch.blog27.f c 2.com/:間をつめて下さい)
是非、さらに多くの皆様の御意見・御協力をいただきたく、新スレッドに移行しております。
どうか宜しくお願いいたします。

4月19日の文部科学省からの通知により始まった、「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト」問題に関連して、4月29日、原子力災害対策における全ての関係機関の活動を把握し、提言する立場にあった内閣官房参与・小佐古東大大学院教授が、抗議の辞任をされました。
その際、小佐古教授は、その辞意表明文書を通して、私達に重大なメッセージ(参照:http://takopunch.blog27.f c 2.com/b l o g-entry-56.html :間をつめて下さい。)を伝えられていました。
それは、今現在、“関東・東北全域の子ども達”が、“過去の重大な被ばくの事実”を知らされることもなく、さらなる被ばくに晒され続けているという現実でした。

5月27日、文部科学省は、“学校で子ども達が受ける放射線量”について「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指す。」と目標を示しました。福島のみならず、国内外から批判の声が上がったことが背景にあったと思われます。
(参照:http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm)
しかし、これはあくまでも目標値であって、高木大臣が「これまで申し上げたことの、より安心感を持っていただくための措置」と述べたように、今年度という曖昧な表現のもと、当初の予定どおり、夏期休業終了まで最大20ミリシーベルトまでという基準値は撤回しないという、“これまで申し上げたこと”に変更はない立場を固持したものです。

小佐古教授が、”未公開の被ばくの事実”を踏まえて、「基準値を年間1ミリシーベルトにすべき」と提言されたのは4月からの基準としてであり、文科省の予定している夏期休業終了の基準見直し時期など遅すぎることを前提にした提言であったことは明らかです。

今や、福島では、政府・専門家が”直ちに健康に影響ありません。安心して下さい。”と言い続けてきた“低線量放射線被ばく”を対象とした長期的疫学調査を行う方針が固まっています。
その疫学調査メンバーでもある、長崎大学大学院・山下教授は、“政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。”と発言されました。
この“放射能との静かな戦争”において、政府を初めとする行政機関は、日本の未来を支える子ども達を全力で守ってくれるどころか、責任すら取ろうとしない現実が、日々報道され続けています。

今や、子どもを守れるのは、私達「親」しかいないと感じるほどの現実が目の前にあります。

どうか、皆様、一緒に声を上げ、「子どもを守る」「日本の未来を守る」ために、立ち上がってはいただけないでしょうか。
関東・東北の子ども達は、収束の見えない原発により、長期にわたる被ばくリスクに晒されています。特に、福島の子ども達にとって、夏期休業終了まで、基準値見直しを待っていられるような被ばく状況ではないことは、小佐古教授の涙、そして辞意表明文書に書かれた“未公開の過去の被ばくの事実”からも明らかです。

皆様と一緒に上げる声こそが、この“放射能との静かな戦争”において、「子供を守る」最大の力となるはずです。
以下に、議論の対象となり得る問題点も挙げてみました。
皆様、御意見・御協力の程、どうか、宜しくお願いいたします。

* 年間20ミリシーベルトまでという基準値設定の意味と問題
* 集団疎開の必要性・可能性
* 避難を躊躇させている原発震災の被害者の方々の補償問題
* 食品の暫定的基準値および給食問題
* 政府・行政機関・専門家による放射能における啓蒙活動の問題点
* 国民を被ばくに晒してきた政府・行政機関の責任の所在問題

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  1. 【2195419】 投稿者: 一人の後ろ  (ID:ihcS2r4O.Og) 投稿日時:2011年 07月 07日 20:37

    http://blog.goo.ne.jp/yi78042/e/0753e643211a4a1cf●841●e6a482333847

    ツイッターで話題になっっているブログです。
    いろいろなお考えの方がいらっしゃるのは承知なので、このブログの大量の賛否のコメ欄もご一読されるとよいかと思います。
    (くれぐれも、荒さないでくださいね。ちょっと心配w)

  2. 【2195616】 投稿者: おしえて  (ID:tQ8p0BOGHmI) 投稿日時:2011年 07月 07日 23:05

    残念さま

    そもそもプルトニウムやストロンチウムを内部被曝した後に
    その内部被曝量を測定する方法があるのでしょうか?

    セシウム137のようにガンマ線を出す核種であれば事後的に
    測定は可能でしょうが。そうでなければ難しいと思いますがどうなんでしょう。

    尿から推定するのでしょうか?

  3. 【2195636】 投稿者: 残念  (ID:UZL6FEKjNGk) 投稿日時:2011年 07月 07日 23:18

    おしえて様
    お返事ありがとうございます。
    プルトニウムなどは、なんとなく比率として少ないと思っていましたのであまり考えていませんでした。
    ただ、そう考えますと、外部被ばくも線量計がなければわからないような気もします。

  4. 【2195716】 投稿者: 質問  (ID:lQ0aCxDcIGA) 投稿日時:2011年 07月 08日 00:08

    もう書き込まないって書いたのにすいません。
    一言だけ。
    一人の後ろさん
    素晴らしいブログを教えてくださってありがとうございました。
    とてもとても心に響いて、いろいろ考えさせられました。
    ちょっと勇気ももらいました。
    感謝いたします。

  5. 【2195745】 投稿者: ROMer(悲しいことばかりで、考えるのをやめたくなるけれど)  (ID:a0qMJrvIMIw) 投稿日時:2011年 07月 08日 00:39

    「安全なのに、危険だと言われる」と悲しい思いをなさっているこのブログ主と同じように、

    「危険なのに、安全だと言われて退避したくても、家族に糾弾され、近所の人の前では口に
    出せない」という人たちも今もいる。思いだして!それもまた、事故後数ヶ月たって、
    ようやく聞いてもらえるようになった声。

    両方の立場の人がいる。

    原発事故を起こしたのは、エライ人たちの決定の結末だ。

    被害に遭って、さらにその中でこうした悲しい行き違い、考えの違いにより、生活の不便に加えて、
    大事な人たちとの人間関係がこわれてしまうのは、一般市民。

    一般市民の間で、もめてしまうのはかなしい。でもこの状況では仕方ないのか。

    それぞれが、それぞれの道を、ただあるいていくしかない。自分が役に立つことがあるとおもえば、
    上げられる声にこたえて手をさしのべるしかない。

    避難・疎開、そんな簡単にできるはずがない。将来の展望が持てるはずがない。でも、今の危機を
    逃れたいと思う人が、そこにいる限り、いつでも来てください、という場所を用意するのが、当事者
    以外には精いっぱい。

    手をさしのべることが、自分をかりたてて行動することが、誰かの痛みになるなんて、「つらい」と
    言う言葉では表現しきれない。絶望したくなる。

    とにかく、行政に、声を届けるしかない。
    「より安全な食べ物を。より安全な土壌を。」
    「そのために、正確な数値のわかる調査を、広範囲で!」
    「第二の原発事故を起こさないで!」

  6. 【2195764】 投稿者: 参考までに  (ID:/E.B.gB03nc) 投稿日時:2011年 07月 08日 01:09

    誰の言っていることが正解なのでしょうか?

    わかっていることは「わからない」ということだけなので、
    迷わずに自分の選択を信じて進むしかないと思っています。
    そして何年か後に、「心配しすぎたね」と笑いあいたい。

    あるブログからの一部転載です。
    ----------------------------------------------------------------

    1、最低の言葉と最高の言葉

     前回メールで最低の言葉を紹介してしまいました。山下俊一、県アドバイザーの「自主避難は過保護。この放射線量のストレス下で子どもに苦労をさせろ。あとは自分と県民との我慢比べ」という新聞インタヴューでの発言。
     あまりにも醜悪なこの発言が、教育者ぶって発せられたところに、ますます最悪の度合いを増していると感じます。

     だから、今日のメールでは、最高の言葉を紹介したいと思います。
     宮城県でいちばん放射線量の高い地域(空間線量でずっと1マイクロを超えてた)から避難した友人に昨日長いメールをもらいました。素敵な田舎に移住して、3年間キャンプ生活しながら家族全員で手作りの家を建てました。文字どおりに手作りです。その完成させたばかりの家を捨てました。

     旦那さんはなんら迷うことなく移住を決め、「家を建てたのは大成功。みんなでよく頑張ったね。さあ、次はみんなで何しようか」、と家族に言ったそうです。
     僕も建てている最中のときに子どもを連れて遊びに行ったことがあります。そののどかな風景を直接に知っているだけ、この言葉を発することの凄さを感じます。

     そしてこのメールをくれた彼女は、「家も仕事も捨てて避難して、でもとても幸せだよ」と発信したいのだそうです。でも、その裏にはどれだけの悔し涙が流されてきたのか、僕も身をもって知っています。だからそのことを思うとつらいのだけれど、そこで「幸せだ」と言えるだけの強さで未来を見つめていることに、強く強く胸を打たれるのです。

     本当はいただいたとても長いメールを全部読んでもらいたいのですが、でも、遠からずご自分で発信を始めることでしょうから、それまで待ちたいと思います。いまはほんの一部だけのお裾分け。
     こんな素晴らしい言葉を届けてくださったことに感謝。〈3.11〉以降に触れた、最高の言葉です。
    http://hayao2.at.webry.info/201107/article_2.html

  7. 【2195783】 投稿者: 参考までに  (ID:/E.B.gB03nc) 投稿日時:2011年 07月 08日 02:36

    前のレスですが、「人生の選択」というか「今の状況への向き合い方」というか、広い意味で書きました。気になりましたので、付け加えておきます。

    ---------------------------------------------------------------
    後悔したくない わが子と「県外脱出」探る母 2011年7月 4日
    http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/07/post_1494.html

     3・11以前の福島はもうない。地震、津波、さらに原発事故という例のない震災は、県民にこれまでとは異なる価値観や考え方を強いている。放射線の恐怖、漂流する住民と自治体、手探りの補償交渉...。県民は国や東京電力という巨大組織、世の中の風評などと向き合いながら、新しい福島の姿を描かなければならない。この大難をどう乗り越えればいいのか。県民が悩み、もがく姿を伝える。

         ある朝突然、娘の友達が顔を見せなくなった。

     福島市の幼稚園に長女を通わせるお母さんが嘆く。昨日まで娘と遊んでいた友達が、前触れもなく次の日から来なくなってしまうのだという。
     誰もが放射線を不安に感じている。その影響かどうかは不明だが、県全私立幼稚園協会によると5月末現在、転園や休園した園児は1555人に上る。例年ならあり得ない数字だ。

     義務教育の小中学校より幼稚園の方が「県外脱出」のハードルは心理的に低いとみられる。周囲に相談して余計な波風を立てるより、何も言わずに引っ越してしまった方が精神的な負担が小さく感じられるらしい。
     3日、福島市の福島大では市民グループ「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が、反原発を主張してきた作家広瀬隆さんの講演会を開いていた。「議論している時ではない。すぐに子どもたちを避難させるべきだ」。広瀬さんの言葉に背中を押されたのか、講演終了後は避難・疎開の相談コーナーに人だかりができた。

     避難したくても経済的な問題や家庭の事情で無理だったり、放射線に対する考え方が違ったりするため、母親同士でも込み入った相談には臆病になる。ネットワークの吉野裕之さん(45)は「国が大丈夫と言っているため、避難を後ろめたく感じる保護者は多い」と感じている。
     出て行こうとする人が求める情報は市町村の窓口には乏しい。受け入れ情報は市民団体に集まってくる。ネットワークには避難情報を求める母親らからこれまでに約500件の相談が寄せられている。
     吉野さんは原発事故から4カ月近くたち、母親たちに焦りの色が見えると感じる。放射線の数値が動かなくなり、行政の除染対策も後手後手の中、孤立感を深めているのではないかと見る。

          山形県の相談窓口には3日も電話が続いた。

     福島市から近い山形県は人気の避難先だ。県が上限6万円の民間アパートを1年間補助する。家電製品の貸与もある。ほぼ枠は埋まったが、問い合わせは途切れない。
     4歳から6カ月まで3人の子どもを持つ福島市森合の主婦(32)は「放射線がどのくらいなら安全なのか分からない。後悔したくない」と、8月から米沢市に避難することにした。3年前に建てたマイホームに残る夫(33)とは二重生活になる。1年後にどうなっているか今は想像できない。

     避難生活が長引けば考えも変わる。新潟県湯沢町のホテルに4月2日から避難している南相馬市鹿島区の主婦(39)は最近、新潟市の隣の燕市にアパートを借りた。夫(38)は新潟県内で仕事を探している。一歳の長男と家族三人で永住を視野に入れている。「福島に帰りたいけど、放射線のことを考えると仕方がない」と思うようになった。

     保護者の不安を少しでも減らそうと市町村も苦闘する。3日、福島市内の福島テルサで国の現地対策本部が開いた放射線の健康影響に関するセミナーでは、首長らが住民を安心させる情報を得ようと質問していた。講師は「年間20ミリシーベルト以下では健康に影響は出ないと考えている」と述べたが、安全の確証が得られたわけではない。

     福島市の小中学校では先月下旬までに約250人が転出した。夏休みにはまた動くと考えられる。佐藤俊市郎教育長は「学校や通学路の除染などの対策を実施しても、不安をぬぐえない保護者は多い。安心のため最大限の努力をする」と話す。見えない不安が親子も行政も包んでいる。

  8. 【2195794】 投稿者: アトム(正しく怖がるということ)  (ID:gJABbpY1M1g) 投稿日時:2011年 07月 08日 04:23

    皆様、引き続き有り難うございます。

    福島の小児科の方のブログ記事も拝見いたしました。
    お気持ちは良く理解できます。

    皆様に、今一度考えていただきたいことは、
    「正しく怖がる」ために、最も必要なことは、何かということです。
    知識は当然ある程度必要でしょう。
    しかし、それ以上に、その知識を活かして状況を判断するにあたって、必要な情報が十分得られているかということが大前提なのです。
    以前の投稿でも書きましたように、”データ・情報”を得てはじめて、知識を活かすことができるのであり、
    「正しく怖がる」判断、あるいは「正しく受け止める」ことができるのです。

    今回の福島の原発事故において、「正しく怖がる」ための、そうした”データ・情報”は「隠さず迅速に公開あるいは公表」されてきたでしょうか?

    上記の小児科の方にとって、小佐古氏の辞任は
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    年間20mSvの基準は許せないと、エライ学者さんが、泣いて記者会見した。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    というだけの意味しかなかったようですが、
    ”エライ学者さんが、泣いて記者会見”する事情を説明するために公開した辞意表明文書の中身を
    本当にご理解されているのでしょうか。

    約11.46mSv・約5.11mSv という試算値を出して、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    最初から、「年間20mSv」になんてなる訳がないことは、冷静に考えて計算すれば、わかることなのに。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    と書かれていますが、
    小佐古氏は、20になるかならないかではなく、”学問的見地”より1mSvにすべきだと訴えられていたのです。
    (尚、基準値についての小佐古氏の見解は、前回の投稿でご紹介したとおりです。)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    最も高かった3月20日前後の頃の被曝線量も計算に入れれば、合計はさらに上がるとも言う。
    でも、その時期、外歩きする子ども達は、ほとんどいなかった。
    みんな、息を潜めて、家の中にいた。
    外出は最小限で、小さいお子さんや赤ちゃんなんて、帽子やらマスクやらおくるみで、
    完全防備の状態だった。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    3月15日にはレベル7の放出量に達し、この15日と21日、二度の放射性雲が発生していたこと、
    そして、その放射性雲の大部分を占めたキセノン133が1100京ベクレル放出された事実を踏まえて書かれているのでしょうか?
    この希ガスによる被ばくは、マスクや屋内退避では防げないサブマージョンに基づく被ばくです。
    この被ばくによる甲状腺被ばく、その数値を関東・東北全域にわたって「隠さず迅速に公開」するよう
    小佐古氏が辞任してまで訴えたということは、
    *この被ばくが”未公開”のままであり、
    *かつ、その被ばく量が甲状腺被ばくとして無視出来ないレベルでおこり、
    *しかも、関東・東北全域にわたって起こった
    ことを示唆するものであること、ご存知なのでしょうか。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    さらに、内部被曝を考えてない、これも不届ききわまりない、という論調だ。
    たしかに、上記の数値に内部被曝の分を足せば、もう少し多くなる。
    でも、それが、将来に必ず影響を及ぼすのか?
    この時期、県内の野菜や原乳はほとんどが出荷停止だった。
    一般消費者の口にはいることは、なかった。
    中略
    給食のことでいわき市長が、瓦礫受け入れで神奈川県の川﨑市長が、槍玉に挙げられた。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ”この時期”とは、3月20日前後のことのようですが、内部被ばくが本格的に問題になってくるのは、
    まさに今からなのです。
    内部被ばくは、長期的問題であり、しかも現在の食品暫定規制値においては、健康影響評価も終わっておらず、
    安全だと誰も言えない基準値なのです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    福島の子ども達は将来、確実に放射線による健康被害が出るに違いない、と言っている。
    でも、本当に、そうか?
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    この疑問は大事です。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    人のからだは、軽いダメージであれば回復する力があるのだ。
    それを考慮せず放射線の積算量を計算し、それが全てからだに影響を及ぼすという理論。
    ここに、わたしは強い違和感を感じてしまう。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「軽いダメージ」であったのかどうか、放射線の積算量を計算せずして、どうやって評価するのでしょうか。
    体に影響を及ぼすかどうかは、組織荷重係数含めて、等価線量としても算出されます。
    当然、回復する力があるからこそ、数値と比べるわけであって、”それを考慮せず”の意味がわかりません。
    この理論に違和感感じるならば、他にどういう評価方法があるのでしょうか。。。。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    今、確実にわかっていることは、広島・長崎・チェルノブイリでのデータだ。
    これに基づいて、安全の基準が決められてきた。
    緊急時と、復興期と、平常時と。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    この基準を今回の福島に適応するにあたって、
    「世界初の放射性物質放出が長期化する事故における指標としての妥当性には問題がある。
     ICRPが緊急事態(数日から長くて10日)として想定しているシナリオの中にはない状況。」
    であること、食品安全委員会で、専門参考人として呼ばれた佐々木康人(社団法人 日本アイソトープ協会 常務理事)が指摘されています。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    当時旧ソ連だったチェルノブイリでは
    中略
    子どもに甲状腺ガンが増えたのは、この内部被曝によるものだとされている。
    だから、福島原発事故後の対応とは、かなり異なるのだ。
    上述のように、福島では事故後、かなり早い段階で、野菜や原乳の出荷に規制がかけられた。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    前回の投稿(甲状腺がんリスク評価)でご紹介したように、
    甲状腺がんリスクには、外部被ばく・内部被ばく両方考慮する必要があります。
    甲状腺がんリスクを内部被ばくだけで考えることは、「正しく怖がる」ことにはなりません。
    また、ヨウ素の暫定規制値における甲状腺がんリスクについては、まだ食品安全委員会で検討中なのです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    また、計画避難地域になった飯舘村や川俣町の山木屋地区でも、同じ事かも知れない。
    それでも、チェルノブイリの子ども達が受けたと推定される被曝量よりは、かなり少ないという。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    文科省の行った航空機による土壌汚染モニタリングでは、チェルノブイリを超える地域があったことも公開されています。
    また、3月末の甲状腺内部被ばく調査における問題点は、すでに以前の投稿で指摘したとおりですし、
    被ばく量を比較するならば、小佐古氏の訴えた未公開の被ばく量を知らずして比べることすらできません。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    福島の子ども達の成長だけではなく、いわれのない差別から守ること、
    守るだけではなく、顔をあげて堂々と生きていけるように、支えること、
    それがここで暮らすわたしたち大人の責務なのだと思う。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    このことは、旧スレッドで投稿してくださったfrom Fukushima様も「子ども達の心を守る」という、
    最も大事なことを指摘されておられると思います。
    この点は、全く同感です。

    結局のところ、この小児科の方が、こうしたブログ記事を書く背景になったのは、
    コメント欄にあった以下の文章にあるように、避難したくでも出来ない方々の存在であったと思われます。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    わたしは毎日100人前後のお子さんと接しています。
    外来診療を通して日々感じることは、
    現実には、ここを離れられない方々の方が多いなぁ、ということです。
    転居したくても生活状況からできない方々。
    ちゃんと情報を得た上で、ここで暮らすことを選ぶ方々。
    ネットなどでは、福島県の親は無知であるかのような不快な発言も目にすることがありますが、
    決してそうではないと思います。
    わたしは、そういう方々も応援したいのです。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    そして、そうした方々の存在踏まえて、ブログ記事内にて、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    では、避難・疎開した子ども達のやその家族を、まるごと将来にわたって支援して下さる?
    最終的な責任は国や東電だから、避難・疎開に関わる保証も要求すべきだ、という。
    でも、今の国や行政に期待できるか?
    子どもだけ、あるいは母子だけの避難・疎開は、長期にわたれば何らかの問題が出る。
    しかも、いつまで、という予測はまったくできない状況だ。
    かといって、家族ぐるみでの転居となれば、就業の問題が出る。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    と書かれています。
    この問題について、文科省第一回ヒアリングで専門家が意見述べられました。
    *鈴木副大臣からの質問
     「避難とか転地というのは、裏を返せば相当なストレスになるという理解でいいのか」
     長瀧氏:あらゆる「被ばく者として扱われたという体験」が関係する
         放射線と精神的影響というのは社会問題として大きく考えてもいい
     田中氏:疎開した子どもたちがストレスになるか、それは当然なる。
         疎開されて、もとに戻れない状況で前向きに何を考えるかというと、
         やはり保護者が不安を軽減できるように支援を行うということが一番重要になってくる
         子どもの自己効力感だけじゃなくて、保護者の自己効力感も上がる必要がある
         自己効力感を上げるような色々なツール(運動)は、ぜひ用意してあげるといい

    そして、ブログを書かれた小児科の方が信頼する山下氏は、二本松市の講演にて、
    「政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。」と述べられました。

    本来、こうした”同意のない放射能との戦争”を強いられ、
    「命の選択」を「個人の選択」としてしなければならない状況にあること自体が、ひとつの悲劇なのです。
    この悲劇において、「個人の選択」として”選択肢が無い”方々の存在を知るからこそ、
    この小児科の方なりに、”前向きに生きるため”の応援メッセージとして書かれた心境には、共感するものがあります。

    行政が責任持って、子供の健康最優先にするというスタンスのもと、
    移住先での保護者の自己効力感を上げる支援を十分に行う用意があることを示した上で、
    情報はすべて公開し秘密にせず、避難しますか?ここに残りますか?と福島の方々とリスクコミュニケーションすることができたなら、
    この小児科の方の応援メッセージも、おそらく違ったものになったのではないかと思うのです。

    しかし現状は、事故直後より露呈した政府の後手後手の対応に続き、
    誰も責任を取ろうとしないどころか、情報隠蔽の事実まで明らかとなり、政府や行政との信頼が崩れるなか、
    小佐古氏の内部告発まであって、その後の会見は官邸より守秘義務違反として中止にされ、
    二ヶ月の空白を経て漸く、小佐古氏は海外で”内部告発”することをWSJ通して表明されたほどです。

    「正しく怖がること」、本当はとても難しいことです。
    ここで、皆様と一緒に、「子供を守るため」に、有益な情報やご意見いただき、
    建設的な議論を通して、「正しく怖がる」ことで、かけがえのない子ども達のために声を上げ続けることを目指しております。
    引き続き、どうか宜しくお願いいたします。

    「参考までに」様
    ご尽力、重ねて御礼申し上げます。お返事までいただき、有り難うございました。
    私も、教職者として、このスレッド立てているわけでもありませんし、理解力に問題ある方がいたとしても、私の責任ではないと思っております。
    本来の目的に専念すべく、ブログ記事等、アップに努めたいと存じます。
    引き続き、宜しくお願いいたします。

    「おしえて」様「残念」様
    内部被ばく評価に関する情報です。ご参照ください。
    http://www.remnet.jp/lecture/forum/sh10_02.html

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